《『元SSSランクの最強暗殺者は再び無雙する』》竜王と竜王? 一方、ベルトたちは―――
各チーム それぞれ、本番に向けて調整を始めていく中、明らかに失敗しているチームがあった。それは――――
「一、どうしたら、そんな事になる?」
そう嘆きの聲を出したのは大魔王シナトラだった。
彼の目前には2人。 そのどちらも竜王……竜王が2人に増えていた。
「失敗した。竜王である僕の因子から、最強のワイバーンを作った結果――――僕になった」
「――――しかし、気にするな大魔王シナトラ。僕も竜王、彼も竜王。いざとなればどちらかがワイバーンの振りをして競技に出場すればいい」
「おっと待ちたまえ、僕よ。君は本の竜王ではない。勝手に話に加わってほしくない。それに、競技でワイバーンとなるのは君だ。そのために生み出したのだから」
「おっと、勘違いしないでくれたまえ、僕。君は僕の両親ではない。同等の存在――――所詮、先に生まれたのか、後から生まれたのか……その差でしかない。あまり指図してほしくはないね」
「なるほど、同族嫌悪――――いや、どうやらい君は反抗期になっているようだ。あるいはイヤイヤ期ってやつかな? どうやら行わなければならないようだ……しつけって行為を」
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穏やかな口調で罵り合う竜王2人。
「やれやれ」と大魔王シナトラは頭を抱える。
「えぇい! どちらが喋っているのかわからん!」
怒鳴られた両者は顔を見合わせた。
「どちらが、ワイバーンになるか……力で決めよ。そうじゃな――――戦って《《勝った方》》がワイバーンだ」
大魔王シナトラは、あえて負けた方がワイバーンだとしなかった。
競技の勝敗を決めるのは、騎手ではなくワイバーン。ならば、よりスペックが高い方がなればよい。
加えて、勝った方がワイバーンにした方が後々まで、のしこりというが殘る事がない。
そこまで考えての言葉だった。 おそらく、2人の竜王もそれを理解しているのだろう。
「よし、それじゃ外へ……いや、本當に外に出て戦うわけにはいかないが、本気で戦おうじゃないか?」
「うん、他ならぬ大魔王シナトラさまの意見だ。重きを持って答えなければならないね」
そう言って両者は部屋を出て行った。
果して、どこで、どうやって戦うつもりかはわからない。
(――――しかし、出て行った扉から先に戻ってきた者こそ勝者であろう。ならば、ワシはただ待つのみ)
・・・
・・・・・・
・・・・・・・・・
そして、ベルトたちは――――
薬局の前でマリアは呆れた聲。
「これは一、何をしているのかしら?」
薬局の前は決して広くない広場。 そこでベルトはワイバーンとじゃれているようにしか見えなかった。
「おや、今日もいらっしゃっていたのですか? マリアさん」とメイル。
「もちろん、ベルト宅に來るのは、もはや日課と言っても……いえ、思い出してみると、最初から毎日來ていたわね」
あははは……と笑うメイルにマリアは言葉を続けた。
「それより、これは? ワイバーンも凄く大きくなって人を乗せれるサイズになったみたいだけど、競技の練習じゃなく、どうして相撲をとって遊んでいるのかしら?」
彼の言う通り、目前で繰り広げられているのは相撲だ。
レッドワイバーンのタロウは大きく育っていた。 そんなタロウを相手にベルトは片手で押している。
常人がみれば、その景に驚愕していただろう。
なんせ、見上げるほどのワイバーンが全力で人間に襲い掛かっているのに、人間は片手で押し返しているのだから
「はい、ベルト義兄さんが言うには、誤って人間を襲わないように人の強さを教え込んでいるそうです」
「聞いた事はあるわね。見世《サーカス》とか、猛獣を調教するのに鞭で叩いて言う事を聞かせるって話は」
「そうです。でも、タロウを鞭で叩くのはちょっと……と言ったところ、義兄さんは単純に力比べという遊びを通じて、人間の怖さを教え込もうと」
「ふ~ん ベルトみたいに片手で魔と相撲をする人間は、他に存在しないと思うけど……本當に大丈夫? 逆に遊んでもらうと人間を襲わない?」
「……」と無言で視線を逸らしたメイル。
「ちょっと、何も裏付けもなく……本當は遊んでいるだけじゃないの!?」
しかし、ベルト本人とタロウは――――
「大丈夫、ちょっと運不足だから遊んでいるだけだ」
「大丈夫って、全然大丈夫じゃないでしょ! 競技用ワイバーンが運不足って何よ!」
「任せておけ、本番當日には仕上げてみせるさ……なぁ? タロウ?」
タロウが自の名前だろ理解しているように、赤いワイバーンは同意するように鳴いた。
「くぅ~ん」と犬の甘え聲を連想させ、益々マリアを不安にさせるのであったが……
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