《聖戦第二幕/神將の復活》第9話 攻城戦

シュライデンに追われるなか、ゼリク達はグレイスト城を捨て、ラグズ王國の王都プルツェンを守る最後の城、ダープラン城まで退がることにした。一方、トローム王國から帰還するシラヌス一行は、ラグズ王國の國境を越えて南西の國門、バル門へ到著した。だが、敵軍の攻撃によってバル門はことごとく破壊されていた。シラヌス一行は、そのバル門を通って敵軍より一足先にとプルツェンへ通じる山道を通って行った。

「バーレス將軍、プルツェンまであと何分じゃ?」

「あと5分ちょいで著きます。」

「案外早いな。」

「馬で最速で移していますからね。ん?!」

茂みから時々見える外の景に、バーレス將軍はある異変をじた。向こう側に見える森の中から、なんと砂煙のようなものが出ているのだ。バーレスは皆に注意を呼びかけながら、移の速度を速くした。

ダープラン城まで退がっていたゼリク達は、グルーメル、ルシガン連合軍に背を討たれながらも、王都を守る最後の城ダープランに到著した。ゼリク、グレンは直ちに城り、敵軍との攻城戦を開始した。

「弓兵、矢を放てーっ!」

「ハッ!」

敵軍も、

「盾兵、前へっ!」

「梯子を立てろっ!」

「ハハァッ!」

「シュライデン様、どういたします?」

「カタパルトを持ってこい。」

「良いのですか?あれを使えば城の者も皆殺しになりますよ?!」

「良い。所詮は憎っくきオーガ共を従えている國の者達だ。それに、殺さねば國王様の無念も、散って逝った八大神將の無念も、我の怒りも収まらぬ。」

「分かりました。そこの兵、カタパルトを持ってこい!」

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