《彼氏が悪の組織の戦闘員Eなんですが…》第21話 隠しててごめんね

私は高級マンションでテレビを見ていた。

でかいテレビに映し出される本日のヒーロー達は苦戦してしボロボロになりがらも

「正義は必ず勝つ!良い子の皆!安心してくれ!」

とレッドさんがVサインしていた。

本日の戦闘を振り返るシーンカットでは戦闘員Eが映ってる。

もちろん栗生院くんの代わりだろう。だが…違和がある。

「何かこの竹刀見たことある」

いや待って。時奈お前…考え過ぎだ。

一旦落ち著こう、な?冷靜になるんだ。そんなわけねぇよ。

私は恐る恐るスマホの電源をれた。

イケメンの栗生院くんが微笑んでいる。

「くっ!…イケメンオーラが…っ」

しかし何とかライメで文字を打った。

そう、舞川さんだ。

(あの…最近どう?バイトとか?)

すると文字と家族でお壽司屋さん…回らない方に來ている寫真がアップされた。

貧乏なはずの彼がこんな店に行くとは…どうなってるんだ。

(今日はバイト代でボーナスがったから豪華なんだ!やったぜ!)

テレビではコメンテーターが

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「最近怪人達が強くなってるみたいでヒーロー達も何とか勝ってますが、負ける日も出てきましたよね?今日もそうですし」

「ヒーロー達大丈夫でしょうか?あの稅金どろぼ…いえ、慈善活に貢獻している企業はたくさんありますし…以前の調子に戻ってきてほしいですね」

「それに何故かレッドは最近やたらと戦闘員Eと闘い、時には抱きしめ合って友を作ろうとしているようですが…あれは何の意味があると思いますか?ヒーロー専門家佐藤さん」

「そうですねぇ、レッドは正義溢れる男ですから…下っ端と仲良くなって悪の組織のを探っているのかもしれません」

「そうでしょうか?ネットでは(レッド様が戦闘員Eのおってるように見える)などの書き込みがされておりますがこの件についてはどう考えてますか?」

とそこでライメ。

(そういや最近電車で癡漢に合うんだよな!何とか敗してやろうと思うんだけど逃げられちまって!あの野郎今度會ったらボコボコにしてやる!)

そもそも…舞川さんがスマホに変えたのも最近だ。まさかな。

「栗生院くん…聞きたいことがあるんだけど」

私はある日思い切って聞いた。

「なあに?僕の可い時奈さん…」

と抱きしめられつつ、髪をでながら話す。

「いや、一旦離れよう!真剣な話だし!」

「真剣な…結婚式のドレスの話?は…気が早いか…退院後のデートの場所?それともマンションに不満が?」

「違うよ!栗生院くんの代わりに戦ってるEさんだよ!この人ってもしかして私の知ってる人なんじゃないかな?って!」

「………ん?」

すっとぼけたああああ!!

「いや、この人!!舞川さんでしょ?絶対舞川さんだよね??」

「………ん?」

やはりすっとぼけて微笑む。

「うう…ギギ…教えてくれないなら離してえええ!!」

と腕の中で離れようとするがガッチリホールドされておる!!

「はあ…」

と溜息がして…

「時奈さん…やっぱり勘がいいんだね…そう…彼の上を調査して借金苦に苦しんでる彼を救う為と時奈さんを守る為に雇ったんだ…」

やはり!何てこったい!

「じゃあ…私との友も全部お金で雇われてるから仕方なく…」

そうよね…よく考えたらクソダサメガネと友達になりたい奴なんかいない。

「時奈さんを悲しませるつもりはなかったんだ。でも學校では彼がいれば守ってもらえるし…隠しててごめんね?」

悲しげな顔で言われるとつらい。

「本當なら僕ができるなら守りたいのにそれができないし…歯がゆいし…時奈さんが彼が嫌なら他の人に頼んでも…」

「ううん、いいよ…彼も家計苦しいの知ってるし」

でも私のこと友達と思ってはくれてなかったのか?演技か?

すると髪をまたでられ

「ごめんね?でも…彼今はなんか鳴島に惚れてるみたいだから辭めろって言っても辭めないかもしれないし…」

うあああ!やっぱりー!やっぱり舞川さん鳴島さんに惚れてたんかい!!凄いよ!!

「まぁ利用とかじゃないけど戦闘員Eで士気を上げてヒーローに勝った日は鳴島からご褒をあげることにしたんだ…」

釣ってやがる!完全に餌撒いとるがな!あの狂犬番長とも言われる舞川さんがあっさり手なづけられとるがな!!

「…舞川さんと今度また話してみる…」

「うん、まぁ彼が悪の組織のことバラそうとしたら彼の家族ごと破だしね」

やっぱりかーー!!このサイコ野郎!やっぱりそんな汚い手を使っていたのか!!流石だよ!

「大丈夫、もし本の友でないとしても時奈さんには僕がいるでしょ?僕の君へのは噓偽りないんだからね?忘れちゃ嫌だよ?」

と額に2、3度キスされる。

「ううっ…」

やっぱり瀕死だわ。今日もイケメンの攻撃をくらってしまう。

次の日私と舞川さんは屋上にいた。

側からみたら不良に呼び出しくらったクソダサメガネだ。

「なるほどーバレたか…。まぁそう言うこった!」

あっさり彼は認めた。あー…やはり演技かあ。とガッカリしてると

「まぁ…お前を守るってのは最初は金で雇われてたんだけどさ、今はこっちは貰ってないぞ!戦闘員の方をその分倍にしてもらってっから」

「えっ?貰ってないの?何故じゃあ一緒に…」

「あたしも友達とかウゼーって思ってるよ。今までそんなもん作る暇ないくらい忙しかったからな。ギャルとかがどこどこの店のパンケーキが上手いとかそい言うのしてる暇ないほど家族の為に頑張ってたから…」

「まぁあんたのサイコに目ぇつけられたのが運のツキだよ…あたしならヒーローにボコられて傷作っても喧嘩したみたいに見えるし、それにまた強くなれる!空手道場通うより楽だわ!それにまぁレッドには勘づかれてセクハラされるけどバイト代で借金余裕で返せるし、結構謝してるとこもあるな…」

それについては栗生院くんに禮くらいしたいそうだ。一度詫びいれに行きたいそうだ。

「それにあたしだけだろ?あんたの気持ち解ってやれんの?」

と肩をバシンと叩かれる。力強いよ。

「でもよくあんなサイコ好きになったな?お前…まさかM…」

「違います」

即答した。

「まぁ顔だけ見りゃイケメンだしな…」

うううっ!

「そうだけど!私みたいなクソダサメガネを本気で好きって言う変な人なの!あんな酷い怪我までして助けに來てくれて…!い、一応優しいというかクソ甘いところもあってね…」

「惚気か!」

「ごっごめんなさい…」

赤くなり俯くと

「とにかくあたしは好きでもない奴と一緒にいねーよ!これからはあんたの悩みも聞いてやっから!安心しな!隠しててごめんな!改めてよろしくな?」

と熱い友の握手をわす。

とそこへ生徒達の黃い歓聲が聞こえた。

「何だ?」

と屋上から下を覗くと

なんとレッド(変前)さんと グリーン(変前)さんとブルー(変前)さんが校門で人集りを作っていた。

「おいあのセクハラ野郎…まさかあたしの正に気付いてここまで…ぶっ殺すしかねぇな!」

「あの…竹刀は置いて行った方がいいよ?一発でバレるよ?」

と言うとちょっとガッカリして

「そうだな…じゃあ伝説のヨーヨーでも裝著しとくか!」

「いや無理!ヨーヨーは無理ダサい!」

「なんだと?ダサいのはお前だ時奈!」

その通りですううう!!

はっきり言うこのヤンキーの友達とさてどうしたもんかと考えた。

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