1ヶ月半が過ぎ、徐々にこの地に慣れてきた。仕事もドンドン忙しくなってきた。暖かくなり農作業が活発な時期にり、ウチの會社はまさにかきれ時。

時には山奧の農家に出向いたり會社の中で事務作業に追われたりと仕事中心の生活。

しかし嫌なじは全くなく、むしろんな経験、んな人達との出會いがあり、楽しい毎日を送れていた。

季節が進んだせいか、この小さな街もし活気づいているじ。

とはいえ、小さな街(田舎)なので娯楽がない。車で１時間走れば何でも揃う街に行くことが出來るが仕事も忙しいので、なかなか遠出は出來なかった。

夜、1人居てもつまらないのですっかりユウさんの店(ピッグペン)に通い詰める日が増えた。男1人なのでコンビニ弁當ばかり、たまに自炊するが仕事が忙しく今は、ユウさん頼み。

なんだかんだんな料理を出してくれて夕食代わりに、させて貰ってた。

ユウさんの店でも顔見知りの客ができ、1人でユウさんの店に行くことに抵抗は、無くなっていた。

アキさんの店(アフター イブ)も忙しいみたいだ。地元だけでなく周りの街からも噂を聞きつけ、すっかりここらでは有名なパン屋さん的存在になりつつあった。

おかげで自分は、なかなかパンにありつけない日々だったが…。

いつもの様に夕食ついでにユウさんの店に行ったら団客が宴會していた。

「ごめん。団さんって相手出來ないから勝手に飲んでて。」と、ユウさん。

8人位の団さんだが、ユウさん1人で料理を作って出していた。おもわず、

「1人で大丈夫ですか？グラスでも洗いましょうか？」と、カウンターに並んだ飲み終えたビールジョッキを見て言ってみた。

「大丈夫よ。うちに來るお客は、オレが1人でやってるのわかってるから料理が出來るのが遅くなっても文句言わないし。

オレもそういうスタンスでやってるから、気使わなくても全然OK!」

何か如何にも田舎の店らしいじがしたけど、それがまたフランクというか良い所だなっと思った。

と、団客の1人のが飲み干したビールジョッキを持って來てカウンターに置き、ユウさんにビールのおかわりを注文。そして、おもむろに自分の顔を覗き込む様に見て、

「もしかして転勤で來た方？」

自分が飲んでたウィスキーの水割りで、一瞬むせそうになる。同時に急にに話し掛けられたのでし張しながら

「へ⁈ あっ、…俺すか？まぁ、はい。あっ、そうです。」

あたふたした返事にも、程がある言い方で返した。

、

「 [After-eve] 知ってるでしょ？」

「アキさん とこ。」

「アキさんからし聞いたんだよね〜。１度あの店でチラッと見かけた事あるし。」

「えっ、俺の事すか〜？」との顔をチラッと見る。おっ、キレイ⁈カワイイじ！

この街にもこんなの人がいるんだなあとし驚いたと同時に嬉しい気持ちになった。

「アキさんから同じ位の歳じゃないかな？って聞いてさ〜。」。

「俺、33ですけど。」

「あ〜同じだ。タメだね。よろ〜」

酔ってるのか、軽めというか気さく⁈というか…でもカワイイのでトキめいた。

會社には若いがいなく、おばちゃんしかいない。普段この街で見かけるのは、お年を召してる方か、子供を連れた母親ばかりの気がして…そりゃ普通のもいるよな、とし納得していた。

と、考えているうちには自分の席に戻ってしまった。

キョトンとしてる自分にユウさんが、

「役場の集まり。役場の人だから結構、平気に聲掛けてくるよ。それも仕事みたいなもんだから。(笑)」

ユウさんの言葉にしガッカリというか、それが當たり前かと落ちつかせる様にグビグビと飲み干す。

珍しく他にもお客さんがチョコチョコやって來て、賑やかな店になっていた。

流石にユウさんが忙しそうなので早めに切り上げ帰ろうとした時、さっきのがユウさんに「おしぼり もらいま〜す。」と、カウンターの端にある、おしぼりから取り出していた。その姿をチラッと見てると、

「あ。私、役場に勤めているので困った事有れば何でも聞いてください。役場に居るんで。」おしぼり片手に。

「あ、はい。」と返事をするかしないかのタイミングで

「アキさんと、ここで飲んだ事あるんでしょ。今度アキさんと3人で飲もうよ」と、意外なおい。社辭令かなと思いつつ、ユウさんの店を後にした。

帰り道

ん⁈

アキさんの彼では、ないよな？

アキさんと仲の良い関係？

久々にに話し掛けられ勝手にんな事を想像しながら、正直 うらやましさとドキドキとワクワクがり混じった中學生のようない…33歳    獨、彼なし

第5章          終