僕は大の山好き。

暇さえあれば々な場所の山々をめぐっているんだ。

けど半年前に落事故で足を怪我して以來、登山はまだできそうにない。

その代わりに、山のし遠くから山を遠鏡で眺めるのが最近の趣味だ。

今日はベテランの登山家も集う、比較的険しい山に來た。

山から數キロほど離れた場所にある宿を予約しておいたので、まずはそこに向かう。

良い意味で古びた、味のあるいい宿だ。

將さんのところで付を済ませ、自分の部屋にる。

くつろぐのもそこそこに、すぐに遠鏡のセットを始める。

準備ができ、窓から山が見える位置に遠鏡を置く。

早速覗いてみると、山頂付近に白いワンピース姿のがいて、こちらに向かって手を振っている。

なんとなく僕も振り返してみると、そのはにっこり笑ってゆっくり下山していった。

やっぱり登山家はフレンドリーな人が多い。

早くまた僕も登れるようになりたいな。

（↓解説はこのまま下にスクロールしてね↓）

――――――――――――――――――――

解説

――――――――――――――――――――

ベテランの登山家も集うような山に、白いワンピースで來ているのはおかしいよね。

それになくとも數キロは離れた場所から遠鏡で見ている人を識別できるのもありえないから、人間とは言い難いよ。

そんなのに居場所を特定されてしまったからこの後は…

――――――――――――――――――――