《たった一つの願いを葉えるために》迷宮

「無限収納」

そう言うと、頭の中に一覧表みたいなのが出てきた。

「見たことも聞いたこともない裝備一式がはいってるな。鑑定してみるか」

夜天のコート

 等級  神話級

   覚醒値  0%

 付與  全屬上昇  筋力上昇 不壊

黒暗のボトム

 等級  神話級

   覚醒値 0%

 付與  不壊

極夜のブーツ

 等級  神話級

   覚醒値 0%

 付與  不壊

ウェアデスペア

   等級  神話級

   付與  絶対切斷  不壊 

   覚醒値 0%

夜天のコートは、藍のようだがかなり濃く深いのコートだ。

黒闇のボトムは、名前の通り真っ黒なズボンだが、がありきやすくなっている。

極夜のブーツもボトムと同じで黒

「……すごすぎるだろ」

なぜこんな能の裝備を送ってきたんだ?そんなにここ危険なのかな?

し気を引き締めるか」

裝備を整え、部屋を出る準備をした。

「よし、行くか」

この部屋の唯一の出口の扉を開け外に出た。部屋の中と違い、どこか禍々しい雰囲気が漂っている。張しながらも、出する為に歩き始めた。しばらく歩くと獣の唸り聲が前から聞こえてきて、狼よりもふた回りくらい大きい魔が現れた。

ブラックハウンド  LV.283

  HP   18629/18629

  MP   2582/2582

  筋力:17965

  耐久:10830

  俊敏:20014

  用:4170

  知力:1420

  幸運:11

  スキル 

    [斬爪 LV.35]

    [噛み砕き LV.19]

    [咆哮 LV.28]

    [索敵LV.15]

ーーッ!やべぇ!いきなりこれはハードすぎだろ!

ザシュッ!

「ぐぁっ!」

ブラックハウンドは、目で捉えきれない速度で攻撃してきたが、裝備のおかげでかろうじて致命傷は防げた。対処法を見つける為結界を張った。

どうする、MPの殘りは72/480で魔法は使えない。

ピキッ

結界がもう持たない。

…賭けるしかないか。

「神の瞳、強化、剣神、気配遮斷発

パリーン

「いくぞ!」

ギンッ!

神の瞳でブラックハウンドのきを見極め、強化と剣神の技で速さを補う。カウンターを気配遮斷で死角から放ち攻撃していく。それでもレベルの差は大きく、徐々にHPが削られていく。

このままじゃダメだ。何か手を打たないと。

左上段からの攻撃をけ流して、カウンター攻撃をしようとした時 ーー

ガオォォォ!

「な!」

かねえ。

グルァァ!

次の瞬間、お腹を引き裂かれ壁に激突した。

「がはっ!……このままだと死ぬ」

HP 58/300

もうほとんど殘ってない。

ブラックハウンドは勝利を確信したのか、ゆっくりと近づいてくる。

もう…破らないって誓った!

「諦めるものか」

気配遮斷、地!

ブラックハウンドはテルを見失った。

「ふっ!」

ブラックハウンドの上に飛び、そのままなんどもカウンター攻撃で削った首を狙い一刀両斷した。

「ふぅ〜、なんとか勝てたな」

ほとんどの力を使い果たし、テルは座り込んだ。もちろん周囲に気を配りながら。

「強敵に勝てたしだいぶレベル上がっただろ」

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