《リーンカーネーション 小學生に戻ったおれ》ひとみ君 再登場

いつもと同じ學校生活、その雰囲気を一変させる出來事が始まった。それは、小宮山さんが俺たちのクラスに駆け込んできたことから始まった。

「佐藤くーん!!校門に中學生が來てるわよ・・・私が絞めておこうか?」

相手は中學生だ。小宮山さんに怪我をさせるわけにはいかない。

「いいよ、俺が行くよ」

そこまで言うと小宮山さんが

「あいつは、中2の朝倉ひとみっていう。普段は真面目そうにしていて、年下のの子を見ると不良ぶって、聲をかける奴で、案外、気の弱い奴だから、私でも十分だけど」

「どうして、小宮山さんが知っているの?」

実は俺の周りには井上さん太田さん岡本さん山田さんの4人が囲んでいた。特に岡田さんは元カレだから複雑な心境なんだろうけどと思っていたら。

「あいつ、弱なんだよね。最初は、かっこいいこと言って、私も騙されたけど、サイテーな奴で、最後のデートの時なんか私の前でカツアゲにあって、自分が持っていないもんだから私から出してくれなんて言うんだよ・・ホント・・・サイテーなやつ」

そのサイテーさあっぱれな奴と言いたいけど、校門までやって來ていると言ことは、小學生相手にバカな奴に違いない。

「佐藤君大丈夫?」

「大丈夫だよ?」

すると今度は天野さんが教室に駆け込んできた。

「佐藤君!!決闘するんだって?」

「は?」

「やめて!お願いだから・・・」

「天野さん、心配しないで、大丈夫だから」

天野さんは涙ぐんで俺に抱きしめてきた。

「本當に・・・おねがい・・」

「大丈夫だって・・」

「本當?」

「本當だよ・・・」

すると周りの目は別な意味で殺気立っていた。

「恵ちゃん!!ずるい!!」

こうして、俺は一人校門へ向かった。傍から見れは、低學年に見える俺を見て、相手は楽勝と思ったのだろう。

「くぅら!!貴様!!人の捕っといて唯ですむと思うなよ」

「誰があんたのになった?」

真っ先に突っ込んだのは、岡田さんだった。

「あ・・・いや・・・言葉のあやで・・」

「小學生に突っ込まれるようじゃだめだね」

俺の言葉にムッとしたのだろう、いきなりぐらをつかまれて毆ってきた。

「貴様!!」

ばき!!

皆の悲鳴がこだまする中、俺は、敢えて一発目をけることにした。

「いってー!!」

そう言って腰を引くと、朝倉は負けじと引っ張ろうとする。更に負けじと腰を引くともっと力強く引き付けようとした。今だ!!ぴょーんと今度は飛び上がる、もちろん、全力で俺を引っ張っていた彼はバランスを崩した。その時に、間へ蹴りをれた。

「はう・・・」

バランスを崩した彼は、を取る暇もなく地面へ叩きつけられて失神をしていた。一瞬の出來事に何が何だかわからない狀態。すると、彼のボスらしき人が出てきた

「貴様!!やりやがったな!!」

「何言っているの、彼は勝手に倒れただけだよ。それにお兄さん。今ここで問題を起こすとまずいんじゃないの?先生たちも出てきているし・・・申書に響くよ」

「くっ・・・」

実はボスの報も小宮山さんから手していた。奴も大した奴じゃない。中學校の番長ではないことは明白で、どちらかと言えば、日頃はおとなしい方で、親からは勉強勉強と言われている人、しかも、ロリコンなのだろう。子小學生へしかも低學年の子によく聲をかける奴だと聞いていた。

という訳で岡田さんの件はこれで終わったかに見えたんだけど・・・岡田さんが駆け寄って來て俺に抱き著いたことから・・・みんなから怖ーい視線が刺さって來ていた。

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