私は神科のクリニックの院長。

院施設が併設されているので、

院患者の定期診察も含めて毎日多くの患者を診ることになる。

今日もいつもの部屋に向かい、診察を始める。

「毎日誰かに監視され続けていると仰っていましたが、その後どうですか？」

「先生、それがどうも私の思い込みだったようです。

誰かに見られてるなんて気のせいだって気づきましたよ」

「それは良かった。治療が効いたようですね。

念のため薬を出しますから、しばらくは服用を続けてください」

「どうもありがとうございました」

診察を終えると、患者とれ替わりに看護師さんが部屋にってくる。

「こちらにいらしたんですね。もうご飯の時間ですから、お部屋に戻りましょうね」

（↓解説はこのまま下にスクロールしてね↓）

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解説

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この人は実は院長でもなんでもなくて、自分を院長だと思い込んでいる神病患者。

治療の一環として診察をしている風に病院側も付き合ってあげてて、

それが終わったから看護師さんに連れ戻されているんだよ。

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