《あの日の約束を》14話 音が広がる場所
あれから數日が経ちました。いってみたかった部活もその間にはなちゃんと回ることもできました。今日の仮部が終わったらそろそろどこにるかを決めたいところです。
もうしで目的の場所に著くというところではなちゃんが不意にこう聞いてきました。
「そういえばカナちゃん、運部は良かったの?」
「ん、どうして?」
「だって中學の時から運神経すごかったでしょ?てっきり運部にると思ってたから」
「あぁそっか、運部か〜」
私たちは主に文化部を見回ってきました。一方の運部の方はし見學をしただけで仮部には參加していませんでした。
別に私は運が苦手というわけではありません。むしろをかすことは好きなくらいです。はなちゃんもそれを知っているので不思議に思ったのでしょうね。
でも別に文化部に絞ったことに特に理由はないんですよね。
「多分そういうのは授業で十分だから普段できないようなことをしたいんだと思う」
「思うって…なんか他人ごとみたいな言い方だね」
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「自分でもよくわかっていないからね」
運部も悪くなかったとは思いますが今回は文化部を回って良かったと思っています。この數日間はなちゃんといろんな部を見て回るのはとても楽しかったです。はなちゃんは運が苦手のようですし、文化部はそのことを気にしなくて良かったと思いますしね。
「そろそろ始まりそうだね」
「うん、行こっか」
立ち話もほどほどに私たちは最後の場所へと向かいました。
………
……
…
それからまた數時間たち仮部が始まりましたが、今やっている作業がうまく出來ず苦戦しているところでした。
「む、難しい」
「あはは、それは良かった」
「ちょ、それどういう意味です!?」
私に教えてくれている先輩はそんな様子を見て可笑しそうに言いました。たまらず私がそう聞くと先輩は笑顔のまま言いました。
「いやだって簡単に出來ちゃったら私たちが教える意味ないじゃない」
「え?あぁ…る程」
別に私が下手でおかしかったとかそういうのじゃないんですね…良かったです。
そうこうしていると前の方から聲が聞こえてきました。
「はい!一旦手を止めて〜。一度部員で一曲演奏するので終わった後またそれぞれ教わりたい楽の擔當者のとこへ集まってくださいね」
部活が始まった時に最初に指示をしていた部員の人が全員に聞こえる聲でそう言いました。
さて、ちょっともったいぶっていましたがもうお分かりでしょう。そう! 今私がいるのは吹奏楽部です。
吹奏楽は楽慣れしている人がるイメージがあるのでちょっと張しましたが思い切って今回參加してみました。本當は中學の時から気になっていたので仮部だけでも実は結構嬉しかったりします。
さて、私ははなちゃんと一緒に曲を聴いてこようと思います。
ん……どうやら準備が出來たみたいです。指揮者の合図で演奏が始まりました。
曲を聴いているとさすが吹奏楽部だなと思いました。普通私たちが楽を使って演奏するのは々音楽の授業くらいなものです。趣味でやっている人もいるかもしれませんがそれもごく數でしょう。そんな私たちができる曲といえばそれこそ授業でける簡単なものしかありません。目の前で演奏されている曲は今の私たちには奏でられないものです。複數の楽が別々の音を出し、互いの音をを殺さず目立ちすぎず、程よく合わさっています。もしこの部にったとして私はこのの中にって同じように音を奏でることができるのでしょうか。そんな風に思っているといつのまにか演奏は終わっていました。
………
……
…
「終わっちゃったね」
「うん、そうだね」
仮部が終わった私たちは學校の廊下を歩いていました。これで仮部期間も終わりいよいよ本格的な部を考えるところに來ました。
「かなちゃんはどの部活にるか決まった?」
「決まったよ、はなちゃんの方はどう?」
「う〜んとね…うん決めた!」
「どこどこ、どこはいるの?」
「えっとそれは…!」
「かぁ、殘念」
この1週間で見たい場所はある程度見ることができました。気を引かれる部ばかりでしたがその中から決めるのでしたらあの部がきっといいと思います。
そんな風に話しながら昇降口へ向かっているとある教室が目にりました。
「……うん?」
もっと的に言うとそこは部室のようで、壁にかかったプレートを見てみるとどうやら同好會のようです。
「カナちゃん?」
「ううん、なんでもない」
そう言って私は再び足を進めました。どうして足を止めてしまったのか自分でもわかりませんでした。無意識のうちに興味を持っていたのでしょうか?
「(それなら今度時間がある時に覗かせてもらおうかな)」
そうかに思うのでした。
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