《『元SSSランクの最強暗殺者は再び無雙する』》ワイバーンレース1日目 終盤戦
わかりやすく數字表記すれば――――
1400キロ あるいは900マイル
長距離競技で1日平均140キロを10日。 その総合タイムを競う。
とは言え、初日は規定の距離は短い。 主催者側の理由として――――
あまり、初日から過酷にして人気の高い有力者がアクシデントなどでリタイアするのはイベント運営として、大きなマイナスになるからだ。
初日の距離は90キロほど……それでも十分な飛翔距離になるのだが……
序盤、聖騎士団たちの大逃げ。 中盤にってからベルトたちは崖が続く地形を利用しての加速――――
そろそろ終盤が始まる。
・・・
・・・・・・
・・・・・・・・・
「行くぞ、メイル! それから――――タロウ!」
赤いワイバーンのタロウはベルトのかけ聲に合わせて、返事をするように鳴いた。
そして、超加速。 先頭集団――――聖騎士団に追いつくために――――
だが、そのベルトたちの前に黒い影が現れる。 何者か?
加速地點を利用したベルトたちに追いつき、追い抜いた存在。
決まっている。同じルートを通ってきた者だ。
「なんのつもり――――いや、愚問か? ここで勝負を決めるつもりかシルフィド!」
ベルトたちの前に割り込んできたのは、マリア&シルフィド組だった。
前方でワイバーンの手綱を握るシルフィドが振り向き、ニヤリと笑った。
「そんなマリアさん、ここにきて戦うつもりですか!」とメイルの悲愴なび。
しかし、當の本人であるマリアは――――
「ち、違うわよ。私じゃなくてシルフィドが勝手にいたのよ!」
「え? シルフィドさんがマリアさんの意思ではなく獨斷で?」とメイルが困するのは當然だ。
それほどまでに、マリアとシルフィドの関係を知る者にとって、彼の――――シルフィドの忠誠心は高い。
そんな彼が、どうして? シルフィドは聲を張り上げた。
「マリアさま、申し訳ありません! しかし、今日の主役は、間違いなく師匠であるベルトさま――――ならば!」
さらに聲を張り上げて、彼は――――
「ならば、私たちがこの順位を死守できているのも、ベルトさまの好意によるもの――――今、恩返しましょう」
「――――っ!」とマリアは驚き、それから、
「えぇ、そうね」と力強く頷く。 背後にいるベルトたちに振り返ると――――
「ベルト! 私たちは、ここから全力であなたたちを先頭に――――聖騎士団に追いつけるように引っ張って飛ぶわ。 しっかり、ついてきなさい!」
「良いのか、マリア?」とベルト。 しかし、マリアは、
「良いわけないでしょ? でも――――」
「でも? なんだ?」
「あのフォルス団長って人――――気にらないのよね。一人稱が『我』なんて奴」
そのマリアの言葉にベルトは笑った。 つられてメイルもシルフィドも笑う。
「だからね! 追いついたら、アイツのおでも蹴とばしてよね。それで私は満足よ!」
「あぁ、できたらな。 できたら……それ以上の一発を叩き込んでみせるよ」
「頼んだわよ。お願いシルフィド……ここから全力全開よ」
「はい、この翼が折れてでも――――」
「リタイヤはダメよ」
「わかりました。そうならないように――――ここからは全開で――――ついてきてください。ベルト師匠!」
「あぁ、頼むぞ。シルフィド! マリア!」
・・・
・・・・・・
・・・・・・・・・・
前方、先頭集団―――― 聖騎士団 ワイバーン5匹。
「ここからは終盤になります。いまだに我々の獨走狀態。これは――――」
「まだだ、まだ油斷をするな」とフォルス団長。
その有無を言わさない圧に団員は「は、はい」と返事をする事しかできなかった。
「どうしました、団長? まるで戦場にいるかのように、気を引きしていますね」
「……アレク、お前にはじぬか? 今はまだ後方……」
「後方……ですか? ――――ッ! こ、この圧力《プレッシャー》は」
「そうだ。どういう手段を使って追いつこうとしてきたのか……想像するにも難しい。だが――――」
そう言いながらフォルス団長は背後に向けて強い視線を送る。それから、
「馬鹿が來る!」
団長の言葉通り――――いや、その前に異変が起きる。
バチバチと異音。 聖騎士団たちがに纏っている服が強い風によってを叩く音?
いや、違う。 あまりにも強すぎるプレッシャー。
後方から、先頭を捉えるという強い意思が伝わり理的な異変を、現象を巻き起こす。
そして、それは來た。 彼等の目には、接近する赤い飛翔が映る。
ついに、ついにベルト&メイル組が眼で捉えれる距離まで薄してきたのだ。
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