《2番目の村娘は竜の生贄(嫁)にされる》

私はグレンダ村の村娘ジュリエット。ピンクゴルードのフワフワの腰までの髪に、円つぶらな銀の瞳を持つ、村で2番目に可いくて、村で2番目に足が速くて、村で2番目に賢くて、2番目に料理上手、裁上手と言う…何でも2番目のの子だ。

因みに1番は、全部村長の娘のポーリーナがかっさらっていく。ポーリーナは、亜麻あまいろのストレートの髪ので蒼いあおい瞳だ。私とポーリーナは仲なかが悪い。

好きな男の子が出來た時も…

「ごめん…ジュリエットも可いけど、やっぱり俺…ポーリーナを裏切れない!俺……ポーリーナ親衛隊にってるんだ!!」

とか言う理由で斷られた。

因みに私にも、一応親衛隊らしき奴等やつらはいた。

しかし冴えないメンバーで、予備軍と言う名に相応しい。デブ、チビ、痩せのトリオだった。

ポーリーナの親衛隊はイケメンが多かった。

何だあの逆ハーレム狀態!羨まうらやま…しくねーわ!!

「くっそううううう!ポーリーナめええええ!どうしてくれようかああああ!!」

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と私は歯軋りはぎしりする。

親衛隊のメンバーのデブのバイロンが

「ジュリエット…、ポーリーナには敵わかなわないんだな」

とおやつをモグモグ食べる。

「まぁ、ポーリーナは、本當に綺麗と言うか、儚いというか、守ってあげたくなる男心をくすぐられるというか」

チビのジェイコブも言う。

「ポーリーナに、昨日飴貰った。凄い優しい」

と痩せのブルーノまで言う!

くそ!あの!うちの親衛隊にも目を!!

「あんた達、私の親衛隊じゃなかったの??」

と半目になるが、家の手伝いがあると焦り、皆みんな散ってちっていく。

「何よ、結局ポーリーナじゃないの」

私が不貞腐れてふてくされて家に帰ると、父さんと母さんと弟が豪華な食事を出して待っていた。

「わぁ!誕生日でもないのにどうしたの!?私の好きなものばかりじゃない!!やった!!」

と私は嬉しがったが、何か様子がおかしい。

「そうそう!いっぱい食べて姉さん!僕のもあげる!」

「え!?」

「ほらジュリエットたくさん…たくさん食べるんだよ!お前の好きな、チキンライスハンバーグ大盛り、都會のエッセンス風ふうだよ!!」

と母さんが涙ぐんだ。

「おいよせ!もう決まったことだ」

と父さんがめるなぐさめる。弟のクリフも

「姉さんが生贄いけにえになれば…お金たくさんるし…」

と言う騒な言葉が聞こえた。

「ちょ!?何なの?生贄いけにえ?な、何?」

12歳になるクリフは言った。

「何なにって…。この村を守護してくれる竜の一族のこと、知ってるでしょ?この村はそれで生き殘って來たんだ。それは何故か。…50年に一度、村の1番しい娘を、竜の生贄いけにえに捧げるからさ」

は?

「いや、知ってるわよ。昔からの言い伝えじゃない。この村の人なら皆みんな、

知ってるけど。え?50年目なの?今年?」

皆黙ってうなづく。

「いや、でも、この村で、1番しいのはポーリーナじゃないの!皆みんな知ってるでしょ?」

「ああ…しかし、ポーリーナはね、男爵家けのお嫁に娶られるめとられることが決まっていてね?竜の生贄いけにえは、2番目に可いお前と言うことに、話が纏まったんだ。もちろん、お金をたくさん支援してもらうことになって…」

「む、娘を金かねで売ったの!?可い家族を!!?そ、それに!1番じゃない私のことが竜にバレたら、うちの村なんか火の海よっ!?」

「いや、お前さえ黙って食われれば大丈夫!」

んうんと皆はうなづく

「はああああああああ!?」

私はもはや白目だ。なんてことだ。

2番目であったが為に竜の餌に選定された。

「だから今夜は最後の晩餐よ?さ、たっぷり食べて、思い殘すことなく天國へとお逝き」

と母は、涙目で料理を進めた。

いやふざけんな!私はこないだ18になったばかりなのに!!はあああああ!?

しかし村長の決定事項は、変わらなかった。領主様りょうしゅさまも、私に最期さいごの贈りをよこした。王都で貴族が著る様なドレスだ。村娘が著れるような代しろものではない。

「わー…これがドレスかあ…領主様りょうしゅさまありがとうございますー」

クレッグ伯爵は

「いいんだよ?この領地の民たみが生贄いけにえとなり、竜が恩恵をもたらし、土地は害悪な魔から守られて、土地は実りが盡きずで、利益がバンバンバンだし」

要するに作が育ち、儲かってるのね。私が生贄いけにえになることで。

明日の朝あさはこれを著て、竜の迎えを待つのだそうだ。ポーリーナが見つかるとヤバいので、彼は今日挨拶に來た。

別にこっちは會いたくもないけど。

「ジュリエットwわら。これでお別れね?この村の為に、命をかけてくれてありがとう!必ず村は繁栄するわ!貴方あなたの尊いとうといその命でwわら。ぶふっ!…、今まで、あまり仲良くなかったけど、最期さいごに貴方あなたの我がまま、一つだけ聞いてあげるわよ?」

とポーリーナが、私の部屋で2人になった時、そう言ったので、私は

「ああ、そう?何でも聞いてくれるのね?まぁ、私は、竜のとなって、もうあんたとも會えないし丁度いいわね。……んじゃ、毆らせろや」

「は?」

とポーリーナは青くなる。

何だこいつ?何でもするっつったろ?

「積年せきねんの恨みを込めた、重い一発を決めてやるっつってんのよ!」

「な!野蠻よ!!まさか、私を毆るなんて、直ぐバレるわよ?」

「安心しなさいよ?顔はやめといてあげる。ボディだ!!」

と髪のを引っ張り、逃げ出そうとする、ポーリーナを捕まえる。

「ぎゃあ!痛い!辭めなさい!この野蠻人やばんじん!!」

「うるさい!何なにが男爵家けの嫁だよ!!あんたこれから、幸せに生きるんだし、いいじゃないの!!」

く拳を握り、私は渾の一発を、ポーリーナの腹にかました。

ズドン!!

と音おとがして、ポーリーナは白目で倒れた。

何の音おとかと、村長達が扉の外で聲をかけたが

「ポーリーナーが、今日は寂しくて泊まってくれるからって!!」

と言うと村長達は、納得して帰りやがった。

ポーリーナを床に転がしたまま、私はベッドにり、眠った。死ぬんだし、もういいか!!

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