《獣と共同生活!?》第十九話 後輩とお出かけ(後編)
あれから一時間後。ようやくそれらしき店が見えてきた。
「先輩、あの店です!」
ようやく著いた……。それなりの力はあるつもりだったが、流石にこれは疲れたな……。
そして、そのお目當てのクレープ屋の前はそこそこの列が出來ていた。クレープ屋『ポフィン』か……。俺もテレビで見たことあるな。
そして、俺達は最後尾と書いてある札のところに並んだ。
「結構並んでますね、先輩・・・・・・」
「まぁ、結構有名な店らしいからね。待つ時間もたまにはいいんじゃないかな」
なんて言ってみたが、単に歩き疲れて休憩をとりたいだけなんだがな。
だが、結ちゃんはそんな俺を尊敬するような目で見ていた。
やめてくれ!そんな純粋な目で見ないで!そんな自分の事ばかり考えていた俺が恥ずかしい!
しかし、休憩の為に待つと言ってもクレープ屋。基本は皆立ち食いの為、料金払って渡されたら何処かで食べる為に移するので、そこまで待ち時間はなかった。
大5分くらいだろうか?俺達は後3組の所まで順番が回っていた。
「メニュー表あるけど、結ちゃんは何食べる?」
「私はですね……コレにします!」
そう指差したのは、苺と苺クリームのスタンダードなクレープだった。やっぱり店のおススメと書いてあるし、一番人気とかなんだろうか。
「先輩はどうします?」
「俺か?俺は……コレにしようかな」
そう指差すのは、ツナマヨの溫かいクレープ。最近では、クレープにツナマヨなどを包んで溫かい狀態で食べるのもある。
初めは甘いものが良かったのだが、小腹が空いている今、甘いものを食べるというよりこうゆう飯チックなものの方がいい。
すると、結ちゃんはそのメニューを見てし驚いた顔をしていた。
「私、クレープは甘いものしかないと思ってたのでし意外でした……」
やっぱりそうゆう事か。
けど、コレ結構味いんだよな。クレープの生地もいつもよりパリパリにしてたりする店もあるから、普通に飯として出せると思うし。
そんな會話をしていると、俺達の順番が回ってきた。
注文を済ませ、お會計。ゴソゴソと財布を出そうとしている結ちゃんを他所に、俺が2つ分の料金を支払う。
「せ、先輩!?奢ってもらうのは悪いです!」
「いいのいいの。ってもらったお禮って事で」
そう言って結ちゃんに財布をしまわせた。
結ちゃんはし頬を膨らませたが、すぐに笑顔に変えた。
「ありがとうございます!先輩っ!」
その笑顔は、純粋無垢という言葉がぴったりだった。そして、輝いていた。
その後、クレープを食べ終えた俺達は折角だからという事でそのままショッピングへ。
初めは荷持ちをする俺に遠慮していたが、俺が気にしなくていいよと言うと、お言葉に甘えてと言って買いを楽しんでいた。
そして、時刻は18時を回ろうとしていた。
ピリリリリッと攜帯が鳴るが、この著信音は俺の攜帯ではない。と、いう事は結ちゃんか。
結ちゃんは「失禮します」と一言俺に言い、電話をける。
1分ちょっと電話した後、電話を切って申し訳なさそうにこちらを向いた。
「すいません、お母さんに呼ばれてしまいました……」
「あぁ、気にしなくていいよ。由佳さんによろしく言っておいて」
「はい!お母さんに言っておきますね!」
結ちゃんのお母さん、金沢 由佳かなさわ ゆかさんには俺も一時期お世話になったっけ。だいぶ懐かしいな。
こうして、俺と結ちゃんの休日は幕を閉じた──。
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