《歩くだけでレベルアップ!~駄神と一緒に異世界旅行~》第2歩目 はじめてのステータス!

どんなチートだよ!?歩くだけでレベルアップって!?

歩くだけでレベルが上がるという訳の分からないチートをもらった

『よかったじゃーん!楽して強くなれるとか歩にピッタリだねー( ´∀` )』

「おい、どういう意味だ?人をナマケモノみたいに言うな!」

アテナがきゃっきゃっと楽しそうにしていた

小馬鹿にされた気がしたので、駄神ことアテナの頬を引っ張った

『ふえ~~~ん。ふぉへぇんはぁふぁふぃー(ふえ~~~ん。ごめんなさいー)』

謝るぐらいなら最初から小馬鹿にするなよ.....

これで知慧の神とか冗談だろ?どこが賢いんだ?

とりあえずバカはほっといてその場で歩き回ってみた

テレテレテッテッテ~

テレテレテッテッテ~

テレテレテッテッテ~

「・・・」

どうやら歩くだけでレベルが上がるのは確からしい.....

ただ奇妙なのは歩く歩數が徐々に増えていることだ

最初のレベルアップ音が聞こえたのは4歩、歩いた時だった

その次に音が聞こえたのは5歩、歩いた時

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そして最後に音が聞こえたのは6歩、歩いた時だった

(レベルが上がるごとにレベルアップに必要な歩數が増えている?どういう仕組みだ?訳が分からないな。とりあえずアテナにでも聞いてみるか)

俺はチートについて考えながら、そこにいると思われるアテナに聲をかけた

「アテナ。俺のステータスはどうやったら見れる?」

────ちゅんちゅん

────ミーンミーン

────キリリキリリ

(おいおい、無視かよ。ふざけた駄神だな!)

俺はいらつきながらもアテナがいると思われる場所に振り向くと.....

・・・。

「ちょっ!?冗談だろ!?あの駄神どこにいきやがった!?」

正直かなり焦った。まさかいきなり迷子になるとか思わなかった

辺りを懸命に見回していたら目を凝らしてやっとぐらいの距離にアテナがいた

『歩~!見て見てー!うさぎだよー!』

うさぎだよー!じゃねぇんだよ!勝手に離れんな!

俺はすぐさまアテナの側に駆け寄ったのだが.....

「お、おい。アテナ?今すぐそこからゆっくりと離れろ」

『えー。なんでー?うさぎ可いのにー』

いや、そのうさぎが問題なんだよ!

某RPGゲームの一角うさぎにそっくりだろ!

「いいから早く離れろ!いいか、ゆっくりだぞ?うさぎを刺激するなよ?.....あっ」

『やだよー。もうラビちゃんって名前つけ.....げべっ!?』

ラビちゃんて.....安易な名前だな

一角うさぎに突撃されたアテナがまたの子が出してはいけない聲で哭いた

そして一角うさぎはそのまま森の奧へと逃げていった

「・・・」

『痛いー.....ぐすっ。痛いよー』

地面をごろごろ転がりながら痛がる駄神アテナ

そんだけ転がれるなら大丈夫そうだな

「お前って究極のバカだろ」

『ひどい!?の子が痛がってるのにその言い草!?』

自業自得だろ.....反省しろよ!

「勝手にいなくなるな。焦るだろ」

『だってーうさぎ可いかったんだもんー』

それはいなくなっていい理由にならないだろ!

「いや普通だったら角生えたうさぎとか警戒するだろ.....」

『えー?だって大人しい魔だって鑑定結果でたんだもーん』

ま、魔と分かった上で近づいたのか.....

どうやらアテナは本當のバカだった

まぁ分かっていたことだからそれはいい

問題はアテナが鑑定を使っていることだ

(そう言えば、さっき俺のステータスもするって言ってたな)

「アテナは俺のステータスが見れるんだよな?」

『んー?見れるよー?』

やっぱりか。なんとなくは分かっていたけど.....

「なんで俺は見れないんだ?」

『それは歩がスキルを持ってないからだねー』

おおぅ.....まさかのスキル未取得かよ!

「どうやったら俺のステータスを見れるようになる?このままレベルを上げていけばスキルが手にるのか?」

よくあるやつだと確か.....

王道RPGのようにレベルで々覚えていくのか

それとも魔導書なるもので々覚えていくのか

それともスキルポイントで々覚えていくのか

後はなにかあったかな?とりあえずすごく気になる!

『歩は私の付き人だからねー。神ポイントでしかスキルは手にらないよー』

また訳の分からんシステムが出てきたな.....

アテナは痛みが引いたのかその場での子座りをしている

どうやらこの場で説明してくれるみたいだ

それはいいのだが.....

(地べたにそのまま座るなよ。その綺麗なワンピースが汚れるだろ.....ったく、しょうがないやつだな)

俺はアテナを持ち上げ、ワンピースについた埃を払ってあげて、そのまま俺の膝の上に座らせた

アテナはにぱーっと嬉しそうにはにかんだ

「・・・」

(ちゃんとしてれば可い子なんだけどな~。大きいし)

とりあえずアテナの説明によるとこういうことだ

俺は今現在ほとんどスキルを所持していないらしい

スキルを手にれる為にはアテナからもらう必要がある

付き人の特上レベルや魔導書とかでは手にらないみたいだ

その代わり神ポイントで取得できるスキルには制限がないらしい

そしてその神ポイントなんだが.....

『今みたいに私に優しくしてくれればいいんだよー』

「つまりアテナにご奉仕しろと?」

『そうだねー。第一私は神なんだから敬いなさいー』

「・・・」

アテナは俺の膝の上できゃっきゃっと楽しそうにしていた

どうやらアテナの為に何かをしてあげると神ポイントなるものが貯まるらしい

それもしてあげた度合いによって貯まるポイントが違うのだとか

例えば、今している膝上抱っこでも神ポイントは貯まったらしい

更に言うなら、埃を払ってあげたことや抱き枕になった件でも貯まったとのことだ

アテナが言うには、【ステータス】のスキル分のポイントは貯まっているらしいので早速もらうことにした

『これで見れるはずだよー』

「おぅ。ありがとな?」

とりあえず謝の印として頭をなでてあげた

アテナは気持ちよさそうに目を細めている

(ちゃんとしてれば可い子なんだけどな~。大きいし)

「ステータス・オープン!」

『あー。念じるだけで平気だよー』

「早く言って!?恥ずかしいから!」

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『アユム・マイニチ』 レベル:36

種族:人間

年齢:26

別:♂

職業:凡人

稱號:神の付き人

力:46(+36)

魔力:36(+36)

筋力:41(+36)

耐久:41(+36)

敏捷:96(+36)

技能:言語理解/ステータス

固有:ウォーキングLv.36 0/37

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.....俺、想像以上に弱かった!!

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