『歩～！私もスキルを覚えたいー！』

突然、アテナが訳の分からないことを言い出した

まぁいつものことだから無視しよう

俺はそのまま歩き出した

『歩～(´；ω；`)無視しないでよー！』

アテナは勢いよく俺に抱き著いてきたのだが......

俺は無言で目線をおろす

ワンピースの隙間からは、俺の板で潰れ、むにゅとすばらしい谷間を作りだしている巨が見えた

───ずりゅずりゅ

「どどどっ、どういうことか詳しく話せ」

やばい！貞には刺激が強すぎる！

しかし俺は目を離すことができなかった

『んー？慌ててどうしたのー？』

「き、気にするな......で？なんだって？」

───ずりゅずりゅ

じっ─────────。

俺の板でこすれるのがとてもやわらかい

やはりすばらしい！本當こいつは顔とだけは神級だ！

『変なのー！まぁいいやー！

でねー、私も歩みたいにスキルを覚えたいのー！』

「お前にはゴッドパンチ（笑）やゴッドチャーム（笑）があるだろ」

『それは神スキルなのー！私が言ってるのは庶民スキルー！』

庶民スキル......だと！？

言い方にカチンッときたが、今は置いておこう

「それで？どうやってその「庶民スキル」を覚えるんだ？」

『私も神ポイントで覚えられるよー！』

「え？マジ！？」

『まじー！』

アテナはそう言うとにぱー☆とはにかんできた

そして、ぴょんぴょんぴょんって跳ねてくる

───ぷるんぷるんっ

「ぶっ！！」

鼻出た

きれいなピンクのぽっちが見えた

『な、なんで鼻でたのー！？』

「き、気にするな......」

貞には刺激が強すぎるが、ありがたい瞬間でもあった

□□□□

アテナと々相談した結果、以下のスキルをあげることにした

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斧Lv.1（消費50）/斧Lv.2（消費100）

Lv.1（消費50）/Lv.2（消費100）

理耐Lv.1（消費100）/理耐Lv.2（消費200）

魔法耐Lv.1（消費100）/魔法耐Lv.2（消費200）

狀態異常耐Lv.1（消費200）/狀態異常耐Lv.2（消費400）

神ポイント計　1500

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

アテナに死なれると困るので耐系は真っ先にあげることにした

現狀は俺と同じスキル狀況だ

は俺と同じ理由

ゴッドパンチ（笑）があるから、いらないかと思ったが念のためだ

そして気になるのは......

「なぁ。なんで斧なんだ？」

『斧だからだよー！かっこいいじゃーん！』

うむ。分からん

なにがかっこいいのかも全く分からん

まぁアテナのスキルだしどうでもいいか

てか、白いワンピース著たが斧持ってるとかシュールすぎてちょっと怖い

『歩～！ちょっと見ててー！』

なんだかうれしそうにきゃっきゃっとはしゃいでいる

アテナが木を毆る

拳を何度かれて、ようやく小さなへこみができた

『どうー？すごいー？』

「・・・」

アテナが大きなを揺らして、ドヤ顔で尋ねてきた

俺とはずいぶん威力が違う

どうやらスキルの強さは使い手のステータスに影響されるみたいだ

まぁアテナはくそ雑魚ステータスだし、こんなもんなんだろう

『い、いたーい！歩、治してー(´；ω；`)』

よく見ると、アテナの手の皮がすこし剝けていた

「ハァ......」

ヒールを使って一瞬で治してやる

『ありがとー！は痛いからあまり使わないようにするねー！』

アテナはいつのものようにぱー☆と微笑んできた

「・・・」

どうやらこいつのはつかいものにならないようだ

というか、スキルあげなきゃよかった。ポイントが無駄になった

『でも強くなったでしょー？斧！斧を持てば歩の役に立てるよー！』

「ふ～ん。役に立てるね～」

（あれで強くなったつもりなのか......）

でも、こんなバカな子でも考える脳みそはあったようだ

アテナはアテナなりに考えてくれてるんだな

なんて風に、思う訳もなく......

「本音は......？」

『歩に緒でこっそりお金を稼いで遊びたーい！』

まぁ思った通りだ

これがアテナクオリティーなんだよな

だから俺は......

「お前には全く期待していないが、とりあえず武屋にいくぞ」

『ふえーーーーーーーーん！つねらないでよー(´；ω；`)』

アテナの頬をつねりながら武屋を目指した

□□□□

武屋に著いた

店の中はきれいとは言い難いが、武特有の鉄の匂いで満ちていた

棚には様々な武が雑に置かれている

これだけたくさんあれば、アテナが気にる武もありそうだ

〔へい、らっしゃい〕

カウンターの奧から髭ボーボーのおやっさんがでてきた

いかにも職人です、みたいな風だ

「ほら、好きな武選べよ」

『うんー！どれにしようかなー？』

アテナは目をキラキラさせ、食いるように武を眺め始めた

（普通、の子が武を見て目をキラキラさせるものか？）

と思ったが、アテナは普通じゃなかった

単なるおっぱいだった。なら、まぁいいか

しばらくすると、アテナが一つの武を指差した

『歩～！これなんかどうー？私のしさにぴったりじゃないー？』

「・・・」

アテナが指差したのは、この武屋には似つかわしくない、刀の先まで白銀に輝くきれいな武だった

なるほど。確かにしい武だ

アテナはバカだけど、顔とだけは神級だ

アテナが裝備できたら確かに映えることだろう

『ほらほらー！20萬ルクアだってー！私、これがいいー！』

安いな！

買える、買えるぞ！

しかし......

「お前はバカか？大バカなのか？

それは剣だろ！お前は斧がいいんだろ！？」

『ふえーーーーーーん！ごめんなさーい(´；ω；`)』

俺は當然のように駄神の頬をつねった

まさか自分が取得していないスキルの武を選ぶとは思わなかった

いや、バカなおっぱいであるアテナだからこそか

（なんと言うかまぁ、に忠実な駄神だよな）

そんなやり取りをしている俺達を、武屋のおやっさんはまるで不審なものでも見るかのように伺っている

騒がしくしてすいません......

やっぱりアテナがいると々と面倒事が増えるな

さっさと購して帰ろう

それからしばらくしてアテナが選んだのは、先端に刺の付いた両刃斧であるバトルアックスだった

〔それはお嬢ちゃんには重すぎると思うが？〕

『へいきよー！神である私に不可能はないわー！』

〔神......？〕

こ、このバカ！

自分から神であることをばらしやがった！

おやっさんが怪しげな目で俺達を見る

そして......

〔にいちゃん......大変だな。まぁがんばれよ。おまけするからよ〕

俺はおやっさんに同された

アテナはどうやら痛い子だと思われたようだ

まぁ、自分を神とか言っちゃう子はそう思われても仕方がない

『なんでー！私、神なのにー！智慧の神なんだよー！』

アテナは地団駄踏んで悔しがっている

俺は、それが神らしくないんだ、と言ってやりたい

「それで？斧を持ってみたはどうだった？」

『持てなかったー』

「......なんだって？」

『だからー！重くて持てなかったのー！』

「・・・」

〔・・・〕

こいつ！

さっき神には不可能はないとか言ってなかったか

結局重くて持てないとかバカかよ！

（落ち著け、俺。こいつはバカなおっぱい。こいつはバカなおっぱい）

「おやっさん。アテナでも持てそうな斧ありますか？」

〔これなんかどうだ？この店で一番軽い斧だ〕

おやっさんが出してきたのは、木こりが持っていそうな簡単な作りの鉄の斧だった

攻撃力はなさそうだが、アテナには期待していないので問題ない

『えー？これー？なんか神たる私に相応しくなくなーい？』

「うるせえな！文句言ってないで早く持てよ！」

『もう仕方ないなー！』

アテナがぷうっと頬を膨らませ、ぶつくさと文句を言っている

ちょっとかわいい

『ふみーーーーーーーー！ふみーーーーーーーー！』

アテナが踏ん張って力をれているようだが、斧は全く持ち上がる様子がない

『ふみーーーーーーーー！ふみーーーーーーーー！』

「......お前、なにやってんの？」

『はぁはぁ......重くて持ち上がらないー』

「・・・」

〔・・・〕

俺はおやっさんを見る

おやっさんは首を橫にふった

〔この斧より軽いとなると、この短剣ぐらいしかないな〕

いや、短剣を出されてもどうしようもないんだが

アテナは斧スキルだしなぁ

そんなことを考えていたら、アテナが短剣に興味を示した

『ふみーーーーーーーー！ふみーーーーーーーー！』

しかし、斧同様持ち上がることはなかった

『はぁはぁ......これも重いー！』

「た、短剣も持てないとか冗談だろ！？」

『歩～！私、々持ってみて気付いたんだけどさー！』

「な、なんだよ？」

『私、今までティーカップより重いもの持ったことないんだよねー！あははははー( ´∀｀ )』

───ブチッ！

「あははははー( ´∀｀ )じゃねえ！くそ駄神！

ふざけんなよ！お前に使った神ポイント返せや！」

『ふえーーーーーーーーん！ごめんなさーい(´；ω；`)』

キレた俺はいつものように駄神の頬をおもいっきりつねった

こうして俺は大量の神ポイントを無駄にしてしまったのである

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『アテナ』　レベル：2　危険度：極小

種族：神

年齢：ーーー

別：♀

神ポイント：80

【一言】武ってなんであんなに重いのー！腕がぱんぱんで痛いー(´；ω；`)

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アユムの所持金：250000ルクア

冒険者のランク：B（クリア回數：4回）

このお話の歩數：約21250歩

ここまでの歩數：約251590歩

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『アユム・マイニチ』　レベル：708【↑10】

種族：人間

年齢：26

別：♂

職業：凡人

稱號：神の付き人

力：718（+708）【↑10】

魔力：708（+708）【↑10】

筋力：713（+708）【↑10】

耐久：713（+708）【↑10】

敏捷：768（+708）【↑10】

技能：言語理解/ステータス/鑑定Lv.2/浄化魔法Lv.2

剣Lv.2/Lv.2/索敵Lv.2/治癒魔法Lv.2

知Lv.2/隠Lv.2/偽造Lv.2

初級火魔法Lv.1/初級水魔法Lv.1

初級風魔法Lv.1/初級魔法Lv.1

狀態異常耐Lv.2/魔法耐Lv.2

固有：ウォーキングLv.708　604/709

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