《聖戦第二幕/神將の復活》第8話 復活!伝説の神將

「その伝説の大將軍ってとっくに行方不明になったんじゃ?!」

グレンがゼリクに聞くと、

「いや、あの將軍はいる。何故ならば、あのルシガンの軍勢にとてつもない化けの気配がするからだ。」

「でも、何故一度行方不明になったのに復活したんだ?」

「それは多分、バルコ王國の奴らがラグズ王國はオーガ族を従えていると橫流しをしたんだろう。あのシュライデンは、オーガ族に自國の國王を殺されたから、オーガ族に深い恨みを持っている。だからこの戦いは、あいつからすれば亡き國王の仇を討つチャンスって訳だ。とにかく、シラヌス様達が戻られるまで、ここを守り抜くぞっ!」

「了解!」

二人がそう話している間に、シュライデン率いる12萬の大軍がグレイスト城に到著してしまった。

「ゼリク將軍、指示をっ!」

「...このままこの城を守っていても、兵が犬死にするだけ。かと言って、俺が兵を率いて迎え撃とうも、相手は元八大神將の一人だ、よしっ!...。全軍、後方のダープラン城まで退がるぞっ!」

「ハッ!」

「敵軍、退がっていきます!シュライデン様、どういたしましょうか?」

「このまま追え。追えば必ずその先にラグズ王國の王都、プルツェンがある。」

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