帝都憲兵隊司令部を訪問してから數日が経った今 矢野芽大佐は、不安を覚える。

「あれから數日たっているのに まだ まともな捜査が進んでいないのか？」

山村がはぁ と答えるだけだった。

「大佐殿 これは、一噂では、あるんですが なぜか作戦本部の將校の數名が 

憲兵隊による捜査を 拒んでるですよ 」

誰でも分かること 作戦本部の反対した將校の數名が 発砲事件の関係だと言うことが誰でも分かる

逆に考えて見るとまた面白い 憲兵隊司令部の憲兵が捜査の為 そいつらを泳がせていると行った可能も

見て取れるが 以前としても 犯人の目的は、不明である。 

 「この際 新兵どもを集めて 我々で捜査しょうかなぁ〜」

 「大佐殿 大変失禮なことを言うのですが 恐らく上が捜査の許可を出しませんよ」

山村の言う通り 多分 憲兵隊が捜査をしているので お前らの捜査は、必要ないよ

意見書を出しても こんな文章が贈り返されるなぁ

だが 芽は、何とも言えない不安が心を濁すのであった。

とある料亭にて、

陸軍の一派閥である。皇道派グループは、悩ましい決斷を迫られていた。

「今の陸軍は、へっぴり腰だわい いっそクーデタを起こすべきです 眞崎まさきさん」

「いいや待たんかい クーデタを起こす反対である もし仮に天皇陛下に危害を加えたと反対されれば、

我々が問答無用で死刑じゃっど」

「もう死刑も何も クーデタ実行が 発砲事件でバレとるかもよ ここは、いっそ 手を引く時では」

「もううるさい クーデタを実行にせよ しないせよ 憲兵隊が厳戒態勢なのは、事実で我々 皇道派グループ

は、要監視対処並びに 要反分子と見なされてるだぞ」

皇道派グループは、今の所 発砲した青年將校の皇道派グループを監視しているが ゆっくりと著実に

クーデタを立てている 愚か者の所にまで捜査網が來ているのも事実あるが 陸軍參謀本部での

皇道派グループの調査は、実際の所 作戦本部が異様に反対している為の捜査があまり進んでいないのも

現象である。

ここで眞崎が聲を上げる。

「何が 憲兵隊の捜査だ 我々は、必ず昭和維新をし遂げる その為にもクーデタは、実効しなければ

ならない いいかなんとしてでも クーデタを実行させるのだ」

數名が 反論をする。

「眞崎さんの言う通り 今の陸軍は、腐っているのは、事実だが いくら何でもクーデタを実行させるのは、

馬鹿馬鹿しいにも程がある 我々の掲げる昭和維新は、誰にも迷がかからない様にしなければならい」

この様な意見も多數あるのに眞崎は、昭和維新を実行させると言い切った。

「眞崎さん 貴方は、愚か者だ いくら昭和維新が出來たとしても 貴方は、歴史上でクズだと言われるよ

悪いが 皇道派を抜けさせて貰うよ」

一反対派將校が抜けた それに続けて反対派の人間も抜けて行った。

眞崎は、怒りをわにするが

「いい あんな奴らとは、もういい 良き昭和維新を掲げる同士だと思っていたのに」

これが後に眞崎自が墓を掘ることとは、知らずに、、、、

帝都憲兵隊本部

「報告します。 參謀本部での皇道派グループのリストです」

小山 俊介こやま しゅんすけ 佐の機に承認書やら 報告書が多數來るが今回大変重要な書類である。

皇道派グループのリスト それを見て小山は、ビックリするが 所々 赤で斜線がっている。

「おい この赤の斜線は、なんだ？ 」

「なんていったら良いのでしょうか？ 一皇道派グループにて部分裂が合った模様で偵中の憲兵が

それを発見して リストから消去しました ですが準要注意人としては、リストにっているので

ご安心下さい」

「はぁ そうか でその一皇道派グループの主軸メンバーは？」

「言わいる 眞崎・本莊グループです そのうち 本莊は、グループを退した者だと思います」

小山は、そうかとしか言えなかった その理由は、作戦本部のメンバーが參謀本部部調査を

拒む理由がなぜだか分かったからだ

「全皇道派グループは、引き続き 監視を実行せよ このことを警視庁にも」

「了解」 規則通りに敬禮をする部下を出で行ったことをしっかりと確認したら小山は、嘆くのだった。

「皇道派なんて 糞くらえ」

憲兵隊は、參謀本部部の捜査を拒む犯人が居ても 手が出せない狀況であるし。

偵だけでは、なにも証拠が出てこないのが現狀である。

芽のデスクは、小山よりも書類があまり乗っていない。

理由は、簡単である。 芽の部下は、山村だけであるからだ 參謀本部に居ても仕事をしていなかったら

風當たりが酷いので 今は、裝備課にペルプをしている。 數字が合っているか？ 合って居ないかを判斷する誰でも簡単に出來る仕事を 數字とにらめっこしていると 急に電話が掛かって來た。

「參謀本部 第15番企畫室（仮）ですか？」

「はい そうですど」

電話換手が 恐る恐る発言した。

「帝都憲兵隊司令部よりお電話です」

「至急変わって下さい」

「小山です。 矢野大佐で間違いないですか？」

「そうですよ 小山総司令」

小山の聲を聞く限り なにか合ったのだろうか？

「なにか ありましたか？」

「何処の所屬グループなのか判明しました。 皇道派の眞崎・本莊グループです。」

やはり ここは、史実通りだと確信する。 たしか クーデタ未遂を起こした眞崎・本莊は、 

両者は軍法會議にて無罪判決 本莊は、退役して予備役になっただっけ？

「ですが 本莊は、部分裂により 所屬グループを退しました」

小山の報告を聴いてビックリする芽だったが やはり しの史実誤差があることに改めて実

させらる。

「小山総司令 報告ありがとうございます 私もなんとか手を打って見ます」

「いえいえ こちらこそ また なにか分かりましたら 連絡を下さい」

やはり 史実とは、しの違いがあるのは、當たり前だが 被告人は、ほぼ同じ

と言うことは、 なにか対策をしたほうがいいのかなぁ？

「大佐殿 どちらからお電話でしたか？」

「數日前に行った帝都憲兵隊司令部からだ」

心配する山村 まぁ 誰だって 憲兵さんから連絡が來たら心臓が痛くなるのは、

當たり前だけどなぁ〜

「うん〜 やはり私の権限で行出來る部隊がしいなぁ〜」

思いがけない 獨り言に絶句する 山村は、なんと発言するか迷う。

「ですが 作戦本部や參謀本部の上層部は、許可を、、、」

言葉を濁す山村。

山村の発言に疑問を持つ はて 私は、正確には矢野芽に憑依した矢本紗季なので 過去のこと何て知らないけど

山村が言葉を濁す理由は、なにかあるかも知れない

「山村 何を躊躇っている 早くその続きを」

山村は、渋々発言をした。

「許可を下さるかは、不明ですが 恐らく 余程の事がない限りは、卻下されますよ 過去の事もありますし、、、」

芽は、疑問に思った 過去の事？

「山村 過去の事とは、一？」

山村は、思い出したかの様に発言した。

大佐殿は、記憶喪失をしているのだから 過去の記憶も忘れるのは、當然のことだし まぁ 仕方ないなぁ

「これも 噂程度の話なんですけども 大佐殿が 恐らく士學生陸軍士學校の事だと思うですけど

最上級生に何が暴言か分かりませんけど 半殺しにしたとかで 問題を起こしたらしく その學校で伝説になった

とか？ 私も噂程度なので その程度しか分かりませんけど」

「おう そうか 教えてくれてありがとう」

何をしているんだろうか？ 芽さん 今は、憑依かなにか しているので自分に言っているが やっと 私が

道を通ったら 皆しれっと 道を開ける理由がやっと分かった。

「だが 自分の部隊がしいなぁ〜」

「大佐殿 子供見たいに駄々をこねてもだのですよ」

「山村のケチ」

そこで 芽は、あることを思い付いた『 実験部隊を作れば良くない？』名目上は、戦研究と

最新鋭武の試験部隊として 編すれば良くない。

そう考えた 芽は、嫌らしい顔をするのだった。

「山村 至急 裝備課のペルプの仕事を終らせるぞ 」

「大佐殿 一何を始めるですか？」

「面白い事だ」

陸軍參謀本部長室 陸軍參謀本部將校になった者の全てがこの場所を目指す。

そんな彼のデスクに多數の書類が載せられている。

激しくドアを叩く音が數回聞こえる

「何事だ」

「お忙しい時間に申し訳ありません 作戦課の將校が至急との事です」

***

時間は、數時間前に遡る。

裝備課のペルプを終わらせたい 芽と山村は、とある書類を作し始めた。

一見 なにも普通の書類だが 芽の考えた構想が作戦畑の全ての將校を魅了した。

正確に言えば、電撃戦をロマンチックに現代電撃戦にアレンジしただった。

そこに付け加える形に 參謀本部直轄の部隊編と陸海の合同工廠及び研究所の設立

もりもり 盛り込んだ 重課金にも程がある現代電撃戦の構想案だった。

これには、多くの裏が盛り込んであることを知らずに 現代電撃戦と言う甘いにわれた

作戦畑の全ての將校は、まんまと騙されたのであった。

***

「実は、先程 矢野芽大佐の部下と名乗る 山村と言う男が 芽大佐からの急の書類であると連絡をけた 作戦課事務長が これを見たら 世界の戦略を覆す者だと言うので 至急お呼びしました」

真吾けないと思った 記憶喪失をした自分の娘が 戦略を覆す？ 書類を持って來たのだから

「參謀本部長 これを見て下さい なになに？」

『《他方戦略理論》 』 

読む限りだと 第一次世界大戦で理論として上がったのここまで進化させるとは、我が娘ながら凄い。

「至急 矢野芽大佐と副である 山村司郎(やまもと しろう)佐を呼び出せ これは、命令だ」

帰る途中であった 両者を発見した將校は、彼らを止め 作戦本部へと連れて來た。

「第15番企畫室（仮）の矢野芽大佐です」 「同じく 山村司郎佐です」

規則通りに敬禮する 二人に全ての作戦畑の將校が敬禮する。

「どうぞ お座り下さい」

明らかに弱腰な作戦課事務長を見て あのエサが聞いているだと確信する芽。

「矢野芽大佐に聞きたい もし仮にこの理論を行う為には、どれくらいの兵や資が必要か？」

「すみませんが黒板を使ってもいいですか？」

席を立つ芽 黒板にやっても手が屆かない 

「仕方ないなぁ 山村 あれを 」

一向に始まらない 説明に苛立ちを覚える 作戦畑の將校達

「よし これでいいかなぁ まず 我が國がこの理論を行うとして 必要な戦力は、現狀足りておりません」

全ての將校が絶句する。 確かに り理論上では、最高なだが 実施出來ないとなら意味がないからだ

「ここに置いて足りないのは、戦車や航空機 最新鋭の重火類 歩兵の自車化指します

 この理論行う上で最低でも 全て自車化された次第が 3個師団程必要です。 仮に３個師団程揃ったに

せよ この理論は、部隊間の連攜が重要になってくるので より高能な無線機が必要なのが絶対條件です」

ほぼ半數の將校が何を話しているのか全く理解出來ていない。 まぁ 今の時點で戦車の有効に気づいて

居るのってドイツ位だしね そこに作戦課事務長が発言をする。

「分かった 矢野芽大佐が言いたいのは、我が國にはまともな戦車もないし 最新鋭の兵は、もちろん

兵士の近代化も出來ていない と言いたいのかね」

しまった これじゃあ 何も出來ない軍隊だなぁ と遠回しに侮辱しているでは、ないか。

「ですが もし仮に これらの兵が準備出來なかった場合の理論も考えています。 例えば、森林や熱帯雨林の場合は、ゲリラ戦を行うのです！！」

作戦課 一同が げりら戦と言う言葉を聞いて何を言って居るんだ？ と言う顔をする。

「その げりら戦とは、一何なんですか？」

なんと言ったら良いのか ベトコン南ベトナム解放民族戦線が使ってた戦？って言えばいいのか？

「なんと言ったらいいのでしょうか？森林などに多數の罠を使用し 敵が來た時に攻撃をして また

違う 所へ移り 敵を混させてる戦で 敵を掃討するのに最適ですし ない人數で攻撃を與えることが

出來き 敵に対する心理的な効果が大きいです」

「じゃ 先に言ったら理論よりも げりら戦をやればいいじゃないか？」

「 ですが ゲリラ戦もゲリラ戦で弱點があります。 行っているのか森林や熱帯雨林なので

航空機を使用した 攻撃に弱いです」

米國がベトコンに行った 森林へのナパーム弾によ攻撃 敵が そこに居る可能がある場所に

馬鹿見たいに撃ちまくる あんなのが現実になったら嫌だし 確かこの世界には、魔法と言う

未知の概念もあるし そこら編が怖い所だなぁ

「では、矢野芽大佐に最後に聞く 今後 必要になる者は、何だ？」

作戦本部事務長は、恐らく要通りにしてくれるだろうと思いつつ 

「まず 絶対的に必要な者は、 理論の最後のページに書いてあるですが口頭で伝えます。

一刻も早くしなければならないのは、 陸海合同工廠並びに陸海の合同研究所です 

次に必要となるは、陸軍參謀本部直轄の試験部隊です。」

作戦課の將校達がザワザワしだした 「なぜ 海軍さんとの合同？」と言う事が多く囁かれた。

疑問に思ったか 參謀本部長も発言した。

「矢野芽大佐 なぜ 海軍と協力が必要なのか？」

太平洋戦爭の勝敗は空母４隻の轟沈では、ない 陸海の組織的対立による敗北だ ただでさえ

資源に乏しいや予算に乏しい日本の陸海が爭っていては、國防と言う 同じ目標なのに

達出來ないのが現狀だ

「同じ國防の任務を全うする軍同士が組織的対立をしていく意味は、ないですよね」

作戦課一同は、頷いた。

「これで終わりますが 何か不明な點は、ありますか？」

周りを見渡すが無い様だった。

參謀本部長がここで発言した。

「矢野芽大佐の新規理論だが 陸軍でも改めて確認したいが 矢野芽大佐の構想に我々

參謀本部としては、最大限譲歩しょう これに異議のあるは？」

次々と異議なしと聞こえてくる。 こうして 芽は、新しい部隊玩を手にれてご機嫌になるので

あった。

帰りがけ 副である山村は、芽に質問して來た。

「大佐殿 なぜ 陸海の合同工廠と陸海の合同研究所を作ると行ったのですか？」

「さっき行った通りだそ！！（設立しても予算が余り出なそう だから 合同にしたって言えないよ）」

このとんでも理論は、翌朝になると大変になるとは、知らずに 芽達は、帰って行くのだった。