《歩くだけでレベルアップ!~駄神と一緒に異世界旅行~》第7歩目 はじめてのギルド!
さて、アテナの機嫌も直ったことだし、ギルドに行きますか!
俺とアテナは分証を作るべく冒険者ギルドを目指した
衛兵さんが言うには、大通りを真っすぐ行けば看板が出ていると教えてくれたのだが.....
アテナが初めての町に興していて、あっちにふらふら~こっちにふらふら~
完全にお上りさん狀態になっている
気持ちは分からなくもないのだが、ギルドに急ぎたい
さっさと分証を作って、今日の宿を決めたいからだ
『歩~!あれー!あれ食べたいー!』
「金ないから無理」
『いやあああああ!!あれ食べるのー!買ってー!』
「金がないって言ってんだろ!」
さっきからこのやり取りをずっと繰り返している
正直うんざりしていた
神の威厳もあったものじゃない。単なる駄々っ子だ
いい加減、業を煮やした俺は結局.....
「いい加減にしろ!この駄神!さっさと行くぞ!」
『ふえ~~~ん。痛いってばー!本當に痛いのー!ごめんなさいー(´;ω;`)』
頬を引っ張ったまま、強引に冒険者ギルドに向かうことにした
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冒険者ギルド
〔本日はどのようなご用件ですか?〕
『ぐす.....ぐす。あ、歩がいじめるのー!』
〔.....?〕
駄神アテナが、顔をぐしゃぐしゃにして訴えていた
「あっ。そこのバカは放っておいてください」
〔は、はぁ.....〕
『ちょっとー!誰がバカよー!』
「黙ってろ!駄神!また引っ張るぞ?」
俺とアテナのやり取りを見て困する付嬢さん
付嬢さんからしてみればいい迷だろう
バカとじゃれ合ってる暇はない
さっさと要件を伝えないとな.....
「すいません。冒険者登録をお願いします」
〔畏まりました。登録料が2000ルクアとなります〕
アテナによると、お金の単位はルクアというらしい
銅貨・銀貨・金貨・白金貨・王金貨が使用されていて、
銅貨=100ルクア
銀貨=1000ルクア
金貨=10000ルクア
白金貨=100000ルクア
王金貨=1000000ルクア
1ルクアが1円相當となるらしい
市場に出回る貨は金貨までで、白金貨以上は滅多にお目にかかれないのだとか
つまり、2000ルクアとは銀貨2枚のことだ
當然、俺もアテナも持っているわけがない
『え?お金大丈夫ー?持ってないんでしょー?』
「大丈夫だ。問題ない」
『へぇー!さすが私の歩だねー!』
「誰がお前のだ!」
登録料に関しては抜かりないがないよう衛兵さんから聞き出していた
「魔の素材を換金してくれると聞いたんですが.....」
〔おっしゃる通りです。ギルドにて買い取らせて頂いております〕
「じゃあ、お願いします」
〔では、こちらのトレイに素材をどうぞ〕
分証の説明をけた際、衛兵さんには當然お金も持っていないことを相談していた
そうしたら衛兵さんが、ギルドで魔の素材を換金してくれることを教えてくれたのだ
魔を倒しながらこの町を目指していたので素材はある
だから登録料あたりはきっと余裕だろう
そう思っていたのでアテナには自信満々に答えた
〔ではこちらが買い取り結果です。コボルトの耳が9個で1800ルクアですね〕
「・・・」
『足りてないじゃーん!どうすんのー!?』
微妙に足りなかった!自信満々に答えたのに恥ずかしい!
結局、仮登録ということでクエストの報酬から天引きしてもらうことになった
お金を持っていない人への救済措置らしい
それと冒険者になれるだけの力があるかどうかを見極める意味合いもあるんだとか.....
そして次に冒険者についての説明をけた
〔まず冒険者にはSSSからEまでの8つのランクを設けております。今回正式に冒険者となられますと、Eランクからのスタートとなります〕
「わかりました」
『歩~?まだー?飽きたー』
(飽きるの早いだろ!靜かにしてろ!聞いてんだから!)
〔けることができるのは、自分と同じかそれ以下のランクの依頼だけです。Bランクまでは、同じランクの依頼を五回クリアすることで、ランクをあげることができます〕
「Aランクからは違うんですか?」
『はーやーくー!説明長いー!』
(ちょ!?おま!?付嬢さんに聞こえるだろ!)
「Aランク以上からは、同じランクの依頼を五回クリアした上で、ランクアップ試験に合格しなければいけません」
「なるほど。ランクアップ試験とはどんなものですか?」
『・・・』
(なんだ?やけに靜かになったな?)
気になったのでアテナを見てみたら、俺の足元で寢ていた
それはまるでコアラのように俺の足を抱き枕にして.....
『すぅ.....すぅ.....( ˘ω˘)』
〔・・・〕
「・・・」
これには俺も付嬢さんも苦笑するしかなかった
この自由奔放さ。ある意味大なのかもしれない。バカだけど.....
結局その後はアテナをおんぶする形で説明を聞くことになった
〔依頼をける際は、右手側に見える掲示板に張られている依頼票を持ってこちらへときてください。以上で説明は終了となります〕
説明が終わると、付嬢さんが1枚のカードを渡してきた
仮登録用の灰の冒険者カードだ
付嬢さんの説明によると、Eランクで黒、Dで紫、Cで緑、Bで青、Aで赤、Sで白、SSで銀、SSSで金になるそうだ
冒険者カードは自のを一滴垂らすことで、自分専用のカードになるという優れである
とりあえず仮登録のカードではする必要はないらしい
〔それでは無理のないようお気をつけください〕
これでギルドでの用事は全て終わったことになる
早速依頼をけたいのだが....
『すぅ.....すぅ.....( ˘ω˘)』
「ハァ~.....」
(このまま山に捨ててきたい気分だが.....寢顔は可いんだよな~)
仕方ない。アテナを起こさないよう、簡単な依頼にするか.....
今話の歩數:560歩
ここまでの歩數:約6660歩
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『アユム・マイニチ』 レベル:114
種族:人間
年齢:26
別:♂
職業:凡人
稱號:神の付き人
力:124(+114)
魔力:114(+114)
筋力:119(+114)
耐久:119(+114)
敏捷:174(+114)
技能:言語理解/ステータス/鑑定Lv.1
固有:ウォーキングLv.114 105/115
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草魔法師クロエの二度目の人生
6/10カドカワBOOKSより二巻発売!コミカライズ好評連載中! 四大魔法(火、風、水、土)こそが至高という世界で、魔法適性が〈草魔法〉だったクロエは家族や婚約者にすら疎まれ、虐げられ、恩師からも裏切られて獄死した……はずなのに気がつけば五歳の自分に時が戻っていた。 前世と同じ轍を踏まぬよう、早速今世でも自分を切り捨てた親から逃げて、〈草魔法〉で生きていくために、前世と全く違う人生を歩もうともがいているうちに、優しい仲間やドラゴンと出會う、苦労人クロエの物語。 山あり谷あり鬱展開ありです。のんびり更新。カクヨムにも掲載。 無斷転載、無斷翻訳禁止です。
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