《7 Start》

認識

私には許せない事がある

許せない事それは

悪がのさばり

正義が潰されている事だ

一見平和に見える風景にも

人の悪意は隠れている

悪意が剝き出しであれば対処はしやすいが

悪が表面化する事はない

當然だ、大聲で悪意を撒き散らす人と

関わりたいと思う人は稀だろう

だからこそ人は噓をつく

噓をつく事で、まともな人間だとアピールする事で

集団の仲間りを果たす事ができるのだ

噓で出來た集団でもそれを本當のものだと皆が認識できれば

平和は訪れるのかもしれない

ただ集団は大きくなればなるほど

ズレも大きくなっていく

そうなった時に力を持つのは、數が多い方だろう

悪も肯定されなければ次第に丸くなっていく

これは思想の話だ

理的な悪は、金銭きんせん的、的、それに伴う神的報酬をけ取る事で肯定されていく

理的な悪に多數決は必要がないのだ

誰かに肯定されなくとも、報酬を得られる事で生命としての肯定をけ取っている

そこには倫理など度外視できるだけの快があるのだろう

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「悪口わるぐちを言うのは良くない」

この価値観は利用されている

悪口わるぐちを良いいいものと認識する人はないだろう

裏で自分の悪口わるぐちを言っているかもしれないと言う疑念も湧いてしまう

悪口わるぐちなんて言わない方が得とくだ

ただ、殘念な事に悪口わるぐちと言い分を識別できる人はない

悪口わるぐちを言い分と認識したり、言い分を悪口わるぐちだと捉えてしまう人が居るのだ

言い分の中に悪口わるぐちがっていれば人は聞く耳を持ってくれるだろう

言い分も悪口わるぐちだと認識している人は言い分すら言わない、それは悪口わるぐちになってしまうからだ

そして言い分すら聞く事はないだろう、それを悪口わるぐちだと認識しているからだ

正しい言い分も悪口わるぐちだと認識されたら

それでお終いおしまいだ

正しい言い分を伝えられなければ、悪はのさばり続けるだろう

言い分が言えない人は立場が弱くなり

泣き寢りするしかない

言ったもん勝ちがち、やったもん勝ちがち

咎められても謝罪して

言い訳を並べれば、それで終わりだ

責任を取らせる事を悪だと認識している世の中では

誰も止まってはくれない

すみませんでした、分かりませんでした、悪意はありませんでしたも度を超えると稽だ

分からないはずがないのに

白しらを切れば、それだけで済んでしまう

悪意の有無で許されるなら

どんな事でも純粋な気持ちでやったと言えばまかり通るではないか

自分が裁かれたくないから、加害者を裁かないと言うのであれば

被害者の気持ちは誰が汲み取ってくれるのか

當事者でもない人に

善悪を決められて

はいそうですかと納得できる訳がない

偉い人が畫面の向こうで偉そうに喋っている

「この國は世界のデータと比較したら幸せな國なんですよ」と

世界のデータがなんだと言うんだ?

平和ボケした脳みそにミサイルを打ち込みたくなる

「貴方あなたより大変な思いをしてる人は居る」で済まされたら、酷い事件が起こる度に我慢のハードルは永遠に引き上げられてしまう

竊盜も、強盜も、暴行も、殺人も、癡漢も、強も、不正も、改ざんも、全てが同列視されるのは納得が出來ないと言う事だ

こんな話をすると「罪に大小はないよ、兇悪犯も軽犯罪も全て悪いんだから」と

一纏めにしたがる人が現れる

言いたい事は理解できる

人間は多かれなかれ罪を犯す生き

「貴方あなたは人を責められる程、立派な人間なんですか?」とそう言いたいのだろう

だがこれには反論せざるを得ない

罪に大小がないと言う言葉が噓だからだ

罪に大小を課せられる人間の能力を捨ててはいけない

大小と識別出來ているのだから、そこには明確な違いが存在している

そもそも代償だいしょうが違うのだから大、小が存在するのは當然だ

人が死んでしまうのと助かるのでは大きく違う

結果論だったとしても、そこには明確な線引きせんびきをするべきだ

「理想を言っても現実問題は解決しない」

この意見は痛いほど理解が出來る

なにを言っても結局多數決に帰結してしまうのだから、人々の支持を得られなければなんの力も発揮できない

実際問題じっさいもんだい私は誰からも支持をされていない

「事を荒立てないで不平不満を言わずに我慢したら良いいい」と言うのは実として理解ができる

ただその言葉を発した時點で

そいつは現実を見ることをやめているのだ

現実の土俵に立ちもしない人が

現実で頑張ってる人を嘲笑し軽蔑する

真面目に向き合ってる人が笑われて馬鹿にされる

そのような空気が私は心底しんそこ嫌いきらいだ

だからこそ、間違っている事を正したい

正直者しょうじきものが報われる世界であってしい

ただ正義と言う者ものは倫理観に縛られているから暴力も悪口わるぐちも使う事ができない

それに対して悪はなんでもありの世界だ

はっきり言って勝ち目などない

と言うか高校生の私に手に負える問題ではないのだ

だからこそミニマムな視點で私の周りの悪だけでも正したい…だけど、私に付いてくる人は一人も居なかった

前は仲の良い友達も居たけど

今はよそよそしくなっている

私が聲をあげる度に周りから人は離れていった

面倒くさい、痛い、関わりたくない、きもい、うざい、そんな事を裏で言われてるのも知っている

ただ私は私である事をやめられない

意見を言わないと言う事は死ぬ事と同義だ

自分でも痛々しいとじる事もあるが

それでも、そう在りたいと言う理想だけは捨てたくない

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