《ひざまずけ、禮》第1章26話 襲い來る“ヤツ”に打ち勝て

佐和さんとお晝ご飯を食べたあと、僕達は再度勉強には取り掛かった。

ただ・・・午前中よりも圧倒的に効率は悪くなった。なぜなら、お腹いっぱいの狀態で、ポカポカ気。そんな狀態で、奴が襲ってこないはずがないからだ。

比影「・・・・・・はっ!?寢てない寢てない!」

佐和「噓ね、目をつぶってたのは分かってるのよ?」

その30分後。

佐和「すー・・・すー・・・」

比影「佐和さん、佐和さん!」

佐和「ふぇ・・・?何よもう・・・」

比影「何よじゃないよ、勉強!」

2人ともこんな狀態で、お互い眠らないよう見張りながら勉強してたもんだから、あんまりについた様にじなかった。

そして、夕方。何とか睡魔に買った僕達だが、僕達は疲れ果て、機に突っ伏していた。

佐和「つっっっかれたぁ・・・」ドヨーン

比影「もう勉強したくないなぁ・・・」ドヨーン

佐和「ほんとねぇ。こんな勉強なんて、なんの役に立つのかしら・・・」

比影「さぁ?でもやらなきゃいけないからねぇ。」

そんな話をしている最中、僕のスマホが・・・いや、僕“たち”のスマホが鳴り出した。うせやろ・・・こんな疲れてる時にアレか?

畫面を見ると、やはりレア様の名前が。僕達はため息をついて出た。

レア「おぉ自分ら、紅き街の出現の報が─」

2人「早く言えやこんちくしょう!こちとらめっちゃ疲れてんの!」

レア「おぉ!?自分らさては一緒にいるな?仲の良いこってまぁ。そうあせらなくても、今から言うで。」

レア様の言った場所は、學校とデパートの丁度中間ぐらいの場所だった。ここからでは割と離れている。

佐和「微妙に遠いわね・・・今回はスルーした方がいいかしら?」

比影「うーん・・・でも、もしそのせいで誰かが迷い込んだら大変だし、放っておいてどうにかなるものでもないからね。現に僕達は・・・紅き街で・・・」

そこまで言って、言葉につまる。そうだ、僕達は既に、この世の人間じゃないんだ。そしてこの闘いは、僕たちが生き返るための・・・。

なぜこんな大事なことを忘れかけていたのか。おそらく、今までとそう変わらなかったせいだろう。

早く紅き街を止めないと。僕らのためにも、彼らのためにも。僕たちのような犠牲者は、これ以上出させやしない。

比影「佐和さん、行こう。紅きこれいしま街を止められるのは僕達しかいないんだ。」

佐和「比影くん・・・ふふ、そうね。こうなったらとことんやってやろうじゃないの!」

レア「うし、よく言った!詳細はまた送るで!」

僕達は勉強で疲れたにむち打ち、現場へと向かうのであった。

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