《獻遊戯 ~エリートな彼とTLちっくな人ごっこ~》「俺はもうし一緒にいたい」3
タクシーで三十分移すると、清澄くんのマンションに到著した。
最寄り駅から徒歩二分ほどの立地で、五階建ての新築マンションだ。
「お邪魔します……」
「どうぞ」
部屋の中も綺麗で息を飲んだ。
十分な広さの1LDKで、リビングの家はモノクロで統一されていた。
大きなテレビとテーブルを挾んだ対面に革のふたり掛けのソファが置かれ、シックで落ち著く空間となっている。
同じ郊外でも、私はもっとごちゃごちゃした住宅地の中にある1DKのアパートで、それでも家賃は七萬円もしている。
家は學生時代のものを寄せ集めたじで揃えたし、同い年なのに生活水準がだいぶ違っていて恥ずかしくなった。
案されるまま先にソファに座らせてもらい、「広くて綺麗なお部屋ですごいね」と想を言った後、つい「さすがメガバンク……」と溢す。
「そんなことないよ。會社から補助が出てるから。係長になるまでは社員寮だったしね」
清澄くんは、生活のないキッチンに飾られるように置いてあったワインとワイングラスをテーブルへと持ってくる。
綺麗に注いでくれて、お灑落なおもてなしとはこういうのか……としみじみ眺めた。
「いただきます」
清澄くんの隣で飲むワインは、雰囲気だけで酔いそうだ。
彼はジグソーパズルの箱を開け、そのピースをテーブルに広げる。
「パズル、思ったより小さいね」
「これならすぐ出來るな」
額縁を模した枠の中に、ピースを當てはめていく。
彼と指先が重なる瞬間があり、自然と距離も近くなる。
肩がれ、それを離すのも不自然で。
そのままパズルを続けるが、ドキドキは収まらない。
「莉はパズル苦手なんだな」
「えっ」
張しながら嵌めたピースは間違いばかりで、あべこべなモネになっていた。
「やだ、ほんとだ……」
「もう酔ってる?」
半笑いで聞かれ、そんなわけないよと答えようとすると、ピースを持っていた手に手絡められ、「変なモネにされちゃうから沒収」と、ピースだけを抜き取られる。
「ごめん……私、なんだか張してて……」
我慢できずに頬を両手で覆い、目を閉じてソファの背にもたれた。
酔いのせいではない熱さが全を巡り、変な汗が出てきそうだ。
恥ずかしいのに、この雰囲気はむせ返りそうなほど甘くじる。
コンとワイングラスがテーブルに置かれる音がした。
次にソファがギッと音を立てたため、私は目を開く。
「……え」
視界は一瞬だけ、清澄くんのっぽい表でいっぱいになった。
わけがわからないうちにをで塞がれ、「ん」と聲がれる。
「んっ、ん……」
キスされてる。
清澄くんは靜かにキスを続け、私のをどんどんソファへと沈めていった。
「はぁ……」
彼は一度離したを重ねるときわざと舌を見せ、それで私の口の中をかきまわす。
「ん、ふっ……きよすみ、く……」
家という完全な彼のテリトリーでこうされるのは、いつものホテルでの行為よりも清澄くんのプライベートな姿を垣間見ているじがする。
防音が優れているのか、部屋の中にはが立てる音と、息づかいしか聞こえない。
「きよすみ、くん……」
キスと、絶え間ないに力がらなくなり、ぐったりとソファにを預ける。
清澄くんは一度退き、私を前に膝をついた。
「莉」
「……へ?」
彼は私のスカートを捲り、下著に指を引っ掻ける。
「えっ、待って」
なにをされるのかと思えば、彼は私の下著を下ろし、濡れている場所をじっと見つめる。
「ねぇっ!  恥ずかしいってば……」
「すごいね。濡れてる」
「えっ、うそっ、ひゃあ……!」
彼は目を閉じたのを合図に、そこへ口を付けた。
「あっ……んん、あ……」
私からは彼の揺れる黒髪しか見えないが、それは卑猥な音とともにゆっくりいている。
その頭を押し返そうと手をばしたのに、あまりの快に力がらずふよふよとソファに落ちた。
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