《ひざまずけ、禮》第1章30話 近づく脅威、遠い目標

紅き街での激戦から次の日。

幸い怪我は大したことなく、外傷といえば肩のすり傷くらいで、次の日には大分痛みはひいていた。

脇腹の痛みも一時的なものだったらしい。とりあえず、アザとかにならなくて良かったと思う。

ただ、今回ので自分の弱さを痛した。紅き街から世界を守るには、今の自分では弱すぎる。アニメみたいに強く、とまではいかなくても、あれぐらい避けられるようにならなくちゃ。

となると、足りないのは瞬発力と視力、あと腕と足の筋力が足りないかな。ボクシングとかやってみようかな?・・・いや、いきなりはキツいか。

今日は日曜日だし、肩がまだし痛いから筋力トレーニングは控えるとして、ランニングでもしてこようか・・・と思っていたその時。

スマホから、バイブレーションが。・・・いやいやまさかね。2日連続とかきついから。

だが、現実は非かな。スマホの表示には、ハッキリとレア様の文字が。僕はため息をついて出た。

比影「・・・はい」

レア「やぁやぁ比影くん。ケガの合は大丈夫か?」

比影「えぇ、り傷程度ですから。」

レア「そかそか、それならよかった・・・うん?今日は君一人かえ?あのの子は一緒とちゃうんか?」

比影「一緒じゃないですよ。」

レア「あれま、マジか。いつも一緒だから、てっきり・・・」

比影「今までがたまたま一緒だったってだけですよ。・・・と、そんな話をしてるうちに、佐和さんもってきましたよ。」

レア「おぉ?よかったよかった。佐和さんやっほー!」

佐和「やっほーじゃないですよ。全くいつも軽いんだから・・・で、今度はなんです?まさかと思いますけど、紅き街じゃないですよね?」

レア「なんや、分かっとるやないか。せや、紅き街が出現したんや。」

2人「また!?」

まさかの2日連チャンでの紅き街出現に、驚きを隠せない。今までにない早さだった。

レア「それだけ紅き街の脅威が迫ってるってやっちゃな。自分らには悪いけど、今日も行ってくれるか?そこまで離れてるわけじゃないからさ。」

佐和「はぁ・・・まぁいいですけど、比影くんは・・・」

比影「大丈夫だよ佐和さん。ただのり傷程度だからさ。」

佐和「り傷程度だからさ、じゃないわよ!あなた、分かってるの!?あとしズレてたら大ケガだったのよ!?それに、ヘタしたらまた死んじゃうところだったのに・・・!」

比影「・・・分かってるよ、ごめん。でも、怪我を恐れたら何も出來ないし、紅き街を放ってはおけない。僕自のためにも、頑張りたいんだ。」

佐和「・・・比影、くん。」

レア「・・・的なとこ割り込むみたいであれだけど、そろそろええか?場所伝えるで。」

佐和「え、あ、はい。」

比影「大丈夫です、お願いします。」

僕と佐和さんは出現した場所を聞いた。僕はすぐさま用意を済ませ、肩にガーゼをってその場所へと向かうのだった。

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