《彼氏が悪の組織の戦闘員Eなんですが…》第2話 え…なんか…彼にさせられた
「あの…言っている意味がちょっと判りません…」
いきなり彼になってね?とか言われてもはい、なりますなんて言えない。
いくらイケメンでも流石に昨日の今日でしかもたぶん私は栗生院くんの玩決定だ。
「ええ?何で?まさか…斷るの?まぁ斷ったら君の家族の家破なんだけどさぁ」
「ええっ?な、何で?何で破されるの?」
言っていることが無茶苦茶であった。
「うーん、失のショックでやっちゃうかもしれないテヘペロ」
テヘペロじゃねぇーよー!
失って何?いつ私にしたの?水一本渡したことしか接點がないぞ!!
そりゃこんなイケメンドル顔に彼になってと言われて嫌なはいない!
だがしかし!その後が問題である!
私みたいなクソダサメガネが彼とかになったら間違いなく誰かの恨みを買う。
しかし、斷るとうちの実家は発されるというサイコ野郎だ。私を恨んだ奴がどんな目に合うのかもはや解らない。
「で?どーするの?」
恐ろしいほど綺麗に笑いかけ脅しをされている。
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やはりあの時無視していれば良かったのだ!こんなイケメンに関わったばっかりに!
「わ…判りました…なります…」
この男なら本気でやりそうだ。
「わぁいやったあ!初彼だ!」
ん?初?なんと?初?
「え?あの初?」
「?何?僕ってそんなに遊んでる男に見えたの心外だよっ!雪見さん!
僕は確かにサイコなクソ金持ちかもしれないけど!
を降ったことは星の數ほどあれど一度も彼を作ったことはない!」
斷言して私はぽかんとした。そしてサイコなことは認めるんかい!
「君にも過去付き合った男がいないのは調査済みだし僕たち清い際を目指しましょう!」
と明るく笑った時、彼のスマホが音をたてた。
「あれ?バイト先からだ」
バイト先!悪の組織!!
そう言えば栗生院くん悪の組織の戦闘員 Eじゃん!正はクソサイコ金持ちだけど!
「はい!本日休みの戦闘員 Eですが何か用でしょうか!」
いや、めっちゃ禮儀正しい!
「え?Cさんがインフルエンザで代わりに出てくれ?
んんん…でも今日は…代わりに僕の友達でいいですか?空手部主將全國大會優勝の人なんですけど
…大丈夫です、はいバレませんよ、ヒーロー達は僕らのことは前菜の雑魚としか思ってないし主將も打たれ強いですし、
…あ?悪派かと?んーとその辺は洗脳してよこします。今日の記憶は適當に催眠師に忘れさせますんで。
ええ、はいそれじゃよろしくお願いしまーす」
と一旦電話を切りかけ直した。空手部主將全國大會優勝者にインフルで休んだ戦闘員の代理を任そうとしている!!
私とのデートの為に!!しかも最後洗脳とか催眠とか騒なこと言ってるよぉ!
「あ、主將さん?ちょっとバイトしません?時給2000円のバイトです!
おお、やりますか!ではちょっと後で知り合いが迎えに行きますんでよろしくですー」
と電話を切る。
「全く、急なシフト変更は困りますよね!インフルなんて絶対噓です!Cさんすぐサボるんだから!」
戦闘員シフト制なんだ…。
しかも時給2000円って私のコンビニバイトより高い。
まぁヒーローにボコられてしまうから治療費込みなのかもしれないけど。
「あの…私つまらないですよ?人でもないし…ダサいし…普通だし…」
「うん!そうだね!君は全くの凡人で可くもないしもないしめちゃくちゃダサい!」
おい酷ぇよ!オブラートに包んでよしは!
「もはやそれなら誰でもいいのでは?」
すると彼は私を見てニコリとまた笑うと
「ええと…あの場に偶然いた雪見さんに運がなかったとしか…
ともかくこれからよろしくお願いしますね?」
となんかよく判らないイケメンでクソサイコで金持ちで悪の組織の戦闘員 Eが人生初の彼氏になったのだ。
しかも本人から運が悪かったとか言われた。もはや喜ぶべきなのかどうなのかも分からない。
「あ、著きましたよ!雪見さん!」
と高級車が止まったのは何と五つ星のレストランだった。
「む…無理…」
私の顔が青くなるのを見て栗生院くんは
「あ…そうか…一般人はこんなとこ來ないか!すみません気が利かなかったですね…」
しゅーんと犬みたいに落ち込んだ栗生院くんは
「よし!なら、雪見さんのオススメのお店に行きましょう!」
え…私のオススメて…
コンビニで余ったパンやお弁當をもらったりするくらい貧乏人の私にオススメのお店なんかない。
スーパーの安売りタイムセールのオススメは知ってても…。
嫌な汗が私を伝う。
こんなことなら學校でイケてる子グループの會話でも盜み聞きしてれば良かった!
クソダサメガネの私なんか誰も眼中にないから人気のないところで一人でもそもそお弁當食べたりしてるしね…。
いやそれよりオススメの店!オススメの店!スーパーの試食コーナー…違うっっ!
普通にモックとか?いや普通過ぎるし私の學校の子がいるかもしれない!
…そうだどうせ恥をかくなら前から行きたかったあそこにしよう…。
「あの…牛丼屋の福牛…」
と言い私は後悔した。
あああ…普通は可い店に行くのについ牛が頭から離れなくなった。
が…食べたい…が……
「まさかの…」
と言いつつその瞳がキラキラ輝いていた。
「よし!福牛に行きましょう!」
と私の手を両手で挾み彼は子供のように楽しそうな顔をしたが私は早くも後悔することになるのだった。
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