《聖戦第二幕/神將の復活》第6話 侵攻

シラヌス一行は、ラグベルト達の元へ戻った時、事件は突如起こった。

「シラヌス國王様!ラグズ王國より急報!」

護衛兵が馬に乗って走ってきた。

「何事じゃ?!」

「バルコ王國、グルーメル王國、キグロス王國、ルシガン聖王國及び連合軍が我が國へ侵攻していると!」

「何じゃと?!」

「現在、東南のドラン城、北西のブライセン城の二城は陥落し、北東のグレイスト城で、グレン將軍とゼリク將軍が敵の軍勢を押さえていますが、もう持たないので至急、ラグズ王國へ帰還されたしと!」

「分かった!皆の者、ラグズ王國へ帰還するぞ!」

「ハッ!」

一方、その頃ラグズ王國では...

「グレン將軍、もう持ちません!今すぐ退卻命令を!」

「ダメだ、國王様が帰還されるまでここを守れ!」

「グレン將軍、ゼリク將軍、急報です!」

「何だ?!」

「南方より、ルシガン聖騎士軍が接近中だと!」

「何?!」

グレンは驚いた。

「それでは、もうクイン城は落とされたのか?!」

「はい。兵力は約12萬、総大將は"あの將軍"が指揮をしているそうです!」

「まさか?!」

二人は、その報告を聞いて驚いた。

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