神に會ってから俺の日常が暴走している》3… こいつは本當に神らしい

    あのやり取りの後、自稱神は俺の家に住み著くと言い出した。

    なんでも、俺からの要…つまりは、2次元ライフのサポートをしやすいかららしい。

    彼をつくらせる障害になるのでは?と聞いたら、「100%大丈夫です」と言っていた。

    食費が余計にかかったりしないし、家事もすると言っていたし、問題があれば出ていくということだったので、とりあえず許可を出しておいた。

    それはそれとして・・・・・・。

「なあ、お前何してるの?」

    俺が自室に戻っているうちに、自稱神はどこから持ってきたのかドア単を壁に取り付けていた。

    形狀は某青貍のどこへでも行けるドアのようだ。

「ここに住む許可は貰いましたからね、自分の部屋も作ろうかなと思って。」

「リビングをお前にくれてやるつもりはないぞ。」

「リビングを貰うつもりはないですよ。──よし、これで完です。」

    自稱神がドアを開けると、確かにそこには部屋があった。俺の部屋と同じかそれよりもでかいぐらいのものだ。

    だが、その壁の先は俺の部屋だったはずだ。

「どうなってんのそれ?」

「神界パワーです。詳しいことは私にも分かりません。」

    それなら、こいつを問い詰めても無駄なのだろう。それよりも、

「お前って本當に神だったんだな。」

「そりゃ當然、最初から言っているじゃないですか。やっと信じてくれましたか。」

「ああ、俺の2次元ライフが安定しそうでなによりだ。」

     自稱…いや、神は「そっちですか(ショボーン)」と小さな聲で言っていたが、こいつ自はともかく、神界とやらは、とてつもないほどの力がありそうだ。

「あ、ちょっと話は変わりますけど、私のことは名前で読んでください。私が神だってことがばれるといけないので。」

「お前を神と呼んだことは一度もないけどな。」

    というか、だったらこんなもんを部屋に設置すんなよ。

「心の中では自稱神って呼んでるじゃないですか。さっきやっと神になりましたけど。」

「もしかして、心を読める…?」

「私に関わることだけですけどね。もちろん名前で呼んでしい理由はそれだけではないですよ。」

    しれっと流されたな。どこまで読まれているのだろうか。

    もしかしてこれも?

「そこはちゃんと聞こえてますよ。」

    ・・・・・・ラノベ読みたい。

    これは?

「これは?は聞こえましたよって、話がそれてますよ。」

「えっと、名前で呼んでしい理由だっけ?」

「そうです。先輩後輩や友達を呼ぶときにゴッチャになりそうじゃないですか、だからです。」

    別に名前で呼ぶぐらいは今さらなのだが、

「お前の名前って何だっけ?」

「ミィファです。これも最初に言いましたよ?」

「ミィファね、分かった。」

「私も翠って呼びますね。」

「勝手にどうぞ。」

    よし、こいつ…じゃなかったミィファの言いたいことはこれだけかな。

    一応名前呼びしとかないとな。

「んじゃ、ちょっと用事あるから友達の家に行てくるよ。」

「友達って全員風邪ひいてませんでしたか?」

「ああ、そのうち一人から相談があるってメールで…あれ?」

「どうかしましたか?」

「全員風邪だってお前に言ったけ?」

「名前呼びじゃなくなってますよ。あー、言ったんじゃないですかね。」

    いや、間違いなく言っていない。まさか、

「風邪の原因お前じゃないだろうな?」

「だから名前呼び・・・えっと、私ではないです…。」

    私では・・か…、

「本當のことを言え、さもなくば二度とお前を名前で呼ばない。」

「分かりました、だからそれはやめてください。えっと、先輩にお願いして、友達の方に逃げないように風邪にでもしておいてくださいと、お願いしました…ほんとすいませんでした。」

「本當にそれだけだな?この相談に関係あることはしてないんだな?」

「はい、それはもう間違いな…。」

     おい、なんで言うのをやめたし。

「あのー、もしかしたらですね、先輩が何かしたのかも。」

    まじかよ。とりあえず急いだ方がいいかもしれない。

「先輩の神って?」

「同じ神ですけど、もちろん見習いではないですし、病気というよりも狀態異常?を使って距離をめさせます。」

    狀態異常ってところが気になるが、行けば分かるはずだ。

「お前もついてこい。なんなら神界パワーとやらで近くまで連れていけ。」

「こっちで用はできないので無理です。でも、ついてはいきます。私も心配ですし。あなたとの関係にヒビがるのがですけど…」

    後半なんと言っているのかはわからなかったが、ついてはきてくれるらしい。

    頼む。無事でいてくれよ。

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