《現代転生で運極振りするとこうなります》2.取り敢えず運を確かめる
「うわぁ!ホントに転生しちゃったよ。夢じゃ無かったんだ······」
ふと先程の景からもとに戻る───────転生してみると場所はかつて俺が大學時代に借りていたアパートだった。比較的大學に近くて便利だったのを覚えている。
「うーんと、確かこの辺にあったはず······」
そう言いながらタンスの中を適當に漁りながら銀行の預金通帳を探しだした。
「あ、あった。えーと、預金額は······へー。この頃の俺って結構貯めてたんだな。」
そう言いながら見た通帳にはおよそ二百萬の數字があった。
「確か高校にってからコツコツバイトで貯めて、結局あんまり使わなかったんだっけか?まあいいや。ちょっと俺の運がどうなったか試すにはいい額だ。」
そう言い取り敢えず外出の格好に著替えて、先程の通帳と財布、原付のキーをバッグに詰めて外出する。
目的地は最寄りの馬券売り場。は試しだ。俺は今までにそう言う賭け事をしたことはない。まあだが、折角だし確かめたくなるのは人間としてそうだろう。
Advertisement
暫く原付を走らせて競馬の中継をしている馬券販売所にきた。建の中は大中年のおじさんや、高齢の人で埋まっていたが所々に若い人も見けられる。
俺は取り敢えず券売機で直で適當に馬券を買い漁った。
結果。當たった。競馬のことは知らないから何とも言えないけど、適當に一萬円分買ったのが何か20萬位に化けた。これがいいのか悪いのかは知らないが増えたものは増えた。だがまあ回りに知られると面倒になる気がするので興した気持ちはに押し止めた。
その日は結局馬券を買いまくって荒稼ぎした。でも稅金の処理がめんどくさそうな額になったのはここだけの話。
■■■■
翌日。俺は前日に競馬で増やした金を銀行に殆ど預金して手元には一部殘した。現在大學は夏期休業。大學の夏休みは長いのでまだまだ日は殘っているので楽しむことにした。
で、今俺はかつての友人に電話していた。
「あ、もしもし。」
『もしもし。二葉か?』
「そうだよ。そっちも隆治で合ってるよね?」
『そうだけど、なんだ、改まって?』
「いや、ちょっとね。それよりも今日、空いてる?」
『ん?ああ、今日は家で暇してる。』
「それならちょっと俺と食事に行かない?俺も暇だったからさ。」
『珍しいな。二葉から食事にってくるなんて。いいぞ。俺も晝まだだからな。だけどどこに食べに行くんだ?』
「それなら決めてるよ。だから取り敢えず○○公園に11:30で。」
『ああ分かった。じゃあな。』
そうして通話を終了した。
三上隆治は俺の友達だ。大學にって直ぐに打ち解けた。
隆治とは何度か一緒に遊んだことがある。
それから俺は約束の時間に間に合うように公園に向かい家を出た。
「あ、隆治。」
「よう、二葉。で、今日はどこに食べに行くんだ?」
「それなら下調べ済みで決めてるよ。」
「おっ、それは準備いいな。じゃあ早速だが案してくれ。」
「分かってるよ。」
それから俺たちは暫く歩き、一軒のイタリアン料理店の前に著いた。
「ここだよ。」
「こ、ここは·····」
「あれ?隆治は知ってた?」
「いや、初めて知ったけど、大丈夫か?ここ。何か高そうだぞ。」
「大丈夫だよ。雰囲気はまあ高級そうだけど価格はそんなに高くないから。それに、今回は俺が奢るからさ。」
「はっ?二葉が奢り?そりゃあ珍しいこともあったもんだな!そんないきなりどうしたんだ、俺に奢るなんて。」
「ちょっと臨時収が合ってね。」
「ほほう。それじゃあ期待してるからな。」
「うん。任しといて。」
と、隆治を期待させておく。実はこのイタリアン料理店は結構人気で、本格的なイタリア料理が味わえることでも有名だ。実はここのシェフが実際に本場イタリアで料理を修業して店を開いたので日本でも有數のイタリアン料理店だ。その為し割高になるけどその味しさに比較すればとても安いと言えるだろう。
「いやぁ、食った食った。ありがとな、二葉!おさまであんな旨いイタリア料理が食べれた。」
「いいって、別に。ちょっと俺の気が乗っただけだからさ。」
「そうか?結構あれでも値段がいったと思うけどな。」
隆治の言う通り、それなりの値段はしたが、昨日の競馬での稼ぎに比べれば微々たる金額だった。それでも萬はしたが。
し高価な晝食になったのは間違いない。
「でさ、これからどうするんだ?」
「えっ!?」
「えっ!?って、まさかこのあと何も決めてなかったのか?」
「え、あ、うん······」
確かに晝食の事しか頭になかったなと思い返しつつ、これからどうするかに思考を巡らせる。
「それじゃあ今度は俺が連れてってやるよ。」
「連れてくって、どこに?」
「折角の夏休みなんだ、ちょっとばかり新宿に買い行かないか?」
「いいね!それ!じゃあ行こうか!」
崩壊世界で目覚めたら馴染みのあるロボを見つけたので、強気に生き抜こうと思います
仮想現実を用いたゲームを楽しむ一般人だった私。 巨大ロボを操縦し、世界を駆け抜ける日々は私を夢中にさせた。 けれどある日、私の意識は途切れ…目覚めたのは見知らぬ場所。 SF染みたカプセルから出た私を待っていたのは、ゲームのような巨大な兵器。 訳も分からぬまま、外へと躍り出た結果、この世界が元の場所でないことを確信する。 どこまでも広がる荒野、自然に溢れすぎる森、そして荒廃した都市群。 リアルすぎるけれど、プレイしていたゲームに似た設定を感じる世界。 混亂が収まらぬまま、偶然発見したのは一人の少女。 機械の體である彼女を相棒に、私は世界を旅することになる。 自分の記憶もあいまいで、この世界が現実かどうかもわからない。 だとしても、日々を楽しむ権利は自分にもあるはずだから!
8 198継続は魔力なり《無能魔法が便利魔法に》
☆TOブックス様にて書籍版が発売されてます☆ ☆ニコニコ靜畫にて漫畫版が公開されています☆ ☆四巻12/10発売☆ 「この世界には魔法がある。しかし、魔法を使うためには何かしらの適性魔法と魔法が使えるだけの魔力が必要だ」 これを俺は、転生して數ヶ月で知った。しかし、まだ赤ん坊の俺は適性魔法を知ることは出來ない.... 「なら、知ることが出來るまで魔力を鍛えればいいじゃん」 それから毎日、魔力を黙々と鍛え続けた。そして時が経ち、適性魔法が『創造魔法』である事を知る。俺は、創造魔法と知ると「これは當たりだ」と思い、喜んだ。しかし、周りの大人は創造魔法と知ると喜ぶどころか悲しんでいた...「創造魔法は珍しいが、簡単な物も作ることの出來ない無能魔法なんだよ」これが、悲しむ理由だった。その後、実際に創造魔法を使ってみるが、本當に何も造ることは出來なかった。「これは無能魔法と言われても仕方ないか...」しかし、俺はある創造魔法の秘密を見つけた。そして、今まで鍛えてきた魔力のおかげで無能魔法が便利魔法に変わっていく.... ※小説家になろうで投稿してから修正が終わった話を載せています。
8 88山育ちの冒険者 この都會(まち)が快適なので旅には出ません
エルキャスト王國北部、その山中で狩人を生業としている少年、ステル。 十五歳のある日、彼は母から旅立ちを命じられる。 「この家を出て、冒険者となるのです」 息子の人生のため、まだ見ぬ世界で人生経験を積んでほしいとのことだった。 母の態度に真剣なものを感じたステルは、生まれ育った山からの旅立ちを決意する。 その胸に、未知なる體験への不安と希望を抱いて。 行く先はアコーラ市。人口五十萬人を超える、この國一番の大都會。 そこでステルを待っていたのは進歩した文明による快適な生活だった。 基本まったり、たまにシリアス。 山から出て來た少年(見た目は少女)が冒険者となって無雙する。 これは、そんな冒険譚。 ※おかげさまで書籍化が決まりました。MBブックス様から2019年2月25日です。2巻は4月25日の予定です。 ※當作品はメートル法を採用しています。 ※當作品は地球由來の言葉が出てきます。
8 169幼女に転生した俺の保護者が女神な件。
何気ない退屈で平和な日常を過ごしていた主人公。しかしそんな日常もほんの一瞬で絶望へ変わってしまった。 大きな2度の地震で不幸にも死んでしまった主人公は、女神の元で異世界へ転生する事となった。自分の人生を決める重要なカードを引いた主人公は幼い女の子の姿に。その姿に惚れた女神は自分の仕事を忘れて主人公の保護者として一緒に異世界に転移してしまう。 幼女に転生した俺の保護者が女神な件。始まります。 /初心者作者による作品の為過度な期待はNG /誤字・構成ミス多め /16萬アクセス達成 /30000ユニーク達成 /毎日晝12:00更新!(多分) Twitter @Novel_croquis
8 82終末デイズ〜終末まで殘り24時間〜
殘り24時間、あなたは一體何をしますか? 好きな人と共に過ごすのか、家族に感謝を伝えるのか、己の欲望のままに行動するのか。 そんな人間ドラマ集です。 twitter始めました(作品に関する質問やイラスト等をお待ちしております)→@HaL3NoHeYa
8 179ぼくには孤獨に死ぬ権利がある――世界の果ての咎人の星
1990年の春、地方都市の片隅で鬱屈した日々を送る普通の女子中學生、永田香名子の前に現れたのは、ハヤタと名乗る宇宙人の家政夫だった。奇妙な同居生活の中で二人は惹かれ合うが、異星の罪人であるハヤタが、科せられた〈情緒回復計畫〉を達成し、罪を贖う時、彼は殘酷な刑へ処せられる運命だった――。リアリズム、ファンタジー、SFが交差する作風で、ひとりの女性の數奇な人生を1990年から2020年まで追い続けた、異色のゴシック・ロマンス小説、決定版にして〈完全版〉!
8 134