《たった一つの願いを葉えるために》転生3

「さて、君をこの世界に呼んだのは、僕が君を気にったからなんだ」

「なぜ気にったのですか?」

「初めてあのスキル<英雄等価>を発させたのが、どんな子かなって気になって見てたんだけど、見ているうちに君のことがすごく気にったんだ」

「だから、僕の世界に來てしいって思って呼んだんだ。來てくれてよかったよ」

「こちらこそ。あの提案がなければ俺はシアとの約束を果たすことができませんでしたので、ありがたかったです」

「それなら呼んだ甲斐があったね」

「じゃあ君が転生する世界について、簡単に説明するよ」

説明をまとめると、

1.転移する世界の名前は「アドラス」

2.ステータスと呼ばれる、名前や職業、スキル、能力値など、自にまつわる報が表示されるシステム

3.魔法は、火、水、風、土、、闇、氷、雷、空間、特殊に分類される

4.魔が存在する

5.人族以外に獣人、エルフ、魔族の種族に分けられ、総稱として人類と呼ばれる

6.暦はテルがいた世界と全く同じの太暦であり、1月、2月、3月……12月と呼ぶ

「簡単に説明すると、こんなじかな」

「改めて聞くと、俺の世界と違うところが多くて別の世界なんだって思いますよ」

「まぁ、全ての世界が同じだったらつまらないしね」

「じゃあ、君に加護をあげよう。と言っても、その人の魂のにもよるんだけどね」

「あ!なら私のもあげるわ」

「私も」

「俺のもやるよ」

「私のもあげましょう」

「ちょ!みんなあげられるわけじゃな……噓…全員の加護が定著してる」

他の神たちも加護を與えようとしてアルカナが焦るが、どうやら普通はもらえないし、全員のを與えられない加護が全部け取ることができたようだった。

「……やっぱり」

そんなつぶやきが聞こえた気がしたが、みんなの興した聲でかき消されてしまった。

「全員の加護をもらえた事にはびっくりさせられたけど、それは置いておこう」

「よし!これでだいたいの説明は終わったし、君をアドラスへ送るとしようか」

「はい、お願いします」

「うん、気をつけてね。向こうに著いたら、ステータスを確認するといい」

そう言うと、意識が遠くなっていった。

「あ、まずい」

そんな聲を聞きながら。

ちょっ!

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