《聖戦第二幕/神將の復活》第2話 報告の手紙

「バーレス將軍、それはいったいどういう事じゃ?」

シラヌスは問うた。

「同盟がまだ活きている國があるのをお忘れですか?」

「國だと?...お!もしや。」

「そうです、西方のトローム王國です。」

「おい、衛兵!今すぐさっきのトローム王國の使者を呼び戻せ!」

「はっ!」

衛兵は走って行った。

「じゃが、トローム王國は敵か味方かも分からぬ王國じゃぞ?」

「はい、確かにトローム王國は謎が多い國で、名だたる將軍や兵力、軍事についても分からない正に未知數の國です。ですが、そんな國だからこそ味方につけておく必要があるのです。」

コンコンッ。(ドアのノック音)

「先ほどのトローム王國の使者をお呼びしました。」

トローム王國の使者を呼び戻しに行った衛兵が戻ってきた。衛兵は、ドアを開け使者と共にそろそろとってきた。

「お呼びでございますか、シラヌス國王。」

使者は問うた。

「実は...」

バーレス將軍は、さっきの話し合いの容を使者に伝えた。

「つまり、シラヌス國王は我がトローム王國のロナルド國王様と謁見をし、同盟を結びたいと?」

「はい、でなければトローム王國はラグズ王國共々四ヵ國に滅ぼされてしまいます。」

「分かりました、帰國した後に國王様に伝えて差し上げましょう。」

「ありがとうございます。」

トローム王國の使者は去っていった。

その後帰國した使者は、トローム王國第4代國王ロナルドに先ほどの話を伝えた。ロナルドは、呆気なく謁見を許した。使者は、その報告を紙に書き、ラグズ王國に鳥を飛ばした。そして約3日後...。

「トローム王國より、手紙が來ました!」

衛兵が手紙を持って大聲を出しながら玉座の間へって來た。

「何だと?!」

衛兵はシラヌスに手紙を渡した。

「どれどれ。」

シラヌスは手紙を読む。

「衛兵を二人か。よし、バーレス將軍とラグベルト將軍、儂と共にトローム王國へ赴いてはくれんか?」

「もちろんです。」

「はい!」

「では4日後にトローム王國へ出発するぞ!」

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