《彼氏が悪の組織の戦闘員Eなんですが…》第109話 の浪人計畫

それから…白髪年の相馬くんは2年に転校し、小高さんの弟として扱われ一気に注目を浴びることになり、E様派VS相馬派にくっきり別れつつある。

相馬くんは學校に行けるということにウキウキしているが、私達とは登校しなかった。

「僕と時奈さんの貴重な時間を割り込む権利はないよね?」

と獨占強いクソサイコが絶対に相馬くんを車に乗せなかったのである。

相馬くんも諦め、

「うん、解りました。じゃあね、時奈ちゃん!」

と自転車に乗った!!彼は自転車で登校を始めたのだ。周りの景を見ながら登校できるからと今まで、外に出なかったのでこちらの方がいいと言っていた。

朝からダブルでイケメンの顔を拝めるとは尊い。因みに暁雄さんは先生なので早目に出勤しているのだ。もちろんこちらも相馬くんを乗せなかった。

「ごめん、相馬…。凜子さんを迎えに行かないといけないから…」

と高級車を運転してクールに去って行く。

暁雄さんは四宮先生に未だにアタックし続けて四宮先生の方ももはや陥落寸前という狀況であった。むしろこれまで耐えている先生の神は見事としか言えない!流石大人である!

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悪の組織ケルベロスは世界中に拠點を築いてその名は世界に轟いている。今では悪の組織というか、一流の企業みたいなものに近い。また、鈴金は逮捕され、真理亜さんも年院に戻った。刑期はびたが、彼はもう怯えることなく暮らしている。年院でのめも耐えて自分が私にしてきたことを反省してさらに私も真理亜さんに會いに行くと彼は喜んで私と吉城くんを祝福した。

「貴方が助けてくれたから私は変われた。いつも來てくれてありがとう…」

「うん!真理亜さん…」

と私は彼と今度はちゃんと友達になれると思った。

怪人達も元に戻る薬が相馬くんの手により開発されたが、開発したのはあの先生と言うあだ名の大學生…間宮浩太さんという事になった。

「何で僕が…こんな名譽ある賞を?ていうか噓がバレたらどうすんですかあ!!?」

と泣きついたが、暁雄さんはあっさりと

「仕方ないよ?先生。こんな高校生の相馬が作ったなんて知れたら相馬の素を洗うマスゴミも出てくるだろう?こいつが長するホムンクルスみたいな存在だと知れる方が厄介なんだよ!?大丈夫先生のことはケルベロスで全面的にカバーするからさ!一生安泰だし、お金もドカドカるだろうし、自分の研究室も持てる」

「うわああ…もはやどれが現実なのか…」

と目を回している。そりゃ普通の人がいきなり超有名人になるなんてね?

私も似たようなものだけど。

アンチはなくなってきたけど未だにE様派から睨まれてるところもある。

それでも彼なしの相馬派に乗り換える者がいて吉城くんはそこは喜んだ。

「いやークローンだがホムンクルスだとか知らないけど全部僕のファンはあげるからどれでも好きなの子と仲良くしなよ?」

とちゃっかり勧めていた。

「でも…時奈ちゃん以上の魅力的なが中々見つからなくて…」

と謙遜するが、ちょっと待て?

私より人で綺麗な子は沢山いるし、もちろん私みたいな子も沢山いるだろうに!!

なんなんだ!?このイケメン共の目は一どうなっているのか!!?

どう考えても時奈にモテる要素ないのにな…。

と思うがもう非日常生活のせいで正常な考えが麻痺したのか?

今日も朝から早く起きて彼と私のお弁當を詰めた。同じ容のお弁當なんて恥かしいと言っていたけど、今では私に話しかけてくれる同級生も多くなったし、裏はある人も多いかもしれないけど、私が會見に出た頃からしずつ批判も変わってきた。

すると朝から気だだれの彼は後ろからハグして

「おはよう…時奈さん」

と言う。この景にもドキドキしっ放しだけど、私は今とても幸せである。

「ねぇ、やっぱり留年しない?」

「ししし、しないよ!卒業するんだから!私は!」

「なら一年だけ待ってくれる?浪人生としてさ…。通信教育でもいいから…お願いだよ。今度は時奈さんと一緒にスタートする大學生になりたい…」

と悪魔の囁きがするのだ。

「な…何でそこまで!」

「判ってるくせに…意地悪だなぁ時奈さん」

チュッと首筋にキスされ弁當落としそうになるからやめてくれ!イケメン!!

そう…私の新たな悩みはこれだ。

このクソサイコは私を一年間浪人させる計畫を立てている!!卒業はさせてくれるけど、自分が卒業するまで待てという無茶な理屈。しかし彼は私と一緒に大學生になりたいらしい。何でかというとやはり一つ年上ということで私が大學生になったらサークルだので飲み會にわれることを大変危懼していた。

彼から

「時奈さんは気付いていなから言うけど、君酔ったら凄いんだ…そんな君僕は絶対に誰にも見せたくはない!」

と言う。あれ?私はいつ酒を飲んだ?

全く覚えがないあたり不安になる。

彼だけのと言って教えてくれないのだ。ずるい。

しまいには、

「うんって言うまでベッドに連行していいよね?」

と大膽なことを言い出したので、流石に私はもはや拒否することを諦めた。

「判ったよ…吉城くんには負けたよ…。一年待ってあげるから…」

と言うと彼は輝かんばかりに発しながら

「やった!!時奈さん!してる!好きだ!!今の言葉はきちんとボイスレコーダーで記録しておいたから取り消すのは不可能だからね?」

とにんまりした。くっ!なんてことだ!抜け目がなさすぎる!そんなもん用意していやがったのか!!流石クソサイコイケメンだ!

こちらの一枚も二枚も上手という訳か!?

負けたぜ…最初から勝てないけどな!!

「時奈さん、嬉しいからキスしよう!」

「えっ!!も、もう!朝から!」

とか言いつついつもやっている。

「時奈さん…やっぱり今日は休む!?」

頰な自分の頰をピッタリくっ付けて甘い香りを放ちながらしてくるイケメンがおるよー!!ちなみにこのイケメンホールドから逃れられない!

「だ!ダメ!流石に!!」

お前、出席日數舐めんなよ!?事件やらに巻き込まれすぎ質になった私はすっかりヤバイというのに!絶対に卒業してやるんだからー!

そこで彼の甘いキスが始まり私は弁當を落とさないようテーブルに置いた。

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