《『元SSSランクの最強暗殺者は再び無雙する』》幕間② 伽藍堂世界
空高く打ち上げられた巖石の自由落下の絨毯撃。
しかし、ベルトとシンラは落下する巖石と避けながら駆け抜けていく。
避ける? 絨毯撃をどうやって?
答えは簡単だ。落下してきた巖を足場にして、空中を走っていた。
暗殺者であるベルトの能力なら可能。しかし、後衛職であるシンラにそんな事が可能なのか?
元からシンラは後衛職でありながらソリスト。
敵の弱點を正確に打ち抜く撃。
一瞬で何十もの魔を倒す手數……魔法の回転率の高さ。
この2つに加え――――
東方に伝わるである≪忍≫を武に1人で戦っていたのだ。
「むっ……魔力が燈っていく。 ベルト、風屬の魔法が來るぞ!」
ベルトよりもいち早く魔力を知したシンラは聲を張った。
「風屬?」とベルトは眉を顰める。
範囲攻撃である土屬や水屬の魔法攻撃ならわかる。
ベルトは陸クジラを迂回するように右側を、シンラは左側を別れて走っているからだ。
しかしなぜ? 風屬や炎屬の魔法攻撃は縦一直線上に放する事に強みがある。
無論、必ずしも土屬、水屬は範囲攻撃。 風屬と炎屬は直線狀攻撃と決まっているわけではない。ないのだが……
陸クジラは大口を開き、空に向って風屬の魔力を放出させた。
それを見たベルトは、「これは……まずい!?」と呟いた。
風屬によって陸クジラの部からあるも同時に打ち上げられていたからだ。
「シンラ、上に防壁を張れ! 胃酸の雨が降るぞ!」
「――――ッ! なんだって!?」
そう、それは陸クジラの胃に収まっていた胃酸。
なんぞ、軽く骨に変える強烈な胃酸だ。
胃酸の雨に備えて防壁を張るシンラ。
しかし、ベルトは? どうやって強烈な胃酸を防ぐのか?
≪魂喰いソウルイーター≫
ベルトは空に向けて―――― いや、降り注いでいく胃酸に向けて――――
魔力の刃を打ち放った。
それも3連撃――――否。それだけではすまない。
合計10連発の刃が小さな雨粒すら切り裂いた。
霧散……文字通りに雨は、霧となって散開した。
「相変わらず、無茶な奴だ」とシンラの聲が近くで聞こえた。
彼はベルトの目前まで近づいていた。
どうやら互いに陸クジラのは半周したらしい。
「ベルト! 預けていた札はきちんと……」
「あぁ、心配するな。キチンと落としてきた」
「――――ならばよし!」
ベルトとシンラが陸クジラのを周るように走っていたのには意味がある。
2人が陸クジラのを覆うように落としていた札には魔力は含まれていて……
「いくぞ、結界方……≪伽藍堂世界≫」
シンラは右腕に魔力を通し、片膝をつくと――――
右手で地面を叩いた。
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