《コミュ障だけど転生したし、なんだかいけそうな気がします!!》村に到著

朝が來る。野宿したはずの私達はすごいきれいだった。

「ルーナさん、ルーナさん、朝ですよ、起きてください。浄化」

「んひゃう!リィア〜、毎回毎回(怒)」

「ルーナさんがすぐ起きないから、あとかわいすぎるのがいけないんです。謝ってください。」

「な、な、なんでそんなことしなくちゃいけないの。リィアだって、リィアだってすごいかわいいし、あたしがやるのはいいけどリィアはダメ、」

「じゃあおあいこってことで」

「はぁ、朝からなにやってんだろう、あたし達。」

ルーナさんとくだらないことで言い合いながらふと思う。すごいなんか、こういうくだらないやりとりでもちゃんと答えてくれるのっていいね。

朝は軽めにサンドイッチを食べる。

「やっぱり味しいね、これ。」

「そうですね、食べすぎないようにしないと。」

「ねぇリィア、村に著いたらどうする?そのままゴブリン退治に行く?」

「まずは報収集しましょう。數とかどの変にいつ現れるとか、それから作戦を立てましょう。」

「わかった。」

テントを片付けて、道を進む。

途中で看板を見つける。

「この先、王都」

「この先、ドロー村」

「村はこっちみたいですね。」

「そうだね、晝前にはつくかな?」

「ルーナさん!」

「!魔ね。街まで続く道で現れるなんて、この村もかわいそうだね。倒そう?リィア。」

もとからそのつもりだ。

「數はそこまで多くないので私が突っ込みます。援護お願いします。」

「わかった。」

私は剣を抜いて、強化魔法をかけ、戦闘に備える。視認した。おっきいイノシシの魔だ。魔法を構築する。

「アグレッシブボルト!」

一匹仕留める。こちらに気づいたもう一匹のイノシシが突進してくる。

「せやっ!きゃあ!」

橫にかわして剣で切ったら、イノシシの勢いが止まらなくてとばされる。

木にぶつかって止まる。

「いった〜、くない?」

あれ?普通はすごい痛いと思うのに全然痛くなかった。どうして?ってあ!そうか、この服も神様からもらったやつだった。防力、耐久力がすごいあってすごい軽い。スカートのはずなのに足までちゃんとダメージがない。ついでにもあってきやすい。

あ、こんなことしてる場合じゃない、ルーナさんは?

「アクアウォール!よし、捕まえた。ウォータースフィア!」

水の壁を作ってイノシシの突進を止めてそのまま水の中に閉じ込めて窒息させる。

なんとか全部倒せたようだ。でも、一匹は丸焦げでもう一匹は首がなく、最後の一匹は無傷。私結構雑なのかな?

「大丈夫!?リィア。今回復させるね。」

「いえ大丈夫ですよこれくらい。ほら、傷もないでしょう?」

「ダメだって、ほら、じっとして。」

「リカバー」「ヒール」

ふあぁ、すごい、力が回復していくのがわかる。

「でもよかったぁ、リィアが無事で。」

「私はそんなやわじゃないですよ、か弱く見えますけど。」

裝備もとい神様のおかげだけど。ありがとうございます神様。

イノシシをバッグにしまって、また村へ続く道を進む。

「どうする?リィア、そろそろお晝だけど、ご飯食べる?村ももうすぐだし村で食べる?」

「先に食べましょうか、おなかがすいて力が出ないので。」

くうぅ〜、と私のおなかがなる。

「そうだね、リィアのおなかもなったし、お晝にしようか。」

「ありがとうございます。」

「じゃーん、今日のお晝はこの前屋臺で買ったいろいろです。」

串焼きにホットドッグみたいなのとフランクフルトみたいなのとか、まぁお祭りの出店にありがちなやつだね。

「わあぁ、味しそう。いただきます!モグモグ、んっ、味しい!これは角ウサギね、さっぱりとしたウサギに濃いめのタレがよく合ってる。」

お、ルーナさんわかってますね〜。

「次はパンに挾まったソーセージね、はむっ、モグモグ、ん〜、これは上に乗った黃いのがソーセージの脂っこさに、合ってて、パンが口の中を満たしてくれて、すごい味しい。」

ルーナさんってなんか食をそそられる言い方しますよね。はむっ、うまぁ〜

「はぁ、もっと食べたいけど、魔と戦うときにきが鈍ったら命とりだもんね。」

食べ終わって、名殘惜しそうにルーナさんがつぶやく。

「じゃあ行きましょう。村までもうすぐです。」

こうして、私達は村に著く。

村にると、あまり人がいないように見えた、というか人がいない。

やっと見つけた人に話しかける。ルーナさんが。私がそんな簡単に聞けるわけないじゃん。

「あの、依頼をけて、この村まで來た冒険者なんだけど、村長ってどこにいるの?」

「ようこそいらっしゃいました。村長の家はこちらです。」

「ねぇ、なんでこんなに人がいないの?」

「村にゴブリンが現れるようになって、畑の作を奪われたり、畑を荒らされたり、時には村人が殺されたり。それで村の収がなくなって、力のある人はみんな街へ出稼ぎに行ってるの。道中も危険だから帰ってくる人もないし。」

「そんな!騎士団とかはかないの?」

「一回は來てくれたんですが。追い払ったはいいものの、またゴブリンが來るようになって。それ以降は來てくれなくなってしまって。」

「なにそれ、ひどい。」

ん〜、これってまずくない?私達がまた追い払ってもまた來るってことでしょ、その度にお金も無くなるし、畑が荒らされるから村でお金になるものを作ることができない。出稼ぎに行った力のある人は危険な道中でなくすし。村に殘るのは力のないものだけ。

「リィア、」

「わかってます。できる限りはやりましょうか。」

「どうかお願いします。」

「あたし達に任せてください。」

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