《ひざまずけ、禮》第1章14話 実録!彼が見た謎を追え!(2)

あのあとすぐに先生が來てしまったため、放課後に集まって佐賀くんの話を聞くことになった。

まさか佐賀くんが、紅き街を見たとは思わなかった。ただ、レア様から連絡がなかったことを不思議に思い、晝休みに事前に電話で聞いてみた。すると

レア「あぁ、現れたよ。たしか昨日の・・・いや、今日の0時過ぎぐらいやったかなぁ。2人とも寢てるだろうから、起こすのも悪いと思うて連絡せんかったんや。」

とのこと。確かに夜中に起こされるのはきついからなぁ・・・。とりあえずレア様にはお禮を言っておいた。

で、時間はぐーるぐる回り回って放課後になりました。困った時の時間ワープですよ。

教室に殘った僕達は、皆でのように椅子を並べて座った。

比影「じゃあ、話してもらっていいかな。」

佐賀「あ、あぁ・・・だが、話したところで信じてもらえるか・・・」

比影「それは大丈夫、信じるよ。」

ちゃんと裏もとったし。準備はOKだせな。

佐賀「本當の本當に信じるのか?噓じゃねぇよな?」

佐和「イライラするわね、さっさと話しなさいな!男なんだから怖気づいてんじゃないわよ!」

佐賀「お、怖気付いてなんかねぇよ!話すからお前は黙ってろ!」

佐和「なんですって!?」

比影「ストップ!!佐賀くん、話して。」

佐和「うぐぐ・・・」

佐賀「・・・ふぅ、じゃあ話すぞ。これは0時過ぎぐらいの話なんだけどな?」

時間も合っている。まず間違いなく紅き街のことだろうと確信した。

佐賀くんが話してる間、佐和さんが煽ったりするせいで、話が途切れ途切れになってしまったためにまとめると、こういった事のようだ。

0時過ぎにコンビニに行こうと、自転車に乗って出かけたところ、たまたま通りかかったところで変な空間にり込んだ、とのこと。この時點で、特徴と場所から紅き街であることは確定。

あまりの異様さと変なび聲に、一瞬けなくなったが、すぐにバックして家に戻ったのだという。

佐和「ちょっと待って。なんでったのに出てこられたの?」

佐賀「は?なんだそりゃ、出てくんなって言いてぇのか?あぁ?」

比影「そうじゃないんだよ。それが僕たちの知ってるところなら、ったら出てこれないはずなんだ。だから、なんで出てこられたのかなって。」

あまり詳しく説明すると、レア様に怒られるような気がしたため、簡単に伝えた。

ふと、ある事に気がついた。

比影「自転車でったって言ってたよね。どこまでり込んだの?」

佐賀「すぐのところで止まったんだ。家出て直ぐに自転車がパンクしてな。押してししたらったから、ビックリしてけなかったんだよ。」

比影「ということは、佐賀くん自は空間にってたけど、自転車は全部ってなかったんだね?」

佐賀「あぁ。けど、それがなんか関係あんのか?」

比影「もしかしたら、った人が何かを持ってるか何かに乗ってる場合、それもその人として含まれるんじゃないかな。だから、自転車が全部るまでは出られるってこと。」

佐和「・・・なるほど、一理あるわね。」

箕浦「・・・さっきからお前ら、なんの話してんだ?」

佐賀「俺も気になった。お前ら何を知ってる?」

箕浦くんと佐賀くんは、首を傾げていた。意図しないところで、特徴をまた1つ知ることが出來た。

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