《獻遊戯 ~エリートな彼とTLちっくな人ごっこ~》「ときめかないとイけない」2
「あ、あ……清澄くん」
彼の手はやがて上へ上へ、際どいところへ近づいていく。
クリームのついた潤った手で太ももの側にれられ、足の間がキュンと疼いた。
「こっちもする?」
もう一方の彼の手は私のバスローブの元を探り、中へとっていく。
らかくまれ、「はぁ」と甘ったるい吐息がれた。
「気持ちいい?」
「……気持ちいい……」
これはたぶん、いかがわしい意味の想だ。
でも、甘く溶かされていくようなれ方に、素直にならずにはいられなかった。
これはまだマッサージの手順にっているの?
それとも、エッチに突している?
どちらともいえないこの曖昧な行為が心地よくて、時間がゆっくりと流れていく。
「ん、あ……清澄くん」
ついにマッサージの範囲を越え、彼の指は潤っている部分を刺激し始めた。
「あっ……待って」
「ここもした方がいいだろ」
二度目なのに、前回よりも快が強くなっている気がした。
クリームのせいか私のせいか、潤った恥ずかしい音が部屋に響く。
今回もバスローブにれのない彼の膝に座らされ、うしろからいじられる。
耳もとで「気持ちいい?」「ここ?」と低い聲で囁かれるたびにうなずくだけで一杯だったが、だんだんと迫ってくる波には痙攣していた。
前回よりも、達する予がすぐにやってくる。
あの覚を迎えることへの期待を全にじていた。
「ん、あああっ」
彼の腕にしがみついて耐え、覚が完全に逃げていくまで待つ。
私をいじる指や背中をさするもう一方の手は、耐える私を優しくアシストしてくれた。
「はぁ、はぁ」
「使い心地どうだった?」
彼はしいじわるな表で、ベッドの上にあるクリームの瓶を目線で指した。
私がこんなにとろとろになったのはクリームのせいじゃないってわかってるくせに。
自分はMじゃないって思っていたはずなのに清澄くんの意地悪には心がトキめいて、「いじわる……」と自然につぶやいていた。
今度はベッドに倒され、枕に押しつけられるような濃厚なキスが降ってくる。
キスが待ち遠しい覚があった。
「かわいい」
清澄くんにかわいいと言われると、魔法にかかったように自分がかわいくなっていく気がする。
「清澄くん……」
清澄くんとのエッチが好きだ。
きっと回數を重ねるたびにやみつきになるに違いない。
清澄くんと一緒に気持ちよくなりたい。
キスが途切れると、私はもっと深くまでれてほしくてベッドの上でぎをする。
「清澄くん……」
「じゃあ、今日はここまで」
すると彼は私の言葉に被せ気味にそう宣言する。
一瞬思考が飛んだが、この間と同じ展開だと気づく。
「ここまでって?  まだ私のマッサージしかしてないよ」
「しずつしたいって言っただろ。かわいかったよ、莉」
彼は最後にキスをしてから上を起こして離れ、私に微笑んだ。
なんだか違和だ。
本當に、これで終わり……?
「清澄くん……最後までしても大丈夫だよ」
TLみたいに焦らしてほしいって言ってたけど、漫畫だってこんな展開にはならないだろう。
結ばれて、最後までエッチをするはず。
そもそも清澄くんに焦らしてって言われたのに、これでは焦らされているのは私の方だ。
「ありがとう。今度ね」
彼は本當に、焦らしているだけなのだろうか。
私の魅力が足りずに先に進む気にならない……だけだったりしないかな。
清澄くんの考えていることが余計にわからない。
悶々と考えながら、洋服を著直した。
あとは荷を纏めて帰るだけとなる。
「清澄くん、ここのお金──」
「いい」
清澄くんはいつもお會計まで済ませてくれてしまい、お金をけ取らない。
私よりずっと稼いでいるであろう人に無理強いするのも憚られ、どうすればいいかわからず困していた。
マッサージクリームももらってしまったし、うれしかったとはいえ真意がわからず不安になる。
まるでお金を払ってもらっての関係を持っているような……。
いや、の関係にも至ってないんだけど。
でも、佳と颯斗みたいにはなれていない。
そりゃ底のお互いへのがないんだからしかたないけど、でも、私は……。
「莉。今度の休み、ふたりでどこか行こうか」
「……え」
「デート」
ワイシャツとスラックスに著替えていた清澄くんは、手首のカフスボタンを留めながら言う。
「ダメ?」
「い、行きたい!」
今ちょうど不安になっていたところに、まさかデートにってもらえるなんて。
沈んだ気持ちが一瞬で飛んでいき、「どこ行こうか」と微笑む清澄くんにがジンと熱くなる。
〝デート〟しようなんてはっきりと言葉にされたのは初めてかもしれない。
この関係を、彼もしずつ進めてくれようとしているの?
私も進めたい。
期待してもいいのかな……?
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