《ゴブリンから頑張る神の箱庭~最弱からのり上がり~》ナニこの展開

無事に進化を終えた私達は沢山の職人やドワーフがいると言うユルグ村を目指して歩いていた。

〈マスター前方50メートル付近にモンスターが三匹居ます。レベルはそれぞれ3が二匹、5が一匹です〉

おっ、強そう?

〈いえ、油斷さえしなければ恐らく大丈夫でしょう〉 

了解。

仲間の方を見ると皆が首肯く、私達は注意しながらモンスターの方へ向かって歩き出す。

「ご主人様」

アリシアに呼ばれ視線の先を見ると犬のようなが三匹いる。

アレがモンスターかな?よし!

【鑑定士】スキル

ウルフ

レベル:5

HP:300/300

MP:100/100

攻:100

防:80

魔攻:15

魔防:50

敏捷:140

知恵:110

用:20

運 :5

スキル:【牙攻撃】【爪攻撃】【遠吠え】【當たり】【野生】

【鑑定士】スキル

ウルフ

レベル:3

HP:250/250

MP:80/80

攻:90

防:70

魔攻:10

魔防:40

敏捷:120

知恵:100

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用:20

運 :5

スキル:【牙攻撃】【爪攻撃】【遠吠え】【當たり】

【鑑定士】スキル

ウルフ

レベル:3

HP:250/250

MP:80/80

攻:90

防:70

魔攻:10

魔防:40

敏捷:120

知恵:100

用:20

運 :5

スキル:【牙攻撃】【遠吠え】【當たり】【野生】

おっ、結構スキル有る。

「何言ってるのハクア?あれくらい普通だよ?」

そうなの?!

〈マスターが今まで戦ったのはゴブリンと魔族のグルドだけですからね〉

「ゴブリンからいきなり魔族って・・よく生きてられるよね?」

「私もそう思うよ」「はい」「ゴブ」

「どうしますか?ご主人様?」

「とりあえずはいつも通り。アリシアとアクアの魔法で最初に攻撃。その後は私とアクア、エレオノとアリシアのペアになってそれぞれ対応。二匹行った方は無理せず時間稼ぎ」

「分かりました」「了解」「うんゴブ」

作戦が決まると同時に二人が前に出て魔法を放つ。

「ふっ!」「ゲイル、スラッシュ」

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アリシアが【無詠唱】で・・・・・あれ?ファイアアローじゃ無い!?何あれ?アクアも知らない魔法使ってる?!

〈あれは火炎魔法のフレイムランスと、暴風魔法のゲイルスラッシュですね〉

二人の新魔法に驚いている間に魔法が一番レベルの高いウルフに命中する。

「ギャウン!」

魔法を食らったウルフはそのままかなくなり、それを見た殘りの二匹がこちらに向かって走って來る。

「エレオノ、右よろしく」「了解」

今までは私一人でやっていたフロントをエレオノに片方任せ、左側のウルフに集中し歩を進めながら【魔闘技】を発する。

ウルフはこちらに駆けてくる勢いのまま飛び上がり、元に噛み付こうとするがそれをしゃがんで避け、著地の瞬間に【疫崩拳】を放つ。

「ギャン!」

私の攻撃がウルフの後ろ足に當たりウルフを吹き飛ばす。よくよく見てみると攻撃が當たった場所のが変わっている。

石化してる?チャンス!

私は両手に武を持ち、石化して後ろ足がかなくなったウルフ目掛け突進する。ウルフも応戦しようとするが石化部分が上手くかずにぎこちないきで噛み付こうとする。

「遅い!」

しかしそんな攻撃が當たる訳も無く、右の短剣でを裂き、がら空きになったに心臓目掛けて左のナイフを突き刺す。

ビグッ! 

そのきを最後にウルフはかなくなる。戦闘を終えた私がエレオノの方を見ると・・・・・。

「四段突き!」ドドドドッ!「ギャン!」

エレオノの四段突きがウルフに決りこちらの戦闘も終わったようだった・・・・が、「アオーン!!」

ウルフが事切れる寸前、最後の力で遠吠えを発する。

〈マスターウルフの増援が來ます。數はレベル5が2、レベル4が1、レベル2が2です〉

「ごめん皆」

ヘルさんの聲を聞いてエレオノが謝る。

「今のはしょうがない。むしろウルフを褒めるべき」

「クスッ、確かにそうかも知れませんね?」

「とりあえず先と同じで」

「はい」「分かった」「ゴブ!」

作戦を決めるとアリシアとアクアがウルフの群れに向かって魔法を放つ「ハッ!」「ゲイルスラッシュ」

先程と同じ魔法を放つ二人だが、今度はウルフがこちらを認識している為アクアの魔法が避けられてしまい、アリシアの魔法も避けられると思ったその瞬間「弾けて!」

アリシアの聲と共にフレイムランスが弾けて、十本程のファイアアローに変わり円上に弾ける。

「キャイン!」「ギャン!」「ギャウン!」 

最後尾近くで弾けた魔法は、最後尾のレベル2の二匹を貫きHPを全損させ、その前に居たレベル4のウルフのHPを半分程削る。

「おお~凄い!新技」

「はい!ご主人様が進化している間にエレオノと作りました」

とりあえず偉いのでアリシアの頭をでながら全員【魔闘技】を発し迎撃の準備をする。

「アクア!」コク!「ストログ、ディフェンダ、アジリ」

アクアに頼むと強化魔法を立て続けに三つ掛ける。

しかも何気に新魔法だし!ストログが力だから単純に防とアジリティで敏捷アップかな?

〈正解です〉

強化魔法の名前って意外と単純だよね?

神様:分かりやすい方が良いんです!』

あぁ、途中で面倒になったな・・・・。

神様:通信が切斷されました』

おいぃぃ!都合悪くなったからって逃げるなよ!

〈マスター來ますよ〉

ウルフ達は私とアクアの方に二匹、アリシア&エレオノペアの方にレベル5一匹が行った。

私はウルフレベル5に【邪眼】の麻痺を掛ける。するとウルフのきが遅くなり、傷付いたレベル4ウルフの方が先にこちらへ向かって來る。それをこちらから相手の間合いにり、飛び掛かって來ようとするウルフの出鼻を挫き。

「鎌鼬」

魔法を発し一匹目を仕留める。そして・・・。

「ウインドカッター」

アクアが殘りのウルフに魔法を放ち私の援護にる。ウルフは魔法を辛うじて避けるも、私の方に迄は気が回らず無防備に脇を曬す。

「ウインドブラスト」

私は待機狀態で魔法を拳に展開しそのまま【疫崩拳】を放つ。

ドバァン!「ギャワン!」ドガッ! 

私の攻撃にウルフは吹き飛びそのまま木に當たりかなくなる。

〈お疲れ様ですマスター〉

▶ハクアのレベルが2に上がりました。

HPが320に上がりました。

MPが170に上がりました。

攻が96に上がりました。

防が96に上がりました。

魔攻が80上がりました。

魔防が87に上がりました。

敏捷が160に上がりました。

知恵が240に上がりました。

用が180に上がりました。

【魔拳LV.1新】習得しました。

【魔眼】習得しました。

【疫崩拳LV.5→LV.6】になりました。

【見切りLV6→LV.7】になりました。

スキルポイントを10獲得しました。

▶アクアのレベルが2に上がりました。

▶アリシアのレベルが19に上がりました。

▶エレオノのレベルが11に上がりました。

あっちの方は?

〈あちらも決著が著いて最初のウルフを回収してこちらに向かってます〉

そっか、二人とも無事?

〈はい、怪我はありません〉

「ご主人様!大丈夫でしたか?ヘルさんが問題無いと言うので最初のウルフを回収して來ました」

「ありがとう。二人ともお疲れ様、エレオノはちゃんとした戦闘始めてだったけど大丈夫だった?」

「はい、ちゃんと冷靜に戦えていましたよ」

「自分ではもうちょっと上手くやれたらな~、って部分が有ったけどね?何とかなりそうだよ」

初戦闘で張しないで戦えれば大丈夫かな?

〈まぁ、初戦が魔族でしたからね。それに比べればこの辺りのモンスター程度・・〉

うむ、さもありなん。

「ご主人様、モンスターの一部は回収してここに全部置いておきますね!後、魔石の回収も終わりました」

おお流石、話してる間に全部やってくれてた!

「う~ん、アリシアって本當にそつなくこなすよね?」

「そんな事無いんですけどね?」

「いつも助かってる!」

「ありがとうございますご主人様」

ではさっそく。

▶【喰吸】のスキルが発しました。

【疫牙LV.3→LV.4】に上がりました。

【直LV.4→LV.5】に上がりました。

  流石に最初の頃に比べると上がらなくなってきたな~。

〈その分確実に強くなっていますからね〉

あんまり実は無いけど、この數のウルフを楽に捌けるようになってるから強くはなってるんだよね?

〈はい。マスターもですが、他の皆も最初の頃に比べると強くなりました。それに加えエレオノが加わって前衛が充実したのも大きな要因でしょう〉

私達はそんな話をしながらユルグ村に向かって歩き出す。

「そう言えば、この辺ってモンスターよく出るの?」

「普段はそんなに出ませんよ。でも、ここ最近はこちら側に來る冒険者が余り居なかったので、討伐されずに數が増えたみたいです」

「普通モンスターが増えるとギルドが他の支部のギルドに応援依頼を出すんだけど、エルムはアレだったから」

そうかこんな所でグルドの影響出てたのか。

「そう言えばアリシアよくここまで來れたね?」

「エルムまでは行商の馬車に乗せて貰ったので。まぁ、その後で奴隷商に捕まりましたけどね・・・」

アカン、何かトラウマスイッチった。

「で、でもそのおでハクアに會えたわけだし!」

エレオノさんナイス!

「・・・そうですね。うん。それが私の人生の一番の幸運です!」

・・・最近アリシアの想いが重い件について。

〈自業自得です、頑張って下さい〉

私が何をした!と言うか何度も言うけど私何ですけど!?

〈マスターもうすぐユルグ村に著きますよ?〉

プロサッカー選手並の華麗なスルーされた!!!

「アレがユルグ村?」「わ~、あそこがそうなんだ!」

「そうですよ。あの鉱山の手前に在るのがユルグ村です」

「騒がしい?」

確かに村の方が何か騒がしいかも?

「行ってみよう!」

そう言って私達は聲のする方へと走り出す。

ガキン!ガキン!

金屬と金屬がぶつかり合う音。

「オリァー!」「死ねー!」「ぶち壊せ!」

何人もの怒號と罵聲が鳴り響く。

「えぇっと~、ナニこの展開」

私達の目の前でユルグ村の人間と冒険者達が骨とバトルをしていた。

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