《ひざまずけ、禮》第1章24話 勉強とめたる(?)思い
數分後。
家のチャイムが鳴り、急いで1階へと駆け下りる。母さんが関わると厄介なことになりそうだから。
ドアを開けると、手提げを持った佐和さんがいた。心なしか、若干顔が赤いような気もする。気のせいだろうそうだろう。
比影「い、いらっしゃい。僕の部屋でいいよね?」
佐和「え、えぇ・・・おじゃまします」
佐和さんを僕の部屋へと促す。一応、階段と廊下には母さんの姿がないことを確認した。気づかれなくてよかった・・・。
で、部屋につくなりテーブルに教科書やらノートやらを広げる。うっし、勉強だ勉強だ!変に張してるのはテストが近いせいだ!もう何回も來てるんだし、今更張なんてするはずないもんね!
佐和「・・・じ、じゃあ早速だけど、社會のワークを・・・」
比影「そ、そうだねそうだよね。はいこれ・・・」
社會のワークを手渡す。佐和さんは佐和さん、僕は僕で別々に勉強を始める。・・・これ、一緒にやる意味あるのだろうか?まぁ、モチベにはなるからいいけど。
比影「・・・あ、佐和さんここってどうなんだっけ?」
佐和「え?あぁ、そこはね・・・」
あと、こんなじに簡単に質問できる點も、一緒に勉強するメリットだね。
・・・ただまぁ、メリットもあればデメリットもあるわけで。
比影「・・・」チラッ
佐和「・・・うーんと」スラスラ
比影「っ・・・」フイッ
佐和「・・・」チラッ
比影「・・・ふぅ」スッ
佐和「!・・・」フィッ
こんなじで、あんまり頭にってる気がしない。佐和さんはどうなのか知らないけども。笑いたきゃ笑いな、気になっちゃうんだから仕方ない。
と、そんな勉強と言えるのか分からないことを數十分続けた時。突然、ノックもなしに部屋の扉が開いた。
母親「佐和さんいらっしゃい。2人とも、ジュースとお菓子持ってきたから、し休憩しなさい。」
比影「ひぇっ!?母さん!?なんで!?」
佐和「ふぇっ!?あ、はい・・・ありがとうございます・・・?」
母さんのである。おのれ母さんめ、気づいていないと思ってたのに!
母さんは終始ニコニコしながら、ジュースとか々置いて出ていった。しかも帰り際、僕にしか聞こえない聲で「彼さんと仲良くね」とか抜かしおった。
そういうのは本當に心臓に悪いから、止めていただきたい。母さんめ、マジで許さん。
佐和「・・・比影くんのお母さんの言う通り、し休憩しよっか。結構集中したから疲れちゃった。」
比影「そう、だね・・・」
僕達はお菓子をつまみながら、世間話をしてしばしの休憩をするのだった。
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