《獣と共同生活!?》第三十話 廚房事件〜考察〜

のついた服を著たコックを見た俺は、おもわずびそうになった。

しかし、コックの違和に気付き、俺は寸前のところでぶのを堪えた。

そのコックは外傷はなく、がついているのも服だけ。顔や手にはの跡はなかったのだ。

もしかすると、本當はではないのではないか?そう思ったが、の臭いはする。

すると、の臭いが強かった為か、気づかなかった臭いが漂ってきた。

……る程、そうゆうことか。

俺は奧の洗い場まで行き、流しを確認。そこには、俺の想像通りのモノが殘っていた。

流しにある三角コーナー。そこに、魚の臓が殘っていたのだ。

恐らく、このコックは魚の臓処理をしていて、その時に何故か服に魚のが付著。手は洗ったが、服はすぐには洗えなかった。

その後、何かがあってここで眠ってしまったか、気絶してしまった……という事だろう。

とにかく、事を知る為にもこのコックを起こさねばならないな。

俺はコックの元へ戻り、を揺する。

コックはそれでも起きる気配はない。どこまで眠りが深いんだ……。

一応脈を確認し、生きているのを確認。他に手掛かりがないか、起きるまで探すとするか……。

まず、辺りを見回すとテーブルの上に何かが付著していた。

そこには、と……か?何か細かい粒がに混じっていた。

恐らく、の上にかかってしまったのだろう。調理場という面から、塩の可能が高い。

本當に塩か確認したいのだが、あいにくだがそんな道などは持ち合わせていない。そもそも、そんなを持っている筈がない。

次に手掛かりとして見つけたのは、機の上にあったコップ。中には何もっていなかったが、底に黒いし殘っているのを見る限り、コーヒーでも飲んでいたのだろう。

全く……。後処理もしっかりやっていないのに、コーヒーでブレイクタイムか。もうししっかりしてしいものだ。

後は、洗い終わった食が食乾燥機にっていた。これもまだ途中なのか。

狀況を推理すると、コックは魚の下処理中に服にが付著。

すぐには洗えない為、仕方なく他の作業をやっていたが、何かが原因でここで倒れてしまった。

現場に殘っているのは、コーヒーをれていたであろうコップ、塩の様なものが上からかかった、服だけがついたコック。ここら辺が関係あるだろう。

そして、コックはだいぶ深い眠りについていて、を揺らしただけでは起きない……か。

コレは面白くなってきた。いや、楽しんではいけないのだが、推理するのが楽しくて仕方ない。

……とりあえず、応援でも呼んでから考えよう。

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