《『元SSSランクの最強暗殺者は再び無雙する』》決著 そして次戦の相手は……
絶対的打たれ強さタフネス。
ゆえに――――
『不破壊』
だが、痛みに意識が奪われた一瞬、あらゆる打撃ぬ備えていた『不破壊』の首から力みが消滅した。
十分すぎるほど力した頭部の筋。そこに強烈な蹴り技。
以下に『不破壊』と言えど、その瞬間は常人と同等程度の打たれ強さタフネスに変化したのだ。
そのは前のめりに倒れる。
誰が見ても、立ち上がれるダメージではない。
『不破壊』が破壊された。
観客のその事実を、どう捉えて良いのかわからない。
しかし、まだ――――
『不破壊』は『不破壊』だった。
「へっ……引っかかったな」
ベルトの前方。ダウンした『不破壊』から聲がした。
とても強烈な打撃をけて倒れたばかり人間が発する言葉とは思えぬハッキリとした口調。
「待っていたぜ! このチャンスをな!」
気がつけばベルトの足首へ『不破壊』の手がびていた。
ベルトも逃げようとする。だが、すでに遅い。
『不破壊』はベルトの足首を摑んだまま立ち上がった。
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その姿に観客たちのボルテージは発的に上がっていく。
彼らも気がついたのだ。
「あの技が出るぞ」
誰かが呟いた。
ベルトを投げ飛ばし強烈なダメージを與えたアノ投げだ技。
一度は立てた。しかし、二度目はどうだ?
いや、『不破壊』の腕力なら、倒れたベルトを強引に引き起こして2連発、3連発……
ベルトの意識が失われるまで投げが続く可能だってあるぞ。
観客たちはそう考えたのだ。
事実、『不破壊』はそれを実行した。
くるりと反転してベルトに背中を見せる。
そのまま、ベルトの足を擔ぐようなモーション。
足一本背負い投げ。
しかし、この時、『不破壊』は不可思議な覚に陥っていた。
背負っているはずのベルトの重、圧力が消えた。
確かにベルトの足は摑んでいる。しかし、ベルト本人の重さが消えたとはどういう事だ?
まさか、投げられる直前に自の足を切斷したわけでもあるまい。
『不破壊』は何が起きたのか、ついに最後まで知る由もなかった。
答えは単純。
『不破壊』の投げのタイミングでベルトは飛んだのだ。
擔ぐモーションよりも早く、ベルトは『不破壊』の真上に到達していた。
ベルトは『不破壊』の頭頂部に向けて踵を振り下ろした。
踵による踏み付けが1撃、2撃、3撃……
都合15発の連撃が『不破壊』の頭部にる。
『不破壊』の投げには力は失われ、ベルトが地面に到達した時には、重力の自由落下程度。
ベルトは悠々と立ち上がる。対して『不破壊』は――――
また立っている。
だが、すでに意識の手綱は手放されている。
そして――――
ベルトの最後の攻撃が放たれた。
≪二重斷首刀ギロチンエックス≫
殺傷力を極限までそぎ落とした二振りの手刀は『不破壊』の首――――正確には頚脈に叩きまれ――――
意識のない巨大な軀は倒れ、立ち上がってはこなかった。
ベルトは戦闘不能時間まで2分5秒を殘し――――
≪劇毒強化ポイズンブースト≫を使用して、僅か55秒で勝利を収めたのだった。
・・・
・・・・・・
・・・・・・・・・
勝ち名乗りをあげ、聲援を浴びるベルトに対して、顔を青くしているのは興行主たちだった。
彼らは、試合が始まる前まで、このマッチメイクに対して――――
「もしも、『不破壊』が負けたら次戦は誰にやらせます?」
「そうですね。誰か若手のエース候補が良いでしょうね。負けても名前は売れます。ぼろ負けでも再起ストーリーで盛り上げる事もできます」
「おっ! それ、いいね。君ィ。がっははは……」
なんて會話をしていた。
だが、目の前で行われた戦いは、そういった次元の戦いではなかった。
どんな闘技者を送り込んでも、無事にはすまない。
最悪、殺されてしまう。
なら……なら、どうすりゃいいんだよ!
そんな言外のびが聞こえてくるような狀態。
「だったら、『不破壊』よりも強い奴をぶつければいいんですよ」
興行主たちは一斉に聲の主、キング・レオンに視線を向けた。
「そんな、『不破壊』よりも強いなんて人材は君しか殘っていないだろ。他に候補なんて……」
「いるでしょ?」とレオンは興行主の言葉を遮った。
「舊支配者たちのれの果てがいるじゃないですか?」
その言葉に興行主たちは絶句する以外の選択肢はなかった。
舊支配者。
その言葉を聞けば、普通の者は宇宙的恐怖(コズミック・ホラー)の邪神たちを思い起こすだろう。
だが、レオンが言う舊支配者とは彼らの事ではない。
この世界に存在する、もう1つの舊支配者。
彼らは、幻獣であるドラゴンによく似ている。
だが、彼にドラゴンのように高い知能も、高度な魔法も持っていない。
彼らの持つ思想は極めて単純。
弱強食の現するものである。
ただ、闘爭するだけの存在。
何を思い、神々は彼らを創生したのだろうか?
彼らは、恐怖の現化であるドラゴン。
だから、彼らを知る人間はこう呼んでいる。
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