《リーンカーネーション 小學生に戻ったおれ》データ野球

俺達の夏が始まった・・・

ジャンケンポン!!

「よっしゃー!!」

グーで勝った。こうして、俺は後攻を選んだ。先発は、俺と思いきや矢部っちとコーチは言った。それは、俺のことも既に偵察されていて、攻略される可能が高いと言うのだ。それは、矢部っちも同じなんだけど、ストレートに力があるということで矢部っちを選んだようだった。確率的には俺の方がと勝手に思っている。けど、コーチが言うことが絶対的だった。

俺達は円陣を組んだ。

「シックスティーナイナーーー!!」

「ファイト!」

「オッ!!」

「ファイト!」

「オッ!!」

「ファイト!」

「オッ!!」

「シックスティーナイナーーー!!」

「ファイト!」

「オッ!!」

「「「トゥーース!!!!」」」

俺達の異様な円陣に池上フレンズも唖然としていた。負けじと池上フレンズも円陣を組んでいた。

「いけがみ~!!」

「ファイト!」

「オッ!!」

「ファイト!」

「オッ!!」

「ファイト!」

「オッ!!」

「イケガミ~!!フレンズ!!」

「オーーー!!!」

彼らが円陣を終わると整列だ

「禮!!」

「お願いします!!」

それぞれが守備位置についた。

「しまって行こう!!」

「「「「おーー!!」」」

「プレイボール!!」

初回、池上フレンズの攻撃、一番バッターが打席にった。1球目、バントの構えをしてボールと見てバットを引いた。するとそのバッターはベンチを見る。初回の打席からベンチを見るのか?と思っていると2球目もバントの構えをした。そして、ボールと見るやバットを引いた。しかし、判定は

「ストライク!!」

すると再び彼はベンチを見た。何をやっているんだとよく見るとサインの換をしている。そして、3球目、バントの構え・・

コン・・

慌ててサードの絹やんが飛び出してきてボール捕って、ファーストへ投げる。

「セーフ!!」

続く2番バッターはバントの構え、當然、前進守備をしていると1球目から盜塁!!見事に決められ、次の球でバント、ワンアウト3塁、続く3番

コン!!

まさかのスクイズ!!

しかし、これはピッチャーの正面でホームアウト。続く4番は外野フライで何とかこの回は無失點で切り抜けることができたのだった。

1回裏

一番・・俺・・・なんだけど、いきなりキャッチャーが立ち上がった。

そう、まさかの敬遠だ・・・一塁に立つと相手チームのベンチが見えた。珍しくテントを張っている相手チームに何故か発電機、その橫にテレビが見える・・・なんだろうとよく見るとその後ろでテレビ畫面に向かって何かをやっている年がいた。キーボードのようなものも見える。あれは・・パソコンだ・・・といっても、この時代8ビットの初期型のパソコンが出たばかり、現代でいうところのアプリなんてあるはずもない。ということは、自作プログラムか何かか?と思っていると2番矢部っちが打席にった。勿論、俺は、盜塁をする気でいる。1球目、ボールが離れた瞬間に走り出した。

キン!!

矢部っちがバットにボールを當てた。そして、6-4-3のダブルプレーに打ち取られたのだった。ベンチに戻るとコーチが聲をかけてくれた。

「ドンマイ!!」

矢部っちもくそー!!と悔しがっている。

「野手の正面か・・・」

「?」

矢部っちの言葉に俺は、なんとなく違和を覚えた。たまたま何だろうか?続く外やん

キン!!

レフトフライだった・・・

こうして、1回が終わったのだった。回は進み3回表までお互い0-0だった。しかし、俺はあることに気付いた。池上フレンズの守備だ。彼らはバッターがった瞬間に守備位置を変えたのだ。しかも、投手がボールを投げる前に、更に、そのボールを打つと何故か守備範囲でアウトになってしまっていたのだった。

「これは・・・」

ふと周りを見ると誰も気づいていない。コーチすらも・・と気が付くと池上フレンズに2點取られてしまった。

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