《コミュ障だけど転生したし、なんだかいけそうな気がします!!》憧れのガールズトークです。

せっかくだからミミさんとメアリーちゃんと一緒にご飯を食べることになった。

「じゃーん!どう?作ってもらったの、今日の主食もパンじゃなくてごはんにしてもらったんだ〜」

おぉ〜じゃがじゃないですか!私はじゃが作るのも好きだけど、食べるのはもっと好き。

なるほど、みんなじゃがが好きだからお母さんに覚えておけって言われたのか。

これさえあれば一人で楽しめるし、みんなにも喜んでもらえる!

「あ、この前一緒に作ったやつだ。味しいんだよね〜これ、このちょっとしょっぱいような味付けにこのごはんっていうのが合ってて」

故郷の味だ。でもし私が作る時と味付けが変わってる。

同じ料理でも作る人によっても変わってくるんだね。

このじゃがも味しい。

「でもスプーンとフォークじゃちょっと食べづらいですよね」

「はぁ〜味しい。私の味付けよりもちょっと薄めだけどそのかわり素材の味がしっかりしてて、とっても味しいです!」

「ありがとう、うちの親も喜ぶよ」

ミミさんのご両親はすごい料理上手いんだろうな、簡単なレシピだけど、初めて作る料理でこんなにうまくできるなんて、しかも和食だよ?和食、調味料れる順番とかあるからね。あれは初見じゃきついよ。私も料理し始めた頃は、、いや、レシピ通りにやってたら普通にできてたな。

「私もちょっとだけ手伝ったんだよ〜」

なぬ!?メアリーちゃんも手伝ってた、だと?これはごはんが進みますなぁ。

ってかミミさんとは違ってメアリーちゃんは普通に料理できるんだね。

「ミミと違ってメアリーは普通に料理できるんだ」

「はい、この宿の後継ぎの一人として、いろいろ教わってます。お姉ちゃんは、接客が完璧なので」

メアリーちゃんはし苦笑いする。

「ちょっ、ひどくない?私そんなに料理できないってわけじゃないよ」

「いや、ミミさん、玉ねぎの皮だけじゃなくて中も全部剝むいちゃうのは、あと包丁とかすごい危なっかしいし、隠し味とか言って変なのれようとするし」

正直ダメダメだった。

なんか完璧に見えて実は弱點があるってかわいいよね。

「ミミ、人には向き不向きがあるんだよ」

「お姉ちゃん、私はそんなお姉ちゃんも好きだよ」

「うぅ〜、なんか泣きたくなってきた。こんなんじゃお嫁にいけないのかなぁ」

「そんなことはないですよ。ミミさんのそのかわいさとコミュ力とスタイルの良さなら、引く手あまたです」

ミミさんみたいな人が日本にいたらすごいオシャレしてそうだもん。そしてモテるだろう。

「え?そう?えへへ〜、リィアさんだって、すごいかわいいしお人形さんみたいじゃない、しかも料理もできるし、掃除もできるんでしょ?いっつもリィアさんの部屋綺麗だし」

「そ、そんなことは、る、ルーナさんもいいお嫁さんになれると思いませんか?何事にも一生懸命ですし、優しいですし、ツンデレなとことか特にかわいくて最高です!」

私ではなくルーナさんに話の矛先を向ける。

「え?あたし?ってツンデレってなによ。まぁ、素直に喜んであげるけど、、ふふ」

あ、にやけた。

「もちろんメアリーちゃんもいいお嫁さんになれると思いますよ。ミミさんと同じくかわいいですし、大きくなったら絶対スタイルも良くなります。おとなしい印象と家庭的なところがとってもよきです」

メアリーちゃんが大きくなったら………この宿大繁盛しそう。

「メアリーをお嫁に行かせるわけないでしょなに言ってるのリィアさん、そんなの私が許さない」

「いや、お姉ちゃん、私も普通にお嫁さんになりたいから、いつかは結婚するよ」

「え!?そんな、じゃあせめて、私が認めるやつじゃないと、、」

ミミさんがぶつぶつ言いはじめる。あー、メアリーちゃんは大変そうだなぁ。

「あのさ、みんな將來とか考えてる?」

ルーナさんが漠然とした質問をする。

將來かぁ、ぶっちゃけ全然考えてない。

信頼できる仲間と一緒にわいわいしたり冒険したりしたい、かな?

神様にもこの世界を楽しめって言われたし。

いのちだいじにこの世界のあちこちに行ってみたい。

「私は特になにも考えてないですよ」

とはいえ楽しんで生きるなんてこと言ってもルーナさんに怒られそうなので何も考えてないことにする。

「私はここの後継ぎかな」

「私もお姉ちゃんと同じです」

「メアリーは別に無理しなくてもいいんだからね。私が料理できる人と結婚したらいいんだし」

「いや、だって、ずっとお姉ちゃんと一緒がいいんだもん」

「っ!?メアリ〜〜!!」

ミミさんがメアリーちゃんを抱きしめる。

「ちょっ、お姉ちゃん、くるしい」

「そっか、そうだよね。あたしもリィアと一緒に、ってうわぁ!」

そんなかわいいこと言うなんて、我慢できなくて抱きついてしまった。

「私もですよ〜ルーナさん。これからもよろしくお願いします」

しばらくすると、恥ずかしさが出てきて離す。わ、私は急に何をしてたんだ。しつこすぎて嫌われるかもしれないのに。

かわいいルーナさんを見るとつい我を忘れてしまった。

「あ、そういえばリィアさんとルーナちゃんはパーティ組んだんだよね。パーティの名前とか決まってるの?」

あ、そういえば。すっかり忘れてた。あの時は割と勢いで言ってたから全然考えてなかったよ。

「私も気になります!どんな名前なんですか?」

「まだ決まってないよ。っていうか考えでもなかった。リィアは何か考えてた?」

「いえ、全然考えてなかったです」

「じゃあじゃあ、一緒に考えよう?面白そうだし」

「お姉ちゃん、こういうのってリィアさんかルーナさんが決めるものじゃないの?」

「あんまりこういうの得意じゃないので一緒に考えてくれると助かります」

そしてみんなで一緒に考えてなんとかパーティ名を決めることができた。

「勝利の星達ビクトリースターズなんてどうですか?」

この街の名前のビクトレアからとったじにしてみたんだけど。

あとは私とルーナさんが魔法を使えるからり輝く星というじのネーミング。

「なんかいいですね、かっこいいです」

「いいんじゃない?私はもっと可らしいじのでもいいと思うけど」

「あたしは、いいと思うよ、その名前」

「じゃあ決まりですね」

なんかこういうのって考えてるときは楽しいんだけどあとで振り返るときに悶えるやつだよね。あー、恥ずかしくなってきた。

ま、でもルーナさんも気にってくれたからいっか。

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