《ひざまずけ、禮》第1章2話 変わること、変わらないこと(2)
目論見通り、佐和さんと一緒に登校したことにより、例の2人組は近づいてすらこなかった。佐和さん強し!
學校での生活も普段通りで、何も変わらない。昨日のことが夢であるかのようにも思えた。
あったとすれば、休み時間。いつもはちょっかいを出してくる2人組がこそっと肩を叩いてきて、「お前ら付き合ってんのか?」と聞いてきた。
意味がわからなかったが、どうやら佐和さんとの関係を指していたらしい。一緒に登校したせいだろうか。僕としてはいいことずくめだったが、そういうリスクもあるのか・・・そういうのは、さすがに佐和さんに悪い気がする。
ちなみに、丁重に否定したところ、「だよなぁ!」と思いっきり背中を叩いてきた。無事、佐和さんに見つかりお縄。こっぴどく説教されたそうな。
今日あったのはそれくらいで、佐和さんが教頭に注意されることもなく、あっという間に放課後になった。
佐和「比影くん!帰るよ!」
比影「いや・・・1人で帰」
佐和「帰るなんて言わないわよねぇ?萬が一があったら・・・ねぇ?」
比影「いやでも・・・佐和さんに悪い気がして・・・」
佐和「なんで私に悪いのよ?私が良くてってるんだから、大人しくついてきなさいな!」
比影「ひぇ~・・・」
休み時間のこともあって、佐和さんに遠慮していたのだけど、結局一緒に下校することに。
佐和「いい?比影くん。あいつらの言うことは鵜呑みにしちゃダメだからね!あいつら、適當なことしか言わないんだから!」
比影「わ、わかってるよ。」
佐和「今日も何言われたのか知らないけど、私に気を使う必要は無いから!迷だとか思う前に、話しかけなさい!わかった!?」
比影「わかった、わかったから落ち著いて・・・」
おそらく、佐和さんは頼られたい質なのだろう。そういう佐和さんの目はキラキラと輝いていた。
すると、2人のスマホから、通知音・・・いや、バイブレーションが。長いところを見ると、電話だろう。
表示を見ると、イレゼア神の名前が。嫌な予しかしないですね。というかあの人からかかってくるってことは、そういう事ですよね。
レア「どもども~紅き街の報だよ~」
2人「知 っ て た」
レア「何や2人して・・・まぁなんでもいいけど。場所は送っとくから、頼むで~」
佐和「ちょ、そんな投げやりな・・・って切れてるし!あのエセバァ!」
比影「佐和さんキャラが!キャラがブレてる!」
委員長が暴言を吐くという、他ではあまり見られない景を目の當たりにした僕なのであった。
【書籍化】【SSSランクダンジョンでナイフ一本手渡され追放された白魔導師】ユグドラシルの呪いにより弱點である魔力不足を克服し世界最強へと至る。
【注意】※完結済みではありますが、こちらは第一部のみの完結となっております。(第二部はスタートしております!) Aランク冒険者パーティー、「グンキノドンワ」に所屬する白魔導師のレイ(16)は、魔力の総量が少なく回復魔法を使うと動けなくなってしまう。 しかし、元奴隷であったレイは、まだ幼い頃に拾ってくれたグンキノドンワのパーティーリーダーのロキに恩を感じ、それに報いる為必死にパーティーのヒーラーをつとめた。 回復魔法を使わずに済むよう、敵の注意を引きパーティーメンバーが攻撃を受けないように立ち回り、様々な資料や學術書を読み、戦闘が早めに終わるよう敵のウィークポイントを調べ、観察眼を養った。 また、それだけではなく、パーティーでの家事をこなし、料理洗濯買い出し、雑用全てをこなしてきた。 朝は皆より早く起き、武具防具の手入れ、朝食の用意。 夜は皆が寢靜まった後も本を読み知識をつけ、戦闘に有用なモノを習得した。 現にレイの努力の甲斐もあり、死傷者が出て當然の冒険者パーティーで、生還率100%を実現していた。 しかし、その努力は彼らの目には映ってはいなかったようで、今僕はヒールの満足に出來ない、役立たずとしてパーティーから追放される事になる。 このSSSランクダンジョン、【ユグドラシルの迷宮】で。 ◆◇◆◇◆◇ ※成り上がり、主人公最強です。 ※ざまあ有ります。タイトルの橫に★があるのがざまあ回です。 ※1話 大體1000~3000文字くらいです。よければ、暇潰しにどうぞ! ☆誤字報告をして下さいました皆様、ありがとうございます、助かりますm(_ _)m 【とっても大切なお願い】 もしよければですが、本編の下の方にある☆☆☆☆☆から評価を入れていただけると嬉しいです。 これにより、ランキングを駆け上がる事が出來、より多くの方に作品を読んでいただく事が出來るので、作者の執筆意欲も更に増大します! 勿論、評価なので皆様の感じたままに、★1でも大丈夫なので、よろしくお願いします! 皆様の応援のお陰で、ハイファンタジーランキング日間、週間、月間1位を頂けました! 本當にありがとうございます! 1000萬PV達成!ありがとうございます! 【書籍化】皆様の応援の力により、書籍化するようです!ありがとうございます!ただいま進行中です!
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