《病気の私に舞い降りた突然の 〜実録語〜》
『♫♩〜〜♬♪〜〜♫』
『まもなく、14時37分発杉並行き各駅停車が參ります黃い線より側にお待ちください』
15時に待ち合わせなのにし早すぎたなと思っていると電車が來た。
私はイヤホンで好きな音楽を聴きながら電車に乗りゆらゆら揺られていると
待ち合わせが最寄り駅の隣の駅なので3分くらいで駅に到著した。
早めに著いたので改札口の前の壁に寄りかかり張をほぐすために好きな音楽をし大きめの音で聴いている。
私は極度の人見知りなので心すごく張していて、心臓がばくばくしているのをじた。
どんな人なんだろうな、怖い人だったらどうしよう、でも寫真はかっこよかったな、など
々と考えていると、一通のメッセージ。
「駅に著いたよ」
彼からのメッセージだった。
ドキドキしながらキョロキョロして彼を探しているとこちらに向かってくる男が1人。
もしかしてあれが涼太くんかな?
そう思いながら見つめていると、片手を振っている涼太くんだった。
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第一印象は、見た目が思ってた人と違う。
寫真は好みのタイプだったのに面食いの私からしたら正直、髪型や服裝や特に顔が私の好みとは真逆だった。
「由奈ちゃん?遅くなってごめんね、はじめまして!」
「どうも、はじめまして」
聲は確かに配信や電話で聞いた彼の聲だった。
カラオケに著くまでの間に2人並んで歩きながら他もない話をしていた。
「晝間に用事があってこの服買ったんだけど、どう?」
彼は今日のために服を買ったらしい。
好みの服裝ではなかったけど私は
「いいじゃん!似合ってる!」
と一言。
そんなこんなで會話をしていたらカラオケに著き、付を済ませた。
そこのカラオケはタバコを吸えるところだったのですが、彼もタバコを吸うみたいでしかも同じ銘柄で偶然だね、なんて話しながらカラオケの選曲を選んでいた。
お互い2〜3曲歌ったあと、私が前にこの歌好きだから覚えてといったデュエットできる曲を一緒に歌わない?と言ってみたら
彼はまったく知らない曲だったはずなのに予想とは裏腹に覚えてきていてし驚いた。
「この日のために覚えてきたの?」
と冗談まじりに笑って言うと
「由奈ちゃんが好きって言ってた曲だから何回も聴いて頑張って覚えてきた!」
彼はし照れながらそう言ってきた。
それからカラオケを普通に楽しんで、そろそろ帰りたいなと思い
「そろそろお母さんが心配するから帰らなきゃ」
と噓をつき早く帰るように促した。
すると彼は
「もう帰るの?早いよ〜もうちょっと一緒にいたい」
私は困ったが、実際に帰りたかったので、ごめんねまた今度ねと言うと彼はとても寂しそうな顔をしてわかったと一言。
また今度、なんて言ったけど私は正直もう會う気はなかったのに。
カラオケの部屋をでる際に立って扉をあけようとした時、急に頭をぽんぽんしながら
「由奈ちゃんちっちゃくて可いね」
ちょっとびっくりした。會う前からちょくちょく思っていたが彼の言葉は本當に、どストレート。
「ああ、ありがとう」
とし冷たくあしらって部屋を出てお會計を済まし改札口を通って、2人とも方向が逆だったのでじゃあまたねと言ったら彼が急に腕を摑んできて
「まだばいばいしたくない寂しい」
人がたくさんいる中で5分程そのままで、どうしようと思ったがし強引に腕をほどいてまたねと足早に電車のホームへ向かった。
ホームについて前を向くと彼も真向かいに立っていてその時に私がメッセージで
「寂しい?」
「離れたくない?」
とし意地悪な文を送ったらすぐに既読がつき彼からメッセージの返信がきた。
「うん寂しい離れたくない泣きそう」
その反応がなんかおもしろくて私のいたずら心でメッセージを続けていたときちょうど私の方のホームに電車が來た。
なんとなく電車の窓から彼を覗いてみたら
すぐに私を見つけて悲しそうな顔した彼が
手を振っていた
私はなんだか笑ってしまい微笑みながら手を振り返した。
かなり一目惚れしやすい私だが今回は一目惚れの、ひの字もなかった。
楽しかったけどまた會う気は1ミリもなかった。
自分でも言うのもなんだが男と付き合った経験は割とあるのでこの人は私のこと好きだなとすぐに分かった。まあ今回はただの勘だけどね。まだどんな人かも分からないし。
そんなことを思いながらイヤホンを耳につけ音楽を流して彼のメッセージを返しながら電車に揺られ私はそのまま家に帰った。
最後まで読んで頂き本當に嬉しく思うのと同時に謝の気持ちでがいっぱいです。
今後も続けて行こうと思います!
初心者投稿者なので、何卒暖かな目で見守ってください!
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