《とろけるような、キスをして。》新たな選択肢(3)
たらふく焼きを食べて、大満足でお店を出た私は、先生の運転で再び今日泊まるホテルまで送ってもらった。
「今日は何から何までありがとう。焼まで奢ってもらっちゃってごめんね」
「そういう約束で連れてったんだから當たり前だろ。みゃーこは何も気にしなくていいの」
先生私の顔を覗き込むように笑う。
「ありがとう。先生はやっぱり優しいね」
「そうか?」
「うん。……また明日、買い付き合ってくれるんだよね?」
「うん。準備できたら連絡して。迎えにくるから。そのまま空港まで送ってくから荷もまとめといて」
「そんな、そこまでしてもらうのは悪いよ」
「俺がそうしたいの」
「……わかったありがとう。……じゃあ、また明日。おやすみなさい」
「うん。おやすみ、みゃーこ」
先生に手を振って、ホテルのエントランスを潛る。
晝間に寄ったフロントで、今度はチェックインをして部屋に向かう。
予約した部屋は普通のシングルタイプだったはずだけど、部屋が空いていたから、とランクアップしてくれており、通された部屋にはダブルベッドがあった。
広いベッドに寢転んで、目を閉じる。
……來るのが怖くて仕方なかったこの街。先生のおかげで、とても有意義な一日を過ごせた気がする。
もちろん苦しくなったり切なくなったり、の変化は忙しなかったけれど。
「……泣いたの、何年ぶりだろ……」
思い出せないくらい、遠い昔のような気がした。
記憶を探す旅に出ていると、枕元に投げたスマートフォンが通知音を奏でる。
一気に現実に引き戻されたものの、畫面を見て口角を上げた。
それはさっき別れたばかりの先生からのメッセージで。
"今日は夜冷えるらしいから、あったかくしてゆっくり寢ろよ"
ニンジン柄の布団に包まるうさぎのスタンプと共に、そんな言葉が送られてきた。
「ふふっ……何この可いうさぎ。チョイスがの子じゃん」
"わかった"
そう返事をして、りすが敬禮しているスタンプを送り返す。
その後もしばらく他無いやりとりを繰り返して。
日付が変わる頃に、慌ててお風呂にって寢るのだった。
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