《ゴブリンから頑張る神の箱庭~最弱からのり上がり~》「そるじゃー、たお、そう」
翌日、私達はゴブリンの巣近くまで來ていた。
〈相手はだいぶ苛立っているようです〉
どんなじ?
〈自分の手下が八匹も倒されたうえに、巣に居るはずだった獲のアリシアも逃げ出していますからね。殘りのソルジャー達にアリシアや新しい獲の探索をさせているようです〉
うん、予想通り。
巣の中で見かけた事あるけど短気そうだったからね?アリシアが居なくなるだけでもこうなると思ったけど、手下があれだけ倒されたら尚更だよね~。
「あの、私は余りこの辺りの地理には明るくないんですが、他の人を探しているなんて事は無いんですか?大丈夫でしょうか?」
〈心配は要らないでしょう。ここは一番近い村からでも1日は掛かる街道の途中ですから〉
今、ソルジャー達は分かれていてる?
〈いえ、一緒に行しています。どうしますか?〉
レベル分かる?
〈それぞれレベル5とレベル7です〉
「私は二匹同時に相手取るのは危ないと思います」
アリシアの言葉を肯定して提案する。
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「そるじゃー、つけて、わかれた、ところ、たおす」
私達はヘルさんの【俯瞰】の効果範囲ギリギリの所で、ソルジャー達を見張るが、その日は結局分かれて行する事は無かった。
仕方がなく拠點へ帰るとそれぞれの仕事を始める。
アリシアは回復薬作りを始め、私とゴブゑは食料調達に行く。
因みに私はソルジャーの死から奪った錆びた剣を、ゴブゑは攻撃力がそこそこ有り扱いやすいナイフを持たせようとしたら、何故か棒を選んだ。
確かにゲームや漫畫ではゴブリンって棒のイメージだけどさ、・・・棒にはゴブリンを掻き立てるでもあるのだろうか??
その日も簡単な連攜を確認して早めに休んだ。
▶スキル【喰吸】のスキルが発しました。
 練度が一定に達しましたスキル【危機察知LV.1】習得しました。
次の日、ゴブリン達が行する前に移を開始して私は自分達の痕跡をわざとし離れた所に何ヵ所か殘した。
「うまくい、けば、ぶんだん、できる、かも」
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私達ではまともにやっても勝ち目は無い、制限時間があるとはいえ焦ってけばどちらにしても私達の敗けだ。だからこそ慎重に行したい。
〈ソルジャー達が二手に分かれました。どちらに行きますか?〉
出來る事ならレベルが低い方が良いけど、私達の罠がある方に行ったのはどっち?
〈殘念ながら高い方です〉
どうしよう・・・罠にい込む方が勝率は高いけど、それでも進化してる格上の相手は辛い、かといって罠の無い所でも確実に勝てる保証は無い、し考えて罠の方に行ったソルジャーを追い掛ける事に決めた。
「そるじゃー、たお、そう」
二匹が十分離れた事を確認して私はソルジャーの前に移すると、わざと見付かりき寄せる。
「ギギ!!ギギ〰!」
私を見つけたソルジャーは私目掛け突っ込んでくる。その攻撃を余裕を持って回避して罠のある方へと走っていく。
やっぱり速い!!この間みたいに距離を調整する余裕が無い!?自分の出せる限界の速さで必死に走るが、追い付かれそうになる。
〈マスター追い付かれます!プランを変更して援護します。10メートル先のあの木の辺りまで頑張って下さい〉
縺れそうになる足を必死にかし何とか逃げるが、遂に追い付かれしまう。そして・・・背中にソルジャーの剣が降り降ろされる直前。
「ファイアアロー!!」
間一髪、アリシアの魔法が私を助ける。魔法はソルジャーの左肩に當たり転倒させる。そこにゴブゑがすかさず棒を降り下ろす・・・が、剣で弾かれてしまう。
「ギギ!?」
勢を立て直させまいと、すかさず地面の土をソルジャーの顔目掛けて投げ付ける。殘念ながらそれは防がれてしまうが、一時的に視界を塞いだ事でゴブゑが再び攻撃する。それに併せ私も【爪攻撃】を繰り出す。ソルジャーは棒の方が脅威と見たか手に持った剣で棒をけ止める。
「ギガ!」
棒をけ止めた為、私の【爪攻撃】がに當たりダメージを負う。
「ウインドカッター」
間髪容れずアリシアも魔法で攻撃するが、今度は避けられてしまった。
クソ!やっぱり強い!!勢を立て直しこちらに向き直ったソルジャーのステータスを確認する。
▶【鑑定士】スキル失敗
レベル7
HP:450/450→350/450
MP:0/0
攻:40
魔法と私の攻撃が當たってダメージ100かよ!やっぱりキツかったかな?でも、向こうもこっちの連係には対応しきれてないし、油斷さえしなければ対処出來る。
「ギギッギ」
今のでは向かってくるソルジャーの攻撃をいなす事など出來る訳もなく、手に持った剣で必死に攻撃をけ続ける。
ゴブゑもアリシアも私が近くにいるため手を出せないようだ。けど好都合、攻めあぐねたソルジャーが剣を今までよりも大きく振りかぶる。
今だ!!
「ギガ!?」
大きく振りかぶり、隙が出來たのを見計らい攻撃を避ける。今までけに徹していたので、ソルジャーはそれに対応出來ずつんのめる。私はソルジャーの背中を蹴りつけ転倒させ、足首目掛け剣を降り下ろす。そこに今までタイミングを見計らっていたゴブゑとアリシアもタイミングを併せてくる。
「ウインドカッター!」「ギギ~‼」
アリシアの魔法とゴブゑの棒が頭に當たり派手にが飛び散る。私の攻撃もアキレス腱に當たり腱を斷ち切り、そのまま追撃を掛けるもソルジャーは滅茶苦茶に剣を振り回し、近付けずに失敗に終わる。
ゴブリンソルジャー
HP:350/450→150/450
MP:0/0
與えたダメージは200、後150殘っているが攻撃が頭に當たった為ふらつき、アキレス腱も斷ち切られている為スピードもかなり落ちてるはず、このまま慎重に行けば勝てる!そう思った時。
「ギギ~!」
勝機と見たのかゴブゑが正面から突っ込んでいく!
無謀過ぎる!?
ゴブゑの棒が弾き飛ばされ返す刃でゴブゑが切り裂かれてしまう。更にソルジャーが攻撃を重ねようとするが、間一髪ゴブゑを突き飛ばす、しかし代わりに私の足を刃が通って切り裂いていく。冷たい異が自のの中を通り抜ける覚が熱となって私を襲う。
「ファイアアロー!!」「ギガ~!」
攻撃に集中していたソルジャーが魔法に気付くもアキレス腱を切られている為、回避出來ずに正面から食らう。その間に私は距離を取りアリシアはゴブゑを避難させる。ゴブゑの狀況は?!
〈範囲は広いですが淺いようです。ですが戦闘は無理でしょう〉
ヘルさんの言葉を聞きながら力を確認する。
ゴブゑ
HP:120/120→20/120
MP:150/150
後一歩踏み込んでいたら死んでいたかも知れないという事実に背筋が凍る。
〈マスターは大丈夫ですか?〉
傷みは酷いし怖い・・・・けど、まだける。
ゴブ子
HP:160/160→100/160
MP:75/75→70/75
ゴブリンソルジャー
HP:150/450→50/450
MP:0/0
後50、アリシアに合図を送りソルジャーに斬りかかる。お互いに足を怪我している為きは遅いが、ソルジャーは魔法を警戒してアリシアとの間に私を挾むように立ち回る。だんだんと押され始める私は、再び大きく振りかぶるソルジャーの攻撃に回避が間に合わない。
「ご主人様!!」
アリシアの聲に後ろ手で合図を送る。ソルジャーの攻撃が降り下ろされ自分の剣でその攻撃をけにいく。互いの剣が當たった瞬間、私の剣が破壊され自分のが吹き飛ばされるが抵抗せず。自分から後ろに跳びけも取らずに倒れ込む。
「ファイアアロー!!」
その瞬間、線上に私が居なくなったところを見計らいアリシアが最後の魔法を放つ。
「ギガッギ……」
▶ゴブ子のレベルが8に上がりました。
HPが175に上がりました。
MPが85に上がりました。
攻が18に上がりました。
防が18に上がりました。
魔攻が23上がりました。
魔防が23に上がりました。
敏捷が40に上がりました。
知恵が160に上がりました。
用が105に上がりました。
スキル【痛覚軽減LV.1新】習得しました。
【鑑定士LV.3→LV.4】になりました。
【爪攻撃LV.1→LV.2】になりました。
【ゴブリンキラーLV.1→LV.2】になりました。
スキルポイントを5獲得しました。
▶すべての傷が回復しました。
▶ゴブ子のレベルが9に上がりました。
HPが185に上がりました。
MPが90に上がりました。
攻が21に上がりました。
防が21に上がりました。
魔攻が26上がりました。
魔防が26に上がりました。
敏捷が45に上がりました。
知恵が170に上がりました。
用が110に上がりました。
運が35に上がりました。
スキル【跳躍LV.1新】習得しました。
【鑑定士LV.4→LV.5】になりました。
【格闘LV.1→LV.2】になりました。
【マヒ耐LV.9→LV.Max】になりスキルが【マヒ無効】に変化しました。
【言語LV.7→LV.8】になりました。
【ゴブリンキラーLV.2→LV.4】になりました。
スキルポイントを5獲得しました。
▶ゴブゑのレベルが8に上がりました。
▶すべての傷が回復しました。
▶ゴブゑのレベルが9に上がりました。
▶アリシアのレベルが3に上がりました。
▶アリシアのレベルが4に上がりました。
▶アリシアのレベルが5に上がりました。
やっと終わった~。死ぬかと思ったよ!!レベルアップのおかげでゴブゑの傷も治って良かった。
「取り敢えず皆無事で良かったです!」
「ありしあ、も」
「はい!」
アリシアの言葉に私が返事をすると嬉しそうに笑ってくる。
「ギギ~」
ゴブゑは自分が怪我してしまった事を反省しているようなので頭をでておく、その間にアリシアがソルジャーから腕を切り取ろうとしてくれていると。
〈大変です。ホブゴブリンが近付いてきます!隠れて下さい〉
ヘルさんの忠告に私達は素早く反応しソルジャーの死から腕を切り取り、急いで近くの茂みに隠れる。
「ギギ~!!フギ~!」
私達が隠れて直ぐホブゴブリンがやって來る。そして、ソルジャーの死に気付き、聲を荒げ怒り狂いソルジャーの死を更に痛め付ける。次第にソルジャーのが原型を失っていく様を見ながら私は【鑑定士】のスキルを発する。
【鑑定士】スキル失敗
レベル14
HP:800/800
MP:0/0
攻:100
防:100
魔攻:10
魔防:50
そこに出たステータスはとても相手になるようなじゃ無かった。仲間達にも見えるようにしていた為、ステータスの恐怖と目の前の景に震えが伝わる。やがて、怒りが多収まったのかホブゴブリンは巣へと引き返していく。私達は十分離れた事が分かってもけずにいた。
本當に私達はあのホブゴブリンを倒せるのだろうか………。
ゴブ子の壽命まで後10日
ゴブゑの壽命まで後9日
【書籍化】俺は冒険者ギルドの悪徳ギルドマスター~無駄な人材を適材適所に追放してるだけなのに、なぜかめちゃくちゃ感謝されている件「なに?今更ギルドに戻ってきたいだと?まだ早い、君はそこで頑張れるはずだ」
※書籍版2巻でます! 10/15に、gaノベル様から発売! コミカライズもマンガup で決定! 主人公アクトには、人の持つ隠された才能を見抜き、育てる才能があった。 しかしそれに気づかない無知なギルドマスターによって追放されてしまう。 數年後、アクトは自分のギルド【天與の原石】を作り、ギルドマスターの地位についていた。 彼はギルド構成員たちを次から次へと追放していく。 「鍛冶スキルなど冒険者ギルドに不要だ。出ていけ。鍛冶師ギルドの副支部長のポストを用意しておいたから、そこでせいぜい頑張るんだな」 「ありがとうございます! この御恩は忘れません!」 「(なんでこいつ感謝してるんだ?)」 【天與の原石】は、自分の秘めた才能に気づかず、理不盡に追放されてしまった弱者たちを集めたギルドだった。 アクトは彼らを育成し、弱者でなくなった彼らにふさわしい職場を用意してから、追放していたのだ。 しかしやっぱり新しい職場よりも、アクトのギルドのほうが良いといって、出て行った者たちが次から次へと戻ってこようとする。 「今更帰ってきたいだと? まだ早い。おまえ達はまだそこで頑張れる」 アクトは元ギルドメンバーたちを時に勵まし、時に彼らの新生活を邪魔するくそ上司たちに制裁を與えて行く。 弱者を救済し、さらにアフターケアも抜群のアクトのギルドは、より大きく成長していくのだった。
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