《歩くだけでレベルアップ!~駄神と一緒に異世界旅行~》第17歩目 はじめてのまねっこ!Aランク昇格試験③
「んーーーーー!おいしいぃーーーーーーーー(*´μ`*)」
「ありがとうございます。アユムさんはどうですか?」
「すごくおいしいです。でも驚きました。料理上手なんですね」
俺達は今、のんびりとラズリさんの手料理を満喫している
ラズリさんが仲間に加わって後、ダンジョン探索を開始したら、あっさりとセーフティーゾーンが見つかった
どうやら16~25階層のいずれかに該當するみたいだ
なんだか安心するとともにドッと疲れが押し寄せてきた
なのでセーフティーゾーンで休息を取ることにした
「料理も花嫁修業の一つですから。
どうです?私、オススメだと思いませんか?」
自分でオススメって......
いや、確かに料理が上手なのはポイント高いけどさ
「婚活、がんばってください」
「あぅ......またフラれました」
ラズリさんはその場で膝を著き、がっくりと頭を垂れた
てか、またって......
誰かもらってあげろよ!
「歩~!次これー!これ食べたーい!はやくー!」
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「はいはい」
ひな鳥のようにあ~んと開いている口へとを放り込む
「おいしいぃーーーーーーーーーーーーーーーーー!」
両手を頬にあて、o(≧∇≦)o←こんなじの顔で喜ぶアテナ
まるで子供だ。でも癒される
「ふふっ。ありがとうございます。料理人冥利に盡きます」
「ラズリさんは料理人ではなくギルド職員でしょ」
「それにしても驚きました。
いつもアテナさんに食べさせてあげてるんですか?」
あれ?さらっとスルーされた?
「こいつは特別なんですよ」
「特別......///やっぱりお二人はそういう関係だったんですね!」
う、うぜぇ......
このうざさが婚期を逃してるんじゃないのか?
「単なる子守です。それよりも質問があるんですが」
「照れちゃってかわいいんですから!」
照れてない、照れてない
「さきほど料理する時に、空間から調理やら食材やら出してましたよね?あれってもしかして、アイテムボックスとかってやつですか?」
「おっしゃる通りです。探索者か勇者様が使える魔法です」
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「え?探索者か勇者だけなんですか?」
「そうですね。それ以外の方はマジックバックを使われます」
「マジックバック......」
どうせならアイテムボックスを覚えたい
しかし俺の職業、凡人だしなぁ......
「マジックバックはアイテムボックスと同じものなんですが、種類が々あります。種類によって値段も異なりますので、用途によって選ぶべきでしょう」
「でも、お高いんでしょう?」
「確か......無制限10種類収納でで100萬ルクア。
制限あり50種類収納で50萬ルクアだったかと」
高えよ!
いや、便利さを考えれば妥當なのかもしれないが......
「なぁ、アテナ。俺って探索者に転職でき......」
「無理無理ー( ´∀` )歩は付き人の特上、神ポイント以外からはなにも取得できないよー!」
即答かよ!それにしてもやっぱりか......
神の付き人は、スキルの取得制限がないから便利だけど、融通が効かない部分もあって意外と不便なんだよな
「ねーねー!それよりも拭いてー!もっと構ってー!」
「はいはい」
俺の膝の上で、服をくいくいっと引っ張り、可くおねだりしてくるアテナ
こういうしぐさにはついドキッとさせられてしまう
ちゃんとしてれば可い子なんだけどな~。大きいし
その後アテナが満足するまで、奉仕という名の遊びに付き合うことになった
□□□□
「し仮眠を取りましょうか」
ラズリさんの提案で仮眠をとることになった
アイテムボックスから予備の寢袋を渡してくれたのだが......
「私はいらないよー!歩と一緒に寢るー!」
「まぁ......///やっぱりそういう関係なんですね!」
とまぁ、こうなった
もうスルーしよう。めんどくさい
俺とアテナは一緒の寢袋で寢ることになった
當然、アテナが寢る場所は俺のの上だ
「ねーねー。なでなでしてー?」
「ん?別にいいけど」
───なでなで
「きもちいいー!」
しばらくなでていると、
「ぽんぽんしてー?」
「わがままだな~。まぁいいけど」
───ぽふっ。ぽんぽん
「にへへー!」
にぱー☆とはにかむ、その姿はやはりかわいい
しばらくぽんぽんしていると、
「最後はぎゅってしてー?」
「......はぁ?なんか妙に甘えてくるな?」
「いいからーいいからー!はやくー!」
「はいはい」
───ギュッ!!
「こ、こんなじでよかったか?」
「うんー。ねーこのまま寢てもいいー?」
「俺が疲れるんだが?」
「お願ーい!あとですごいこと教えてあげるからー!」
すごいこと?
そう言えば、道中でもなにか言いかけてたな
まぁ、アテナの言うことだし、期待しないでおくか
「あ、あの......そういうことは宿屋に戻ってからお願いします」
「なに勘違いしちゃってんの!?」
どうやら俺達が寢袋の中でもぞもぞいていたのが、ラズリさんに伝わっていたらしい
えっちぃことと勘違いされたみたいだ
「そういうことってなにー?」
「いいから寢ろ!」
「変なのー?じゃーおやすみー歩~。すぅ......すぅ......( ˘ω˘)」
「あぁ、おやすみ」
こうして、俺達はつかの間の休息を取ることになった
□□□□
......休息なんて取れる訳ないんだよなぁ
結局、俺は一睡もできなかった
いつもとは違い、今はアテナをぎゅっと抱きしめている
さらに寢袋という環境も影響しているのだろう
寢袋からアテナとラズリさんのいい香りが漂ってくる
さらには、俺のの上でぐにゅむにゅっと潰れたおっぱいのが、いつもよりもダイレクトに伝わる
こんなの寢れる訳ないだろ!貞には刺激的すぎるわ!
アテナがもぞもぞ起き出してきたので、早速尋ねてみる
「それで?すごいことってなんだよ?」
「くぁ~(´・ωゞ)」
「くぁ~じゃねえ!気持ちよさそうに寢やがって」
「......だってー。この抱きまくら気持ちいいんだもーん!」
「誰が抱きまくらだ!」
「ふえーーーーーん!ごめんなさーい(´;ω;`)」
俺が頬をつねったことで、駄神がいだ
「それで?」
「......ぐすっ。せっかく気持ち良く眠れたのにー!」
「・・・」
俺はそっとアテナの頬に手をばした
「ま、まってまってー!話すからー!」
「最初からそうしろよ」
「まずはこれを見てみてー!」
渡されたのは、アテナにあげた俺のスマホだった
アテナに言われるままスキル欄をスクロールしていくと、
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
【神レベル2で習得できるEXスキル】
神Lv.3(消費2000)
神Lv.3・・・Lv.3スキルの取得解放
裏スキルの一部取得解放
神スキル【ゴッドまねっこ】取得解放
神ポイント獲得時50%UP
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「うおおおおおおおおおお!神Lv.3が出てやがる!」
「ひぃ!ど、どうしたんですか?アユムさん」
やばっ。興しすぎてつい大聲をだしちまった
事を知らないラズリさんには悪いことをしたな
「うおおおおおおおおおおおおおおお( ´∀` )」
アテナはラズリさんの驚いた反応が面白かったのか、どうやら俺のまねをしたみたいだ
......よし、バカは後でつねろう
「す、すいません。なんでもないです」
「は、はぁ......」
俺はラズリさんに聞こえないよう、ひそひそと駄神と話し出した
「いつからだ?いつから出てきた?」
「はじめて歩にぎゅってされてからだねー!」
「そうか。相変わらずよく分からんシステムだな。
......てか、もっと早く教えろよ!」
「言おうとしたよー!だけど歩がうるさいって言うからー」
道中でなにか言おうとしてたのはこれのことだったのか
いつもの戯れ言だと思ってた
「悪かったな。謝るよ」
───ぽふっ。ぽんぽん
「にへへー!いいよー!許してあげるー!」
アテナはいつものように、にぱー☆とはにかんだ
かわいい
「しかし、神ポイント2000も使うのか。足りないな......」
「んー?全然余裕だよー?だからレベルあげてー!」
余裕?朝500ぐらいだったはず
々奉仕はしたが、いいとこ1000あたりだろ
そう考えながらアテナを見ると、
神ポイント:5000【↑4000】
「ふぁ!?なんでこんなに増えてるんだ!?」
「歩、いっぱいご奉仕してくれたからねー!
それに寢ないでずっとぎゅってしててくれたんでしょー?」
「あ、あぁ......」
寢ないで、というか、寢れなかっただけなんだがな......
「嬉しかったんだー!だからたくさん増えたんじゃないー?
ずっとぎゅってしてくれててありがとー!」
アテナはそう言うと、純真搾りだし100%のにぱー☆を向けてきた
やばい。すごくかわいい
見惚れ......る訳にはいかない!
俺は、ニケさん一筋!ニケさん一筋!ニケさん一筋!
とりあえず神ポイントは大量にあるので、神Lv.3を取得した
「歩~ありがとー!でねー、お願いがあるんだけどー」
「なんだよ?」
「神スキルの【ゴッドまねっこ】ほしー!」
「役に立ちそうにない神スキル(笑)をか?」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
【神レベル3で習得できるEXスキル】
神スキル【ゴッドまねっこ】(消費1000)
ゴッドまねっこ・・・ーーーーー
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
どうやら詳細は見れないらしい
アテナの年齢もそうだが、一般の鑑定では見れないものもあるということか
「どんなスキルなんだ?」
「きっと歩の役に立つスキルだよー!ねーいいでしょー?」
「だからどんなスキルなんだよ?」
「まねっこするんだよー!」
説明になってねええええ!
「いいでしょー?いいでしょー?いいでしょー?」
アテナが膝の上でじたばたと暴れ出した
「分かった!分かったから暴れるな!」
「で、ですから、そういうことは宿屋に戻ってから......」
「してないから!えっちぃことしてないから!」
結局、しぶしぶアテナにスキルを與えることにした
アテナはきゃっきゃっと嬉しそうにはしゃぎ、そのままラズリさんのもとに駆け寄った
「ラピスー!さっきのダンジョンマップってやつとアイテムボックスの魔法見せてー!」
「構いませんよ。好きなだけ見てください」
しばらくすると、今にもステップしだしそうなアテナが嬉しそうな顔で戻ってきて、
「歩~!歩~!これ見てみてー!」
スマホを差し出してきた
アテナに促されるまま、渡されたスマホをスクロールしていくと、
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
【神レベル3で習得できるEXスキル】
ダンジョンマップLv.1(消費100)
アイテムボックスLv.1(消費200)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「ちょっ!?これマジか!?」
「まじー!ねーえらいー?えらいー?」
どうやらゴッドまねっことは、相手のスキルをコピーするらしい
でも、まねっことコピーってちがくね?
そんなことはどうでもいいか!それよりも今は......
「でかした!アテナ!お前最高だよ!してる!」
「ふっふーん!智慧の神にふさわしいスキルでしょー!」
「あぁ!スキルだけは智慧の神にふさわしいな!」
俺はガシガシとアテナの頭をなでて譽めてあげた
「ちょ、ちょっとー?普段のほうがやさしいんだけどー?
譽められてるのにいつもより痛いんだけどー?」
そんなアテナの言葉を無視して、早速スキルを取得してみた
「よし、完了だ!
いでよ。無限なる寶庫!アイテムボックス!」
・・・。
「ん?あれ?おかしいな?
我が存在せし場所を示せ!ダンジョンマップ!」
・・・。
どちらも、うんともすんとも言わない
でも、スキルを取得したのは間違いない
「おい、アテナ。スキルが発しないぞ?」
「んー?変だねー?確認してみるねー!」
アテナがスマホをいじって調べている
───ぽふっ。ぽんぽん
「にへへー!ぽんぽんするならやさしくしてよねー!」
「はいはい」
膝の上で足をぷらぷらしながら、嬉しそうにしている姿は癒される
「あー......わ、分かったよー」
「どうした?」
「ねー正直に言ったら怒らないー?」
アテナが不安げな表で尋ねてきた
「怒る」
「じゃー言わな......」
「言わないともっと怒る」
「ふえぇ(´;ω;`)」
「早くしろ。本気で怒るぞ?」
アテナは観念したかのように俯き、一言
「......我が存在せし場所を示せ!ダンジョンマップ!」
そう言うやいなや、アテナの手の平に地図が表示された
「は?なんでアテナが使えるんだよ?」
え?もしかしてそういうこと?
「つまりねー......」
「つ、つまり?」
「【ゴッドまねっこ】で取得したスキルはー......」
「ス、スキルは?」
俺の勘違いであってくれ!
「取得しても私しか使えないみたいー」
「・・・」
アテナが俺の膝の上から逃げようとしている
俺は今、どんな顔をしているんだろうか
しかし、それでも、取るべき行はただ一つだ
俺は全力で駄神のほっぺたをつねることにした
「このくそ駄神!お前が取得しても役に立たないだろ!」
「ふえーーーーーーーーん!ごめんなさーい(´;ω;`)」
......神スキルはやはり神スキル(笑)だった
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『アテナ』 レベル:3 危険度:極小
種族:神
年齢:ーーー
別:♀
神ポイント:1750
【一言】アイテムボックスだけなら役に立てるよー(´;ω;`)
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アユムの所持金:420000ルクア
冒険者のランク:B(クリア回數:5回)
このお話の歩數:約2100歩
ここまでの歩數:約338250歩
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『アユム・マイニチ』 レベル:822【↑3】
種族:人間
年齢:26
別:♂
職業:凡人
稱號:神の付き人
力:832(+822)【↑3】
魔力:822(+822)【↑3】
筋力:827(+822)【↑3】
耐久:827(+822)【↑3】
敏捷:882(+822)【↑3】
技能:言語理解/ステータス/鑑定Lv.2/浄化魔法Lv.2
剣Lv.2/Lv.2/索敵Lv.2/治癒魔法Lv.2
知Lv.2/隠Lv.2/偽造Lv.2/捜索Lv.2
吸収Lv.2/理耐Lv.2/魔法耐Lv.2
初級火魔法Lv.1/初級水魔法Lv.1
初級風魔法Lv.1/初級土魔法Lv.1
初級魔法Lv.1/初級闇魔法Lv.1
狀態異常耐Lv.2
固有:ウォーキングLv.822 102/823
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【書籍化】薬で幼くなったおかげで冷酷公爵様に拾われました―捨てられ聖女は錬金術師に戻ります―
【8月10日二巻発売!】 私、リズは聖女の役職についていた。 ある日、精霊に愛される聖女として、隣國に駆け落ちしたはずの異母妹アリアが戻ってきたせいで、私は追放、そして殺されそうになる。 魔王の秘薬で子供になり、別人のフリをして隣國へ逃げ込んだけど……。 拾ってくれたのが、冷酷公爵と呼ばれるディアーシュ様だった。 大人だとバレたら殺される! と怯えていた私に周囲の人は優しくしてくれる。 そんな中、この隣國で恐ろしいことが起っていると知った。 なんとアリアが「精霊がこの國からいなくなればいい」と言ったせいで、魔法まで使いにくくなっていたのだ。 私は恩返しのため、錬金術師に戻って公爵様達を助けようと思います。
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