僕は高校に學して以來、1年間いつもいじめられていた。

何もしていないのに通りすがりに毆られたり、教科書とか財布みたいなをとられたり。

クラスのリーダー的な奴がいじめてくる主犯。

クラス全員がいじめてくるわけではないけど、見て見ぬふりをする人ばかりで、助けたりしてくれる人は一人もいない。

そんな中で母だけはいつも僕を心配してくれたけど、僕はストレスを母にぶつけてしまっていた。

學校ではぶつける相手も手段もないからだ。

今日も學校から帰るやいなや、いじめられた悔しさとけなさで母に酷い暴力をふるってしまった。

母の顔を叩いた後、僕は何も言えずに自分の部屋に閉じこもり、ご飯も食べずに眠った。

翌朝、今日も學校が憂鬱になりながら居間に行くと、顔を腫らした母が笑顔で

「今日はあなたの好をたくさんれたから」

とお弁當を渡してくれた。

僕は申し訳なさで、黙って泣きそうになりながら學校へ向かった。

その日の晝、例のいじめっ子が弁當を忘れたからと、僕の弁當を奪って全部食べてしまった。

せっかく母が作ってくれた弁當なのに。

僕は悔しくて泣きそうになり、授業どころではないので早退することにした。

家につくとなぜか母も泣いていた。

帰ってきた僕を見るとビックリしたような、ホッとしたような顔をして、突然強く抱きしめられた。

次の日から、僕がいじめられることはなくなった。

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解説

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母親は息子の暴力に耐えられず、思い詰めてお弁當に毒をれてしまったよ。

でもそのお弁當はいじめっこが食べてしまったから、もういじめられることはなくなったということだね。

息子を毒殺するという取り返しのつかないことをして、一人で後悔して泣いていた母親は、息子が生きて帰ってきたから驚きと嬉しさがり混じっていたんだね。

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