《魔王様は學校にいきたい!》そこまでですわ!
ヴァンナドゥルガ最奧部、ガレウス邪教団の本拠地は大混に陥っていた。
アンナマリアとガレウスの衝突、その余波が直撃したのである。中央の円形舞臺は半壊、周囲に聳えていた祭壇は跡形も殘っていない。
もはやガレウス邪教団の本拠地は崩壊寸前だ、さらに──。
「頼んだわよヴィエーラ!」
「お任せください!」
ヴィクトリア王、ナターシャ、ヴィエーラが、ヨグソードを奪還するべく攻めったのである。
ヴィエーラは先陣を切り、鋭い徒手空拳で次々と魔を制圧。武と鎧を奪われたままだが、全く問題にしていない。
「さあ、いきましょうヴィクトリア様!」
「ええ、いくわよナターシャちゃん!」
続くナターシャはヴィクトリア王を守りつつ、落ちている瓦礫を敵に向かってポイポイ。さらにはヴィクトリア王まで、落ちている瓦礫を敵に向かってポイポイ。二人で瓦礫をポイポイすることで、先行するヴィエーラを援護しているのだ。
「ヨグソードは……ありました、ヴィエーラさんの正面です!」
「いけます、このまま回収して──」
「そうはさせません」
「──っ!?」
ヨグソード奪還の間近、惜しくもヴィエーラの前に聖騎士ラックが立ち塞がる。
ラックは右手に剣、左手に盾を構え萬全の迎撃態勢である。対するヴィエーラは完全な無防備、というか下著しかにつけていない。
いくらなんでも真っ向勝負は無謀であろう、にもかかわらずヴィエーラは些かも怯まない。
「おのれラック、よくもヴィクトリア様を裏切ったな!」
「お元気そうで何より、それにしても品のない格好ですね」
「黙れ裏切り者、今すぐ蹴り潰してやる!」
「待ってヴィエーラ、これは……マズいわ!」
「「「「「クフフフッ……」」」」」
ロムルス王國の兵士、アルキア王國の兵士、さらにはアルキア王國の國王まで。どこに潛んでいたのやら、気づけば三人を取り囲んでいるではないか。
「……なるほど、さては他者をる魔人の仕業ね」
「「「「「ほほう、私のことを知っていましたか」」」」」」
「ゼノンから聞いたわ、確か……ララッスルだったかしら?」
「「「「「失禮な……私の名はラドックス、土の魔人ラドックスですよ」」」」」
「やっぱり、ということはラックもられているのね?」
「「「「「その通り、彼らは私の支配下にあるのです。さてお嬢さん方、牢へ戻ってもらいましょうか」」」」」
「あら、私達を殺そうとしないのね」
「「「「「しいは大好です、後ほど私の神侵食で念りに……クフフフッ」」」」」
多勢に無勢、完全に逃げ道を塞がれ萬事休す。だがヴィクトリア王は冷汗一つかかず、キッとラドックスを睨みつける。
「本気で私をれる思っているのかしら?」
「「「「「どういう意味で?」」」」」
「私はヴィクトリア・メリル・アン・ロムルス、ロムルス王國の王よ! 卑しい魔法に屈するような、しおらしいではないわ!」
窮地に追い込まれていようとも、ヴィクトリア王は決して心折れない。魔人を相手に恐れず、怯まず、退かず、グイっとを張って堂々と対峙する。
「わああっ、ダメですよヴィクトリア様!」
「いけません、とにかく前だけでも隠して!」
「別に見られたって構わないわよ」
「「構います!」」
を張るのは結構なことだが、ヴィエーラと同じくヴィクトリア王も下著姿なのだ。
ナターシャとヴィエーラは大慌て、ヴィクトリア王の刺激的な部分を隠すのに必死で、ラドックスのことは完全に放置である。
「「「「「クフフフッ、まったく呑気なものですね……」」」」」
ぞんざいな扱われ方に気を悪くしたのか、ラドックスは一気に包囲網を狹める。同時に汚泥のような魔力を解放し、ズブズブと三人を包み込む。
「「「「「予定変更です、今すぐ神侵食を……」」」」」
「そこまでですわ!」
神侵食が作用する間際、どこからともなく響き渡る。ウルリカ様の「そこまでじゃ!」を思わせる、絶を掻き消す希の聲が──。
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