パン屋さんの店主、アキさんに連れられアキさんの同級生(ユウさん)がやっているお店(ピッグペン)で、お酒と味しい料理をご馳走になったあの晩。この街の事など、々教えて貰い有難かった。何より、アキさんとユウさんが親切で優しくてこの街に知り合いがいない自分にとって、頼りになりそうなじで嬉しかった。

ただ…

しお話し出來る仲になれたからこそ、アキさんの過去がし気になっていた。

流石に、そこの部分は聞く勇気は無かったがんな人生を歩んで來た人なんだろうと勝手に納得しようとしていた。

一言で言えば、し影のある人。

お店(after-eve)の雰囲気も他とは違うじだし、無口では無いけど余計な事は話さないクールなアキさん。

自分が軽いじの人間だけに同じ男としても、ちょっと憧れの様な想い。そんな印象をアキさんには持っていた。

自分は、とある機械部品の會社で働いていた。まぁ普通に日々を過ごして來た。彼も居た。結構長く付き合っていたが、突然別れを告げられる。今更⁈何でってじ。33歳。結婚も多は意識してたのに、は分からん。訳が解らず困したまま何日過ぎた頃、攜帯に寫メが。文章から察するに間違えて送って來た模様。寫メには、彼(元彼)と男のツーショット。

ええーっ。

オマケにどう見ても若いじの男。歳下の男かよ。彼(元彼)は、自分と同い年。

間違えて送るかー    普通。ワザとだろ！

男が出來たからフラれたのね。

二かけられてた？マジで？最悪。

一気にやる気が無くなり、彼(元彼)と同じ場所に居たく無い。環境変えたい。

その思いだけで、違う部署で募集をかけてた地方勤務に名乗りを上げた。

違う部署は、主に農作業に使われる機械の販売。

必然的に第一次産業中心の地方(田舎)での勤務。その時は何も考えずただこの地を出たい一心だった。

そんなし、いい加減な理由でこの地に赴任。こちらの會社でも転勤でやって來る人は結構いるのだけど、殆どが役職のある方。こちらの會社を任すじの偉い人ばかり。自分の様な役職も無く、違う部署から手を挙げて來る人は珍しく意外と會社では良くしてもらっている。殆どの人が地元採用の方ばかりなので可がってもらってる。

ある意味自分も々あり、まさに心機一転のつもり。

アキさんも似たような境遇かな？

獨ということは聞いたけど。見たじも年齢より若く見えるし、にモテそうな見た目だし。センスも良さそうだし。

自分の中では結構   …謎 です。アキさんの事は。

ユウさん(ピッグペンのマスター)は、結婚してるみたいだけど、々あるみたい。

みんなそれぞれ々あるんだな〜と改めて思う。もしかしたら自分の事なんて大したことないのかも。

なんて々、人のこと詮索してみたり悲劇のヒロインぶったじで自分自をめてみたり。

男はやっぱり々しいのかな？とじつつ、靜かで真っ暗な夜空に降って來そうな位の大きくて綺麗な星々を見上げながら田舎のこの街に居る事を実していた。

第4章          終