《歩くだけでレベルアップ!~駄神と一緒に異世界旅行~》第80歩目 はじめての!妖狐と二人っきり⑩

前回までのあらすじ

報通のラズリさんはさすがだけど、妖狐の登場で存在意義について悩んでいるらしい

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し長めとなっています。

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□□□□ ~歩さんは求不満?~ □□□□

フルールを出立してから1ヶ月。

王都までは殘り1ヶ月となる。

オシーネさんの話だと、最近ハンターと呼ばれる猟者が、國や奴隷商の依頼もなく無斷で獣人を捕獲する案件が増えてきているのだとか。

特に王都とフルールのちょうど中間地點に、そのハンター達の拠點があるかもしれないとのこと。

中間地點って言ったらこの辺りのことだよな?

そういうフラグが立つようなことは教えてくれなくても・・・

俺達には妖狐という格好の獲になりそうな存在がいる。

主人である俺を殺してしまえば、妖狐を売りに出すことも可能らしいので十分注意をしたい。

・・・。

不安は殘るが、それでも旅は順調だ。

今日も1日の旅を終え、ナイトさんお手製の夕食をみなで囲んで和やかに食べていた。

そう和やかだったのだが.....ある人の一言でその雰囲気もぶち壊しとなった。

「なぜ主は妾を抱こうとはせぬのじゃ?」

「ぶふっ!?」

「やー!歩きたなーい!ふいてよーヽ(`Д´#)ノ」

「よ、よう、妖狐ちゃんは大膽でしゅ///」

妖狐の唐突な発言に思わず吹いてしまった。

その影響で俺の膝上にいたアテナはポテトサラダまみれになっている。お風呂前で本當に良かった・・・

アテナに謝罪しつつ、をきれいに拭いてあげる。

そして同時に妖狐の意図も尋ねた。

「.....い、いきなりどうしたんだ?」

「いきなりもくそもなかろう。そのままの意味なのじゃ。なぜ妾を抱こうとはせぬのじゃ?」

「んー(。´・ω・)?コンちゃんは歩にだいてほしいのー?」

「ほしいではなく、主人の求不満の世話も奴隷の仕事なのじゃ」

そんな自発的な仕事なんてないだろ!

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「.....よ、求不満じゃないし?」

「ふん(笑)」

「ねぇ!?いま鼻で笑った!?鼻でバカにするように笑ったよな!?」

「主は求不満の塊であろう。妾達が寢付いた後、主が何をしているかを妾が知らぬとでも?」

な、、んだと!?なぜそれを知っている!?

妖狐の言う通り、この1ヶ月間の間にも二人には何度かお世話になっている。

ちなみにナイトさんは別テントなので手を出してはいない。

特に新しく加わった妖狐の存在はとても大きい。

二人仲良く抱き合って気持ち良さそうに寢ている姿なんて見たら、どうしても気持ちが抑えきれなくなった。

アテナも妖狐もだし、何よりも雰囲気が似ている。

だからテントの中が薄暗いせいもあって、妖狐がアテナに見えなくもない。

つまり巨のアテナを堪能でき、更には貧のアテナも楽しめてしまうという、一度で二度おいしい展開なのだ。

.....健全な男がそんな場面に出くわして我慢なんてできようか、いや、できようはずがない!

「んー(。´・ω・)?歩はなにかしてるのー?」

「お、お、お客さん・・・な、なに、何をしているんでしゅか?」

そこの二人!聞こうとするな!

俺は冷や汗ものだ。

妖狐のご機嫌次第ではアテナやナイトさんからの信頼を失うことになるのだから・・・。

「.....始めから素直でおればよいのじゃ」

「す、すいません」

「とりあえず、自分で処理するぐらいなら、妾を抱けばいい話であろう?なぜそうせぬ?」

とりあえずはアテナやナイトさんにはバレずにすんだ。

ただ夜な夜な自家発電をしていることはバラされてしまったが・・・

「じぶんでなにしてるのー(。´・ω・)?」

「あわわわわわ。おおおおお客さんも男の人でしゅから、し、しか、仕方ないでしゅよね!」

アテナは分かっていないようだ。

ナイトさんは気まずそうにしている。そういう反応が一番困る。

「.....ま、前に誓っただろ?妖狐には手を出さないってさ」

「妾には手を出さぬ?どの口がそんなことを言うておるのじゃ?(笑)

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それにその誓いは妾が拒絶した場合であろう。前にも言うたが、主なら別に嫌ではないのじゃ」

「・・・」

妖狐は余裕綽々な態度だ。

尾もご機嫌なようでぶんぶん振られている。かわいい。

夜の不埒な証拠を握られている以上、迂闊なことは言えない。

かと言って、妖狐を諦めさせることは容易ではないだろう。

.....出來れば、妖狐と二人っきりで話したいところなのだが・・・

俺はアテナとナイトさんをちらっと伺う。

アテナは俺の膝上できゃっきゃと足をぷらぷらして楽しんでいる。

ナイトさんは俺と妖狐の會話が気になるのか、素知らぬ顔をしつつも、顔を真っ赤にしながら聞き耳を立てている。

.....う~ん。困った。どうしよう・・・。

俺が困していると、この問題を解決してくれたのはやはりこいつだった。

「悩む必要なんてないでしょー!コンちゃんをだいてあげればいいじゃーん( ´∀` )」

「.....え?どういう意味か分かってんのか?」

「とうぜーん!コンちゃんも歩にぎゅーってしてほしいってことでしょー!してあげなよー!」

.....思った通り、全然分かってない!

でも・・・

───ギュッ!!

「アテナは俺の癒しだ。マジ天使!」

「にへへー(*´∀`*)歩のぎゅーはあったかーい!

でもー!私は神なんですけどー?天使って格下げじゃーんヽ(`Д´#)ノ」

アテナかわいいよアテナ。

しかし天使って存在もいるのか。それに神にも格があると。

アテナはまるで食べをいっぱい頬張ったリスのように両の頬を膨らませぷんぷんと怒っている。かわいい。

いつもの何気ないやりとりなのだが、今回ばかりは意味があったようだ。

アテナの発言から、アテナにそういう知識がないのだと妖狐とナイトさんが悟ってくれた。

「お、お、お客さん。ボ、ボク、ボクはアテナちゃんと向こうで遊んでくるでしゅ」

「.....助かります。今度なにかお禮しますね」

「お、おれ、お禮なんていいでしゅよ。お、お、お客さんには返しきれないぐらいの恩がありましゅから」

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お酒と仕事バカな面を除けば、かなりの常識人な存在であるナイトさんは素晴らしい人だ。

子供のようなかわいらしい見た目と雰囲気を持つナイトさんを本當は抱きしてあげたいところだが、そこは呑み比べで勝たないとできないので我慢する。

だから・・・

───ぽふっ。ぽんぽん

「本當にありがとうございます。今度俺が潰れるまで呑みに付き合いますね」

「はぅ・・・///」

頭をぽんぽんされたナイトさんは、恥じらいながらも嬉しそうにたはは~と微笑んだ。ほっこりする。

ちゃんとしてればほっこりする子なんだよな~。目がくりくりしてるし。

ナイトさんには自転車を渡して、アテナと遊んでもらうことになった。

アテナはぶーぶー文句を言っていたが、ぽんぽんで解決済み。ちょろ神(笑)

そしてナイトさんが離れ際・・・

「お、お、お客さん。こ、これ、これを使ってくださいでしゅ」

マジックバッグから一つの大きな袋とポーチらしきを渡された。

「これは?」

「テ、テン、テントでしゅ」

「テント?なんのためにです?」

「そ、それ、それは防音が高いテントでしゅ。

お、おと、音が外にはれないようになっていましゅから安心してくださいでしゅ」

どんな勘違いしてんの!?しないから!えっちぃことしないから!

「.....こ、このポーチは?」

「そ、そ、そっちのポーチには避妊ってるでしゅ。

よ、よう、妖狐ちゃんはまだ子供でしゅ。ひ、ひに、避妊をするのは大人であるお客さんの役割でしゅ」

だからどんな勘違いしてんだよ!?てか、この世界にも避妊あるのかよ!

「で、で、では、ご、ごゆ、ごゆっくり///」

「ゆっくりなんてしないですから!」

「お、お、お客さんは早いんでしゅ!?」

「・・・」

も何も貞なんですが?いや、経験がないからこその早なのか?

てか、なんでナイトさんはそんなことを知っているんだ?

ナイトさんのような耳年魔というのも案外厄介なものだ。

□□□□ ~二人のの巣?~ □□□□

ナイトさんから借りたテントを設営し終えた。

一応、あまり聞かれたくはない話だから防音テントも役に立っている.....かもしれない。

ちなみに妖狐は一切手伝ってはいない。テントの中でごろごろしていたようだ。

.....俺の手伝いならするんじゃなかったのか?

「待たせた」

「うむ。ご苦労」

妖狐に聲を掛け、テントの中にると、

「ぶっ!!」

出た。

このエロ狐。

既にすっぽんぽんになっていた。

なんで全になっているんだよ!なにを勘違いしてんの!

「ふむ。妾のでもそのように興するのなら問題ないの」

「.....お、お前は何をしているんだよ」

「む?今から尾をするのであろう?服をがぬでどうする?.....それとも著たほうが興するタイプか?」

とかそんな癖はないから!.....いや、全くない訳じゃないけど・・・。著というよりコスプレ?

「.....そ、そうじゃなくて。俺は話をだな・・・」

「ふん!そのようなことは言われなくとも分かっておる。別に誰も見ておらぬのだし、いでもよかろう」

「.....え?そのままで話をするのか?できれば服を『著てしい』のだが・・・」

「拒否するのじゃ」

おおぅ。別に命令したつもりはないが、速攻で拒否されるとは・・・。

仕方ないのでこのまま話をすることにする。

しかし閉空間に全と一緒だというこの狀況。

───ちらっ

「前にも言うたが、主は妾の主人なのだから堂々と見たら良いではないか」

「.....い、いやいや。そういう訳にはいかないだろ。萬が一ってこともあるんだし」

「それも構わぬと言うたはずだが?」

「.....よ、妖狐はそれで良くても、俺の気持ちはどうなるんだよ?」

「.....妾を抱くのは嫌と?」

目の前の妖狐があからさまに気落ちしてしまった。

二本の尾が悲しそうにぺたんと地面にしなだれている。

「そ、そうじゃなくて!別に嫌だとは思っていないよ」

「.....なら妾を抱きたいと、犯したいと、孕ませたいと思っているのじゃな?」

「.....え?」

ちょっ!?この子いまなんて言った!?

「.....やはり口から出任せであったか。できぬならできぬと言えばよかろう?なぜ期待させるような・・・」

「待て、待て、待て!し落ち著け!誰もできないとは言ってないだろ?」

「.....なら妾を抱きたいと、犯したいと、孕ませたいと思っているのじゃな?」

「.....う、う~ん。したい.....かな?」

「.....ダメじゃ。ちゃんと復唱せい。妾を抱きたいと、犯したいと、孕ませたいと」

「!?」

どんな恥辱プレイだよ!?なんなんだよ!?このエロ狐は!!

しかし當の妖狐は本気だ。

俺に向けられた眼差しがそう語っている。ついでにしい肢が目に映った。

・・・。

どうやら逃げられないようだ。

───ごくっ

心が張り裂けそうになりながらも意を決する。

「よ、妖狐を抱きたいし、犯したいし、孕ませたい?」

「ならばよし!では早速尾を開始しようぞ!」

「ダメだって言ってんだろ!このエロ狐!いい加減にしろ!」

「ふぬーーーーー!いたい、痛いのじゃ!」

飛び掛かってきた妖狐を華麗にわし、そのまま頬をつねった。

つねられたことで妖狐はいでいる。

ちゃんとしてれば可い子なんだけどな~。もふもふだし。

こうして妖狐の暴走が治まったところで、ようやく本題にることができた。

□□□□ ~貞!?~ □□□□

「だからなぜ妾を抱かぬ?貞なのであろう?妾がリードするのじゃ」

「.....リードって。妖狐はさ、恥ずかしくないのか?そういうことに対して」

「むむ?主の言うておる意味がわからぬ。

行為のなにが恥ずかしいことなのじゃ?人類に必要なことであろう?」

妖狐はどうやら本當にそう思っているらしい。俺の質問にきょとん顔だ。

これはどう説明してもわかりあえないだろう。そもそもお互いの倫理観が違いすぎる。

攻め口を変えないと妖狐を説得することはできないだろう。

「妖狐はまだ11歳だし、生行為は早すぎると思うんだが?」

「年なぞ関係なかろう。男とがそこにおるならば、種の存続の為、生行為に勵むのは人類の努めなのじゃ。

そもそも妾の一族の者達は10で子を宿しておる者もおるぞ?11の妾が早いということもあるまい」

「はあああああ!?10歳で妊娠!?じゃ、じゃあ妖狐の母親も!?」

「母上は15の時だったはず」

15!?15でも十分早いだろ!

てか妖狐が11だから、妖狐の母親って今は26だよな?俺とタメじゃねえか!

「なんじゃ?母上のほうが気になるとでもいうのか?」

「そ、そういう訳じゃないけど。今母親はどうしてるんだ?.....あっ」

この発言をしたことにすぐ後悔をした。

妖狐が奴隷になっている以上、その母親も推して知るべしだろう。

「奴隷になっておるに決まっておろう?」

「そ、そうだよな。悪い。.....どこにいるとかは知っているのか?」

「帝國皇帝の側室になっていると噂では聞いたのじゃ。母上はしいからまず間違いなかろう」

「帝國?」

「うむ。ここより遙か西方に位置する人間族の國なのじゃ。

今最も発展が目覚ましい國とも言われておる。それがアクアリオ帝國なのじゃ」

ふ~ん。今最も栄えている國の側室になっているってことはものすごい貌なんだろうな。

妖狐のしさも相當なものだったことを考えれば、その母親もきっとすごい人なのは確かだろう。

そして人間はの塊な種族。例え獣人であっても、人なら側に置いておきたくもなるんだろう。

「奴隷ではあるけど、母親が幸せそうで良かったな」

この時の俺は深くも考えず、軽い発言をしてしまった。

他の奴隷と比べても悲慘な奴隷生活を送っていないだけマシだな、という淺い考えで・・・

その結果、

「そんなわけなかろう!!!」

「!?」

妖狐から激しい怒りにも似た、でもどこか悲しみを帯びた言葉を浴びせられた。

「す、すまん。.....でも母上が幸せかどうかはわからないと思うのじゃ」

「・・・」

確かに妖狐の言う通りだ。

悲慘な奴隷生活を送っていないという點では、他の奴隷よりかは間違いなく幸せだろう。

でもだからと言って、それが妖狐の母親の幸せに繋がるかどうかはわからない。

現代でもそうだが、金が無ければ幸せになることはできない。

でも金があったとしても、それが幸せに繋がるかどうかはまた別の問題だ。

金はあくまでも幸せになる為の最低條件であって、必要條件ではないからだ。

妖狐の母親も側室という地位を得てはいるが、それが幸せになっているかはわからない。

もしかしたら俺が知らないだけで、不幸せな境遇にいる可能だってある。

また俺はよく考えもしないで妖狐を傷付けてしまった・・・。

「ごめん。今のは俺が悪かった」

だからこそ素直に頭を下げた。

「.....本當に変な主人なのじゃ。奴隷に頭を下げる主人とか見たことも聞いたこともないのじゃ」

「そうか?悪いと思ったら、相手が誰であろうとちゃんと謝るべきだと思うけど?」

「くふふ。やはり主の奴隷となって正解であった!主をますます気にったのじゃ!」

許してもらえたかどうかはわからない。

でも、ぶんぶんと振られている尾を見る限り、機嫌が直ったのは間違いないようだ。かわいい。

尾をってもいいか?」

尾に限らず、を・・・」

「それは斷る」

「.....やれやれ。本當に頑固な主なのじゃ。

たまにはの反応にも素直に従ってみればよかろう?興味があるからこそ反応しておるのであろう?」

「・・・」

お、お恥ずかしい限り・・・。てか、半分は妖狐のせいじゃね?

妖狐の言う通り、真面目な話をしているにも関わらず、俺のに忠実だ。

それも仕方ないと言えば仕方ないだろう。目の前には全の妖狐がいるのだから。

ちらちらと見える局所や絶壁とは言え気になるおっぱいなど、気にならないほうが不思議というものだ。

・・・。

なぜか妖狐がにじり寄ってくる。

狹いテントの中ではそう逃げられるものではない。もう後ろに下がることは不可能だ。

「お、おい・・・」

「妾の尾をりたいのであろう?」

.....それはそうだけど、なんか獲の如く狙われている気がしなくもないような・・・

妖狐が更に近づいてくる。

もうお互いのがくっつきそうな距離だ。

「こ、こんなに近くなくても・・・」

「じっくりとってもらいたいのじゃ。.....はぁ~。よいであろう?主」

.....ちょっ!?その吐息!妙にエロイいんですけど!?

妖狐がをピタリとくっつけてきた。

舌なめずりをして魅的な表だ。え、エロ過ぎる!

───はむっ

「はぅ!?」

「くふふ。おなごのようない聲なのじゃ」

唐突に耳を甘噛みされた。

妖狐のらかいがダイレクトに伝わる。

さらに妖狐の攻めは続く。

押しのけようとすればできなくはないのだが、どうしてもまだその心地よいに包まれていたいと思うがそれを阻止する。

───はむはむっ

───ぺろぺろっ

「・・・っ!?」

「主は本當にい反応をするのう。ますます萌えるのじゃ」

らかいで耳を甘噛みされては、唾を含ませらせた生溫かい舌で耳の裏や耳たぶ、そして耳全をまるで丁寧に洗うかのように舐めてくる。

恐ろしく気持ちがいい。

俺の耳がけるような、そこにあってないような覚だ。

妖狐が甘噛みし、舐める度に手先が震え、足先まで痺れるような凄まじい快

俺のは今や、妖狐の巧みな技によって快楽のみを求めるようになってしまった。

そして妖狐は仕上げとばかりに俺の耳元にポツリと・・・

「主。妾をめちゃくちゃにしてほしいのじゃ。

主の好きなように妾を使い、妾を染め、妾に証を刻んでほしいのじゃ」

その一言だけで俺の中に殘っていたわずかな理が全て吹き飛んだ。

「妖狐!」

をピタリとくっ付けてきていた妖狐をその場で押し倒す。

「はぁはぁはぁはぁ」

「うぅむ。興しすぎなのじゃ。.....でも初めてならそんなもんであろうな」

「はぁはぁはぁはぁ」

「遠慮せずともよい。主の好きなようにするがよい」

微笑む妖狐のしくもに手をばす。

としては未で発達しきっていないではあるが、それが妙にエロい。

はぷにぷにですべすべだ。

「妖狐!妖狐!妖狐!」

「うぅん。く、くすぐったいのじゃ」

その存在すらも疑いたくなる絶壁なおっぱいも、俺のであると思うと妙に興する。

両の手でり、口に含み、先端を吸い、噛んでみる。

「おっぱい!おっぱい!おっぱい!」

「いたっ!?もっと優しくせんか!」

そして・・・

「はぁはぁはぁはぁ」

「見つめすぎであろう。貞丸出しなのじゃ。.....準備はできておる、一気にくるがよい」

見つめる先は俺の最終目的地ワンダーランド。

そこには今まで夢見てきた花園ドリームパークが広がっている。

俺の頭の中では既に「貞!貞!貞!」の考えでいっぱいだった。

妖狐が甲斐甲斐しく俺の下をがしていく姿も、ますます俺の征服を満たし興させる。

そしてついに姿を現した大いなる災厄May・Son。

「「・・・」」

あまりの膨張恐怖に妖狐も恍惚な表をしている恐れ慄いている。

當然俺も張興しっぱなしだ。

「さぁ。一気にくるがよい。妾の中に主のを注ぎ込むのじゃ!」

妖狐の素晴らしい提案とともに、一気に妖狐の中を大いなる災厄May・Sonで浸食挿しようとしたその時・・・

せっかくの貞のチャンスを.....もとい、危うく大きな過ちを犯しそうになった俺を救出してくれたのはやはりこいつだった。

「歩~?コンちゃーん?なにしてるのー(。´・ω・)?」

我が救世主アテナがなんの躊躇いもなくテントの中にってきた。

「「・・・」」

行為寸前を見られて固まる俺と妖狐。そして・・・

「ア、アテ、アテナちゃん。い、いま、今はマズ・・・うぴゃあああああああああああああ!

ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい」

俺と妖狐の姿を見て、驚き慌て吃音癥がなくなっているナイトさん。

・・・。

あまりの事態に一気に冷靜になることができた。

ラズリさんのキスの時同様、奇しくもまたアテナに助けられる形となったが・・・。マジ謝!

「歩もコンちゃんもどうしてなのー(。´・ω・)?」

「そろそろ風呂に行こうかと思ってたんだ。アテナもいっぱい遊んで汗搔いたろ?」

「うんー!じゃー、お風呂の用意してくるねー( ´∀` )」

「ご、ご、ごゆっくりでしゅ///」

アテナとナイトさんが再びテントの外に出ていった。

お風呂と言ったからにはもはやのんびりしている時間はない。

もちろん、えっちぃことをしている時間もない。

「という訳だ」

事の顛末を呆然と見ていた妖狐に振り返って言った。

「な、ならば!姉さまが寢た後とかどうじゃ!?」

「悪い。.....次また強手段できた場合は本気で怒るからな?」

「.....なぜじゃ?なぜ妾を抱かぬ?なぜ抱いてはくれぬのじゃ!?」

「.....初めては好きな人に捧げたい」

「さ、さ、げ、る?.....?貞は捨てるものであって、捧げるものではなかろう?」

ぐぅ!うるさいな!俺はニケさんに貞を捧げたいんだよ!

「.....初めては好きな人としたいんだ。だから悪い」

「.....好きな人とは現地妻のことであろう?」

「違うぞ」

「.....やはりそうであったか。主にそこまで想われるとは憎ら・・・え?今なんと言うた?」

「だから違うっての。そもそもラズリさんは妻じゃないって言ってんだろ」

本當にしつこいな!何度否定すれば信じるんだよ!

「え?え?え?.....で、では誰だと言うのじゃ!?ね、姉さまか!?」

「んな訳あるか!」

「で、ではドワーフか!?そうであろう!?そうなのであろう!?」

し落ち著け!.....ナイトさんでもない」

すぐに答えを教えてもよかったのだが、妖狐が慌てる様があまりにも新鮮で、そしてあまりにもかわいらしかったのでし意地悪をしてしまった。

「妖狐。妖狐」

「あ、主の好いておるとは誰なのじゃ!?妾も知っておる者なのか!?どうなのじゃ!?」

しながらも、俺の手招きに反応して寄ってくる妖狐はかわいい。

だから、

───ギュッ!!

抱きしめたのだが・・・

───ビクッ!

またが強張るような反応が一瞬返ってきた。

「.....?ご、ごめん。嫌だったか?」

「.....い、嫌という訳ではないのだが・・・そ、そのるなら尾がいいのじゃ」

わからない。一向にわからない。

自分から生行為を求めてくるような妖狐が時折見せるを強張らせるその瞬間。

嫌と言う訳では本気で無さそうなのに、それでもどこか警戒されているようなこの違和

.....なんだろう?なにが原因だ?どんな時にそうなるのかよく考えろ!

俺が考え事をしていたら、

「のう、主。誰を好いておるのか妾に教えるのじゃ」

「あぁ~。そうだな。.....てか、るぞ?」

「構わぬ」

───もふもふ

「やっぱり尾のもふもふは癖になるな」

「くふふ。毎日主に奉仕させておるからの。妾に奉仕できる喜びに打ち震えるがよい!」

尾をもふもふされた妖狐は、尾を嬉しそうにたなびかせながら両手を口にあてる仕草でかわいく微笑んだ。かわいい。

とりあえずもふもふしながら、妖狐にニケさんのことを簡単に説明した。

一目ぼれしたこと、なかなか會えないこと、そして神であることを・・・。

「ふ~ん。要は遠くにいる房みたいなものであろう?恐るるに足らんのじゃ」

「いやいや。神だし、恐れ多いだろ。それになにが恐るるに足らないんだよ」

「『遠くにいる房よりも近くの人』とも言うであろう?全く余裕なのじゃ」

.....はあ?妖狐がなにを言いたいのかが全くわからん。そもそも余裕ってなんだよ?

「のう?いつかは妾も抱いてほしいのじゃ」

「そんなストレートなお願いがあるか!しは恥じらいを持てよ!」

「恥じらったら抱いてくれるとでも言うのか?」

「恥じらう子はそんなこと言いません」

「では意味がないではないか!恥じらい損なのじゃ!」

.....恥じらい損って初めて聞いたな。もしかしてこれ、説得不可能なんじゃね?

「のう、のう、のう」

「・・・」

.....甘えてくる妖狐はくっそかわいいな!

俺と妖狐のあまりの倫理観の違いに半ば説得を諦めていた。

今はただUYAMUYAにすることでしか解決方法はない。

そしてUYAMUYAの権化とも言える存在からついに救いの手が・・・

「歩~!コンちゃーん!お風呂の準備できたよー(*´∀`*)」

「よし!いくか!」

「ちょっ!?まだ話は終わっておらぬではないか!ズルいのじゃ!」

でぎゃーぎゃー騒いでる癡妖狐を殘し、俺はアテナ達の元へと急いだ。

ふぅ。今回もかなり危なかった。アテナのおかげでなんとか貞を守れたよ。ありがとう!

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

『アテナ』 レベル:3 危険度:極小

種族:

年齢:ーーー

別:♀

職業:

稱號:智慧の

力:50

魔力:50

筋力:50

耐久:50

敏捷:50

裝備:殺戮の斧

神ポイント:230340【↑30000】(一ヶ月分)

【一言】歩もコンちゃんもになるのはやすぎでしょー!風邪ひいちゃうよー!

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アユムの所持金:64000ルクア【±0】

冒険者のランク:A(クリア回數:5回)

このお話の歩數:約3600000歩(一ヶ月分)

ここまでの歩數:約21328200歩

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『アユム・マイニチ』 レベル:6530【↑575】

種族:人間

年齢:26

別:♂

職業:凡人

稱號:神の付き人

所有:妖狐

力:6540(+6530)【↑575】

魔力:6530(+6530)【↑575】

筋力:6535(+6530)【↑575】

耐久:6535(+6530)【↑575】

敏捷:6790(+6530)【↑575】

裝備:旋風の剣(敏捷+200)

技能:言語理解/ステータス/詠唱省略

Lv.1:初級魔法/初級闇魔法

Lv.2:浄化魔法

Lv.3:鑑定/剣//索敵/知/隠

偽造/捜索/吸収/治癒魔法/共有

初級火魔法/初級水魔法/初級風魔法

初級土魔法/ 理耐/魔法耐

狀態異常耐

共有:アイテムボックスLv.3

パーティー編Lv.1

ダンジョンマップLv.3

検査Lv.3

造形魔法Lv.3

奴隷契約Lv.2

固有:ウォーキングLv.6530 4480/6531

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後書き

次回、名前!

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今日のひとこま

~強さを求める本當の意味~

「妖狐の母親って若いんだな。俺とタメってのが驚いたよ」

「妾の一族はみな若いうちに母となるのじゃ。元気なうちにたくさん子を産む。種として當然であろう?」

「お、おう・・・。でも俺は妖狐には手を出さないからな?強引にきたら本當に怒るぞ?」

「なぜじゃ!?妾にも主の子を産む権利があるはずじゃ!貞でなくとも良いから抱いてしいのじゃ!」

「いつかな(抱くとは言っていない)。それでどんな母親だったんだ?」

「なにか引っ掛かる言い方なのじゃ。.....母上は優しく、しく、そして太のようにまぶしい人なのじゃ」

「そうか・・・。母親のことが大好きだったんだな」

「當然であろう!母上は戦いの才がなくまでしか変化できなかったが、

それでも妾が小さい頃は母上は弱者なりに必死によく守ってくれたものじゃ」

いや、まぁ自分の子だし、それは必死に守るだろうな。そこは強さとか関係なくね?

「あ~。もしかして妖狐が強さを求めるルーツって母親からきているのか?」

「どういうことじゃ?」

「弱者である母親が妖狐を必死に守っている姿を見て、言い方が悪くなるが、妖狐はこうはなりたくない。

しでも強くなって未來に産まれてくる妖狐の子をちゃんと守りたいとかさ」

「ううむ・・・。ただ妾は母上を尊敬こそすれ軽蔑はしておらぬ」

「俺の言い方が悪かったな。すまん。.....あっ!もしかして!」

「なんじゃ?」

「強くなって弱者である母親を守ってあげたいと思っていたとか?」

「!」

「.....いや、待てよ?妖狐は誰よりも強くなりたいとか言っていたよな?

まさかお前.....母親を助け出そうとか思っていないよな?もしそうなら相手は帝國、國だぞ?」

「!!」

図星か・・・。母親を助けたいと思う気持ちはわからなくはないが・・・。

「.....個の力には限界があると言ったのは妖狐だぞ?」

「.....しかし皇帝は一人なのじゃ」

「.....皇帝を害せば國がくだろ」

「.....國がく前に逃げればよい」

「.....逃げても手配されるだろ」

「.....帝國の周辺國は帝國と敵対関係にある。そうそう手出しはできぬ」

「.....國が表立ってけなくとも、裏で暗殺者なりなんなりを雇って躍してくるぞ?」

「.....だからこそ誰よりも強くなりたいのじゃ。全てを防ぎ守りきれるだけの力が妾はしいのじゃ」

々考えてはいるようだ。ただそれが萬全かと言われると報が圧倒的に足らない気がする。

「やめる気は?」

「ない!」

「.....そうか」

「.....主に迷をかけるつもりはないのじゃ。だからわがままは承知の上で、いずれは解放してほしいのじゃ」

「俺との縁を切って一人で助けに行くと?」

「うむ。であれば、失敗しても誰にも迷をかけぬで済む」

そこまで考えているのか。恐れる。さて、俺はどうしよう?相手は國だしなぁ・・・

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