《ひざまずけ、禮》第1章15話 実録!彼が見た謎を追え!(3)

佐賀くんから事を聞いた僕達は、1度僕の家へと向かい、作戦會議を開くことにした。

佐賀くんと箕浦くんは、ずっと頭に「?」を浮かべていたが、教えたところで信じられないだろうから、適當に誤魔化しておいた。箕浦くんはなお怪訝な目をしてたけどね。

で・・・2人で家の前まで來たわけですが。よく考えてみれば、今からを家に招きれることになるわけでして。家の前までは何回も來ているけど、家に上がらせたことはまだ無い。つまり・・・ここにきて急にが火照ってきました。

えぇい、何を怖気付いてるんだ僕よ。何を戸っているんだ僕よ。これはただの作戦會議、デートでもなんでもないんだから。こんなことどうって事ないさ。

・・・そうだ、そうだよ。前にデートだってやってのけたんだ、今更何を恥ずかしがる必要がある?よし、比影行きま─

佐和「おじゃましま~す」ガチャリ

比影「すってえぇぇぇ!?ちょ、待ってよ!」

する前にっていってしまった。あぁ、部屋片付けてたっけか・・・。ちょっぴり不安の種を抱えつつ、僕は佐和さんの後を追うのだった。

佐和「へぇ、ちゃんと整理整頓されてるじゃないの。心♪」

比影「ど、どうも・・・。そこ座っていいよ。」

佐和「ありがと、じゃあ失禮して・・・」

佐和さんは勉強機の椅子に、僕は自分のベッドに腰掛ける。

ちなみに、僕があとを追いかけて家にったときには、既に佐和さんはリビングにいた。率先して、僕の母親に挨拶していた。その行力は素晴らしいと思うけど、僕から紹介したかったな・・・。

母さんはその後、「あの子が友達を連れてくるなんて・・・しかもの子の・・・今夜はお赤飯ね。」と、何故か泣きながら夕飯の準備をしていた。僕が友達と遊ぶことなんて、あんまりなかったからなぁ・・・。

まぁ、それはひとまず置いとくとして。今は紅き街に対抗するべく作戦會議だ。

比影「んで、今回の作戦だけど・・・」

佐和「ちょっと今回は厳しいわね。私達も報提供者の佐賀くんも、誰も相手の姿を見てないんだもの。」

比影「そこなんだよね。だから今回は、どんな奴にも対抗出來そうな手段とか、なにか大掛かりなものが必要になると思う。どうしたものかね・・・。」

佐和「ねぇ、ほんと・・・」

僕達はそのままウンウン唸るだけになってしまった。相手が何者か分からない以上、どんな対策が有効なのかも分からないし、迂闊に行もできない。

前みたいに相手が逃げてくれれば良いが、それが適応させるのはほとんど居ないだろう。最初のゾンビのように、突っ込んでくるのが普通だろうし。

1回で仕留める方法か、その場から離れていつでも制を立て直せる準備を・・・うん?いや、そうか・・・あれなら!

2人「思いついたっ!!」

それは、2人同時にんでいた。

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