《チート能力を持った高校生の生き殘りをかけた長く短い七日間》第十九話 隠蔽作業
/*** リン=フリークス・マノーラ Side ***/
ドアがノックされて、マヤが、僕・・・俺の首から離れる。
そして、3人のを招きれる。
二人とは面識がある。もう1人が・・・・靜川瞳イリメリ=ジングフーベル・バーチスだ。椅子の準備ができなかったので、2つある椅子を、イリメリとフェムに座ってもらう。ミルとマヤは、ベッドに腰掛ける。その橫に、俺が座る格好になる。
しいびつだがしょうがない。ひとみもすごく人だな。ミルとは違ったじだけど、白じゃなくて、銀髪なのだろうな。
アニメの中に出てくるというじだな。
「リン!」
あぁそうだった
「それで?フェムさんとはこの前會いましたよね?」
「そうだね。ほら、イリメリ!」
「あっごめんなさい。私は、イリメリ=ジングフーベル・バーチスです」
「丁寧にありがとうございます。俺は、リン=フリークス・テルメン」
そう言って、握手を求める。
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ステータスの確認を行っても大丈夫というサインだが、イリメリはし躊躇してから、握手に応じた。
真命:靜川瞳
ジョブ:炎師
力:180
魔力:320
腕力:90
敏捷:120
魅力:60
魔法:赤魔法(1)
瞳で間違いないようだ。
それにしても、重久と瓜二つ。持っている屬が違うだけなのだな。ステータス値は確かにチートだけど、ミルの方がチートなのが気になる。何か、過去前世?が関係しているのだろうか?
手を離す。
「さて、大まかなことは、ミトナルさんに聞きました。真命とジョブをスキルを隠蔽したいとの事ですか間違いないですか?」
「えぇそうです。お願いできますか?」
「可能には、可能ですが、俺にメリットがありません。ミトナルさんは、妹のマヤを助けてもらったというお禮の意味がありました」
フェムとイリメリが顔を見合わせる。
ミルの方を見ているが、ミルは我関せずの様子だ。
「リン。そんな事言わないで、助けてあげたら?」
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そんな二人に、マヤが助け舟をだす。これに乗ってきたら、俺は、この話を降りる。
「いえ、マヤさん。リンさんのいうことは當然のことです。私たちに提示できるメリットは・・・仲間の承諾が必要になる場合もありますが、商隊での買いの値引きや、妹さんがおっしゃっていた、命を狙われる件に関して上位貴族の娘と協會関係者の者が、何かしらの協力が出來るかも知れません」
おぉさすがは、ひとみだな。
「あっ家の食堂の割引がけられる!」
「おぉそれは魅力的ですね。看板娘さんに毎回付き添いをお願いしても?」
「忙しい時じゃなければOKですよ!」「リン!」「リンさん?」
おっと調子に乗らないようにしないとな。
「あと、武職人の娘が居るので、好みの武を作らせる事が出來ると思います」
「そうですか、今お聞きした事は魅力的です」
「それでは?」
「イリメリさん。落ち著いてください。魅力的ですが、貴が提示出來るではありませんよね?全員から、利益を搾取しようとは思っておりませんが、貴自信のお話をお聞きしたいと思います」
「え?」
あぁ困った時の、ひとみの仕草だ。
こんな所まで・・當然だな。外見がいくら変わろうと、ひとみなのは間違いないのだろう。ひとみや重久には、是非生き殘ってしい。そのためにも、俺が協力出來る用な話をしてしい。
「私は、1人の男子に、酷いことを言って、違う、してしまった。貴方と同じ”凜”と呼ばれる男子です。私は、彼に謝りたい。謝って、彼の手助けをしたい。彼が戦えないのなら、私が盾となって戦う。彼がむなら、私のすべてを彼に支払ってもいい。もう後悔したくない・・・リンさん。貴方を見ていると、私は、凜君を思い出してしまう。全然似てないのに、ううん。すごく似ている。だから、甘えてしまったのかもしれない。ごめんなさい」
ひとみは、下に向けた視線をあげて、まっすぐに俺を見た
「リンさん。私たちに協力してください。私が提示できるは、私自しかありません。しかし、私は、彼の”ため”にあります。まだどこにいるのかもわからない彼のためです。ですので、リンさんに提示出來る事は、今後、一度、貴方のために戦います。ステータスを拝見した所、戦闘に不向きなように思われます。どうでしょうか?」
「そうですね。もし、俺が、貴に、貴が大切に思っている人を殺してくれとお願いするかも知れませんよ?」
「それはできません」
手を、足の上で組んで、考えるフリをする。
「わかりました。協力しましょう」
「よろしいのですか?」
「えぇいいですよ。そのかわり、保険を1つ打たせていただきます」
「保険?」
「はい。それは、他の皆様とお會いした時でよろしいですか?」
「はい。かまいません」
「それでは、場所を移しましょうか?」
「え?」「へ?」
イリメリと、フェムが何?って顔をしている。
「いえ、真命とジョブとスキルを隠蔽するのは、お二人だけでは無いのですよね?」
二人は、お互いの顔を見て、うなずいた。
それから、二人が、皆の所に案するという事になった。
「ねぇリン。僕、ミルと買いに行こうかと思うけど、いい?」
「いいけど、ミルはいいのか?」
「問題ない。さっき言っていた、リンさんからの條件。僕は、無條件で賛でいいけど・・・イリメリ頼める?」
「え?いいわよ」
「ミル。それじゃ、マヤの護衛頼むな」
「うん。任せて!」
「マヤ。あんまり無駄遣いするなよ?」
「うん。大丈夫。ミル。行こう!」
「ん!」
ミルとマヤが、ベッドから降りて、フェムとイリメリに一禮して、部屋から出ていった。
「フェムさん。イリメリさん。行きましょう」
「あ。そうね。私の家だから正面だよ」
「わかりました。いきなり、俺がるのも、問題でしょうから、下で待っています。大丈夫なら迎えに來てください」
「はい。わかりました」
最後は、イリメリが締めるようだ。
これは変わらないのだね。
食堂の奧で待っている事になった。
/*** マヤ・アルセイド Side ***/
「マヤ!」
「どうしたの?」
「なんで、僕をったの?リンの話が終わってからでもよかったはず」
「うーん。簡単にいうと、ミルと話がしたかった」
「僕?」
「そう、ミルとね。あと、買いしたかったって言うのも本當だよ。武とか盜まれちゃっているから、しっくりくるがなかったからね」
「僕、王都知らない。ごめん」
「ううん。買いは、二の次だよ。まずは、ミルとリンの事を話したかった」
「リン?」
「そ、私が知らない、リンの事!」
私が、ミルに聞きたいのは、本當は別の事。
でも、まずは、ミルが話しやすい事から聞いてみようと思う。
「マヤ・・・ごめん。実は、僕、あまり、凜くんの事を知らない。ひとみさんや重久さんの方が詳しいと思う」
「え?そうなの?それで、なんで?」
「ごめん。まだ言えない。リンに話す時に聞いてしい。マヤ。僕も聞いていい?」
「いいよ?」
「なんで、僕なの?リンのためになるのなら、僕よりも、フェムやイリメリやルアリーナの方がいいと思う」
「うーん。僕は、マヤが一番、リンの事を大事に思ってくていると思ったからかな?これじゃダメ?」
「ううん。リンの事を想っているかはわからないけど、リンのためなら、何でも出來る」
「本當?」
「うん」
マヤの気持ちがわからないのはここだ、リンの事をよく知らないと言っておきながら、なんでも出來ると言ってくれる。
「もし、もしだよ。リンが、俺のために、敵方の・・・立花だっけ?彼に抱かれろと言われても従うの?」
「うん。リンがそんな命令するとは思えないけど、悩んで、それしか方法がないと言うのなら、それに従う」
「・・・。ミル」
「なに?」
ミルはどこかが壊れているのかもしれない。時々リンにじたじにすごく似ている。自己犠牲とかではなく、自然に自分を殺せる人なのかも知れない。
「ねぇミル。リンが、僕を殺せと命令したら?」
「殺す」
「リンが、自分を殺せと命令したら?」
「リンを殺した後で、僕も死ぬ。ただそれだけ?リンが居ない世界に興味がない」
ノータイムで答えた。
本當に、リン以外には興味が無いのかも知れない。
なぜそこまでという思いは當然有る。當然有るのだが、そんなミルとの相がいいのが一番うれしい。
ミルの腕を取る。
「ね。ミル。これからも仲良くしてね」
「うん。マヤがそれをむなら。リンがダメだと言わない限り」
「ありがとう。買いに行こう!」
「わかった」
リンが持っているマジックポーチにれていけばいいから、大量に武を買っても大丈夫だろう。
ミルと、いろんな店に言って、大量に買って宿屋に戻った。
リンはまだ帰ってきていなかったので、罰として、ミルの部屋を延長しないで、3人部屋に移する事にした。
沢山の可い子に囲まれて、鼻の下ばしているリンにはそのくらいでいい。
明日には、ポルタに行く事になるだろうから、今日は、僕とミルでリンを挾んで寢る事にした。ミルも同意してくれた。
/*** リン=フリークス・テルメン ***/
同級生たち、8名が揃っている。ミトナル=和葉は、マヤと買いに行っている。
さて、俺が、神崎凜だとばれないようにしないとならない。
さっきから、中里や熱川から、引掛けに近いような話がされている。日本の事や、アニメの事だ。危うく反応してしまいそうになった。マヤを連れてくるべきだった。マヤが反応しなかったら、それは俺も反応しないほうがいい話だという事になる。
正直拷問に近い。
いっその事、ばらしてしまおうかと思った事が、何度有ったことか・・・でも耐えている。
「それで、リンさん。私たちへの要求を教えてください」
やはり、フェムが仕切るようだ。
この話を始めるまでの15分間はなにかの儀式だったのか?子の匂いにやられてしまいそうだ。そうだ、風呂がないから余計に匂いが・・・ダメだ考えてはダメだ。今日、マヤと寢る時に反応してしまったら困る。
「あっ保険の話ですか?」
「そうです。皆には保険を私たちがけれたら、契約になると話してあります」
「はい。概ねそう考えてくれて大丈夫です。その前に、1つ実験をしたいと思います。貴方たちにも関係する事ですので、是非付き合ってください」
フェムが、皆を見回す。
うなずいているので、大丈夫だろう。
「はい。大丈夫です」
「それでは、鑑定持ちがいましたよね?この小汚い袋を鑑定してみてください」
話は、マヤとミルから聞いている。サリーカが、鑑定持ちだ。
テーブルの真ん中に、マジックポーチを置いたら、やはりサリーカがポーチを手にとって・・・驚愕の表を浮かべている。
「なに!これ!え?アーティファクト?なの?ですか?」
言葉遣いがおかしいけど、そうなるよな。
「えぇそうですね。ある人に託されたです。えぇと・・・」
「あっサリーカ・セトラス。サリーカって呼んで!」
「すみません。サリーカさん。そのマジックポーチから、を取り出せるかやってみてください。他の方もどうぞ?中は、一部を除いで安全なですので、大丈夫です」
「なんだか、安心できな言い方だな」
「いえ、それを俺に託した人が、し・・・いや、かなり適當な人で、弁當やら、魔のやらを大量にれていて、それらが腐ってしまっているのです」
「あぁ・・・完全に時間が止まるわけじゃないからね」
「そうですね。実験してみた所、1/3000程度だとは思いますが、確実じゃないのです。でも、今はそれは関係なくて、サリーカさんどうですか?」
「無理。普通の袋。一度、アーティファクトの収納袋は使った事があるけど、あれとは違うの?」
「俺は、他の袋をしらないので、それが普通だと思っています」
「そうか・・・」
どうやら、誰にも取り出せないようだ。
「その袋の中は、俺以外には取り出せない事がわかっってもらえたと思います。それでは、フェムさん。何か書くものはありませんか?」
「あるよ!」
羊皮紙とペンを持ってきてくれる。
最初に、俺が、自分の名前を書く。もちろん、こっちの文字だ。
「これから、この羊皮紙に、貴たちの真命と名前を書いてもらいます。ミルさんには後で書いてもらいます。ミルさんにkお聞きした所、本當の真命は、俺が読めない文字だという事ですので、それで書いてください。その後、希する真命に隠蔽します。ジョブとスキルもです。やり方は、その時に説明します。それで、貴たちの事を、俺に話をしてください。話を聞いた後で、隠蔽をしないなどという事はしません。これでどうでしょうか?フェムさん。部屋と1つ貸してください。俺は、そこで待っています。納得できた人から、來てください。そして、出來上がった、羊皮紙は、先程のマジックポーチにれて保管します」
フェムは、正面の部屋を使ってくれと言ってくれて、案してくれた。
最初に部屋にってきたのは、予想通りにフェムだ。
羊皮紙に、名前を書く。その隣に、”カタカナ”で、フェナサリム・ヴァーヴァンと書きやがった。
「フェムさん。名前は、俺にも読めるようにお願いします」
「え?あっごめん。間違えちゃった」
てへぺろみたいなじで、舌をだしながら謝ってきたが、絶対にわざとやっている。まだ疑っているのだろう。
「それで、私の話って何を話せばいい?」
「なんでもいいですよ。俺を信頼させるような話をしてくれたら嬉しいですが、そうじゃなくてもいいですよ。過去の事でもいいですし、恥ずかしい失敗でもいいでし、これからやりたい事でもいいですよ」
ファムは、し考えてから、”ギルド構想”を語ってくれた。
そこに、自分が好きな男子をトップにそえたいと言っていた。誰の事なのかは明言しなかった。そうすれば、ギルドを大きくできたら、有名になれるだろうという事だ。構想自は悪くない。悪くないが、決め手にかけるという所か・・・立花たちが、國を取ったり、アドラの言葉を”悪名でもOK”と取れば、殘非道な行いを始めるだろう。そうした時に、ギルドの長よりも、明日命を奪いに來る人間の方が有名になれるだろう。アドラの話を解釈する時に、難しくなってくるのは、その部分でもある。
次に會う時に聞く事も出來るが、聞いてしまってそれでOKとなる時のリスクが測れない。
だから、フェムへの指摘は、後で行えばいいだろう。ミルにしてもらってもいい。
まずは、フェムの真命の変更と、ジョブの変更とスキルの隠蔽を行う。
手順は、ミルで判明しているから、大丈夫だ。真命とジョブは自分でやってもらう。スキルの隠蔽に関しては、まずは、隠蔽を外してもらってから、俺が、隠蔽したいを教えてもらいながら行っていく。
これで終わり・・・。
1人辺り、20分くらいか・・・今日は、長くなりそうだ。
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