《獻遊戯 ~エリートな彼とTLちっくな人ごっこ~》「どうしてほしいのかちゃんと言って」1

「あ、だ、だめ、清澄くん……」

「ダメ?  どうしてほしいのかちゃんと言って」

仕事終わり。

清澄くんと待ち合わせてディナーをした後、ホテルへやって來た。

をベッドに投げ出し、彼の腕の中でいじくり回される。

私たちのエッチは甘さを増し、恥じらいは徐々に大膽さへと変化している。

「やだ、そんなの、ない……」

「本當に?」

「あ、あ……そこ、そこが気持ちいい……」

「ここね」

これまで寸止めだった彼との行為は、一線を越えてからはもうストップはかからない。

最初から最後まで、私を幸せへといざなってくれる。

「あっ、ああああっ……」

彼の指でまたを仰け反らせた私は、今度は肩で息をする。

清澄くんは私をイかせると、いつもこうして抱きしめて、頭をでてくれるのだ。

「かわいかったよ、莉」

「はぁ、はぁ……」

私はぼんやりと彼の顔を見つめながら、初エッチのときに余裕のなくなった彼の扇的な表を思い出した。

いつも私の気持ちいいことしかしなかった清澄くんが快にうち震えていたあの瞬間の顔が、また見たい。

「清澄くん……」

「……待って。莉。俺はいいって……」

「ダメ……清澄くんも気持ちいいところ教えて……」

「う……」

お互いに一糸纏わぬ姿でシーツの上で絡まり、私は彼の気持ちいいところを手で探った。

どうったらいいかな、こうかな。

れてかすと、彼は長い睫を伏せ、「ん……」と艶っぽい聲をらす。

「清澄くん……」

たまらなくなり、私はシーツの中へ潛り込み、彼のの場所に顔を寄せる。

邪魔にならないよう自分の髪を耳にかけ、「舐めてもいい?」と彼の下半に問いかけた。

ピクンとわかりやすく反応する。

「……え。い、いいよ。嫌だろ? 俺それしてもらったことないし」

口から出てきた言葉はとは裏腹に遠慮するものだったが、過去の関係を連想させることを言われてムッとした私は、それなら余計にしたいとむきになった。

「するもん」

「……え、うわっ…… 待っ……」

大事なモノを扱うように、慎重に、丁寧に。

莉……ヤバいから……」

「どこをどうしてほしいか、清澄くんも言って」

お返しをしたつもりはなく、いいところを教えてほしくてそうお願いした。

私も清澄くんを気持ちよくしたい、彼がしてくれたように盡くしたい。

今までお互いずっと我慢するエッチしかしてこなかった私たちは、気持ちいいところを言い合うなんて初めてだろう。

清澄くんとならそれができる。

莉……そこ、ヤバい……もっと」

「んん……」

頬張りながら返事をすると、彼はさらに熱っぽい反応を見せる。

ああ……こんなの初めて……盡くすのが楽しいなんて。

もっとしたいって思ってしまう。

莉……莉っ……」

「清澄くんっ……」

彼がイッても、私はまったく不快な気持ちにはならなかった。

け止め合うたびに気持ちが深まっていくような、不思議な覚。

何度も繋がって、溶け合って、しさを確かめ合うキスをして。

と颯斗がしていた夢みたいなエッチを、私もしているなんて。

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